キノの旅を総括したい

"世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい"
そんな世界を余すことなく総括する、キノの旅まとめサイト。ネタバレ注意


 
 〜 管理人コメント 〜

小説22巻を語るニコ生放送を
7/19(金)の23:00から行います
放送コミュニティはこちら


キノの旅データベース
作中言語解説記事
〜それぞれ公開中です


全話リストはこちら



キノの旅XXII
the Beautiful World
(電撃文庫)

   


 記事検索

 全話リストはこちら



 
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
         









































<< キノの旅一巻第一話 人の痛みが分かる国 感想 | main | キノの旅一巻第三話 レールの上の三人の男 感想 >>
キノの旅一巻第二話 多数決の国 感想

●多数決の国 -Ourselfish-

一言でいうなら:多数決し続けた結果一人になってしまった国
名言:(強いてあげるものはなし)


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約30ページ
備考:ひと気のない国

アニメ一期「多数決の国」ページ

 

 

あらすじ
   入国した国には誰もいなかった。ただ、道は整備され建造物はとても立派だった。そして一つの国に三日間滞在するというルールの最終日、この国で唯一の男に出会えた。

 

オチ
   この国は革命を経て民主主義が始まったが、もろもろの問題を全て多数決で決め、少数派だったものは死刑にした。新政府が始まって死刑執行回数は一万三千六十四回、その結果住人は男一人となってしまった。
   男はキノにこの国に残らないかと懇願、あげくの果てに銃を取り出すが、キノは拒否し国を出た。


感想
   立て続けに入国した国が崩壊している「ひと気のない国」シリーズ。1話と似た展開が続くのだからこれが話の基本系なのかと思いきや、そういうわけでもなかった。
   それにしても反対派はことごとく殺すとは、うかうか自分の意見も言えない。キノも(訂正:小説ではエルメスが「さよなら王様」と発言、キノが同様の台詞を発したのはアニメにて)エルメスもこの男を最後に「王様」というわけである。知識をひけらかしたいわけではないが、有名なフランス革命とは本当におかしいねぇ。マリーアントワネットをギロチンで終わりではなく、革命首脳部もことごとくギロチンにするのだから。

 

追記
   上記を書いた際は意識していなかったのだが、このお話はフランス革命がモデルのようである。フランス革命は圧政から市民が立ち上がったとして有名だが、革命後も混乱が続きで首脳部はことごとくギロチンにかけられた。そのためこのお話と展開が酷似している。
   このお話ではキノの世界における市民は特異であることが見て取れる。普通多数決で負けたからといって死刑になるはずがないのだが、この国ではそれが受け入れられており、少数派になった人もそれを受け入れている(最後の多数決は3人であり、死刑が嫌なら逃亡も容易にもかかわらず死刑が行われている)。どうもこの世界の市民は"ばか正直"な傾向が強いようである。

 

 


キノの容姿と装備:黒いベスト・白いシャツ・ところどころが剥げた銀色のゴーグル・カノン・パースエイダー・茶色のコート持参
エルメスの言い間違い:どういう風の吹き溜まり?→正:吹きまわし(累計言い間違い数:1)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:0)

キノが危害を加えられそうになった回数:1(累計数:1)

国の技術レベルと特産物等:現代(農業トラクター)・綺麗な石造の王宮
収穫:なし

[ 小説第1巻 ] 22:15 - | comments(2) | trackbacks(0) |2017.07.26 Wednesday
スポンサーサイト

[ - ] 22:15 - | - | - |2019.06.09 Sunday
アニメ化記念に一巻から読み直すお供に「ネタバレ解説」の方と共にサイトを利用させていただいています。大変丁寧にまとめられていてありがたいです。

一つ記事に関して。この話の感想部分で「キノもこの男を最後に「王様」と」とありますが、さよなら王様というセリフを言ったのはエルメスではないでしょうか。
| すずひら | 2017/11/12 11:10 PM |
このサイトを評価してくれて嬉しいです。ありがとうございます!
ご指摘の点ですが、すずひらさんのおっしゃる通り管理人のミスです。すいません。そして、新しい事実に気付きました。アニメではキノがしゃべっているんですね。それが強く印象に残って間違えたようです。ご指摘ありがとうございました。
| 管理人 | 2017/11/14 12:07 AM |









http://umidorinakoto.jugem.jp/trackback/93