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キノの旅二十二巻第四話 議論の国 感想

●議論の国 -Discussion Maker-
一言でいうなら:徹底議論にも裏があった話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約20ページ
備考:ホヴィー登場

 


あらすじ
 広大な国土の一部で山火事が起きていた。住宅地までは火が及んでいないものの、住人達は消すつもりがないようだった。なぜ消さないのかと疑問に思っていると、TV中継で火事を消すか消すまいかの議論がなされていた。この国では「議論が続く限り絶対に行動を起こさない」という決まりがあり、代表議会で議論が決着しない限り消火はしないのだという。それを話してくれたホテルマンはこの制度を素晴らしいものだと自負していた。だが時間が経ち、風向きが変わったことで火の手が住宅地に及んだ。火は消し止められたものの事前に消火指示を出さなかった代表議会に非難が及んだ。しかし「議論中でした!」という返答にこの国の住人は黙るしかなかった。

 

オチ
 出国したキノの前にトラックが現れた。さきほどの国の商人で再建のための資材を買いにいくという。するとエルメスが、消火反対派に幾ら払ったのかと聞いた。商人はニヤリと笑い答えられないなと言う。時間稼ぎによる火事の被害を期待した建築業界と商人が、反対派に賄賂を渡したようだった。あのルール変えるつもりはないのかと聞くと、議論中さと商人は答えた。

 

感想
 徹底議論をしているはずが裏があったというお話。「議論が尽くされていない」という台詞を聞いたことがあるが、徹底議論したところで裏から手が回っているのなら意味がない。システムを人が作る以上、どこかに穴が発生してしまうということか。奇しくも小説二十二巻発売から約一ヶ月経った2019年8月頃、アマゾンの大規模火災がニュースとなった。この件について管理人は当時あまり関心を寄せず、今回を機に改めて調べてみたもののあまり要領を得なかった。ただ「議論の国」も現実の出来事も、議論の矛先が火事でなく別のところに移ってしまっている気がする。

 

 作中、二日目の朝になぜかエルメスが起きていてキノが疑問に思うという描写がある。これはキノが寝ているうちに火の手が及ばないよう、エルメスが夜通し警戒していたということか。また、このお話でも新たなホヴィーの設定が明かされた。遠路だとホヴィーの燃料が尽きてしまうため、そのかわりに地面を走る車両を使うそうだ。かつて第五巻三話「店の話」では、リフター加熱にともなう故障は素人には対処できないため旅に向いているともあった。

 


キノの容姿と装備:白いシャツ・黒いベスト・カノン
エルメスの言い間違い:なし、カウチポテトは正しく言った模様(累計言い間違い数:50)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:244)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:57)
国の技術レベルと特産物等:近未来
収穫:無料の宿と食事

 

[ 小説第22巻 ] 19:34 - | comments(0) | trackbacks(0) |2019.11.18 Monday
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[ - ] 19:34 - | - | - |2020.09.19 Saturday









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