キノの旅を総括したい

"世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい"
そんな世界を余すことなく総括する、キノの旅まとめサイト。ネタバレ注意


    〜 管理人コメント 〜

毎週金曜日深夜25時頃
アニメ放映直後の時間から
二コ生配信をしています

興味がある方はぜひおこしを
放送コミュニティはこちら

全話リストはこちら




キノの旅XXI the Beautiful
World (電撃文庫)


 
CATEGORIES
 


SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
         
 記事検索
サイト誕生から間もないため不安定
なければ「全話リスト」からどうぞ









































<< キノの旅21巻第五話 満員電車が走っている国 感想 | main | キノの旅21巻第七話 完璧な国 感想 >>
キノの旅21巻第六話 消えた国 感想

●消えた国 -What's Happened?-
一言でいうなら:川を渡って飛び地へ行く話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約30ページ
備考:第三者が主体の話・行先方向描写・月日描写(アカシアの月二十日)

 

 

 

あらすじ
   特殊記録任務係を命じられたのでこの文章を書いている。自分を含めた5人の軍人と旅人1人にモトラド1台が装甲艦に乗り込んだ。目指すは本土から飛び地にある「西領土」と呼ばれる場所だった。

 

   本土の東側には巨大な湖があり、そこから国を貫き西に延びる大きな川がある。「西領土」はその川の上流にあり、木々の伐採の拠点である。切った木を川に流すだけで本土に辿り着くので、とても楽であった。

 

   だが半月以上前に異変が起こった。ある日を境に一切木々が流れ着いてこなくなったのだ。本土と西領土との通信手段はないので、高速艇を向かわせた。すると、血だらけになった使者が帰ってきた。唯一の生き残りの使者も恐怖を言葉にし絶命した。

 

   非常事態だと分かりすぐさま軍隊の派遣が叫ばれたが、その前に偵察隊を出すことになった。そこで選ばれたのが自分達と、こんな時に国を訪れたキノ達であった。旅人は荒事に長けており、モトラドは人間よりも優れた視界を持つためであった。

 

   西領土へ向かっていると、エルメスが何かが漂ってくると伝えた。それは砕かれた資材だった。その後も上流へ進むにつれ全国民が来ている服や、全国民がしている伝統的な髪の束部分までもが川を漂っていた。

 

   全員で今後の方針を話し合った。数人が帰還を主張したが、キノはそれとなく進行を主張した。その結果、探索続行が決定した。

 

 

オチ
   まさかこの文章の続きを書くことになるとは思わなかった。あれから五年、色々なことがあった。5年前のあの時、自分達はついに西領土へ到着した。そこには住人達が普通に出迎えた。西領土の大尉が歩み寄り友好的な会話が為されたが、その大尉の合図で一向は銃を突き付けられた。キノは自分を旅人だといい、入国を希望するとあっさり受け入れられた。

 

   一行は西領土を歩かされた。そこは本土の伝統と違い誰も青い服を着ず、長い髪をしておらず、鞭にたたかれることもなく、指導者の顔写真に頭を垂れず、見せしめに首を吊らされることもなかった。

 

   住んでいた自分達は気付かなかったが、本土は独裁国家であったのだ。それを商人が西領土の人たちに伝え、さらに武器や通信装置がもたらされたのであった。そして旅人であるキノ達は服が流れ着いた時点でそれを察知し、自分達の都合よく事が進むようにしれっとした顔で進行を促したのだった。

 

   その後、西領土は本土の解放を目指し戦闘になり血が流れたが、最後には本土の解放が成った。偵察隊一行のみなが家族と再会することが叶った。キノ達はあの後三日間滞在し、その際他国にこの国を話すと約束、それによりしばらくして商人が訪れた。再びキノ達がこの国に訪れたら大歓迎するつもりだが、いまのところ彼らが来たという知らせはない。

 


感想
   流れ着く服、そして髪。植民地の住人はどんな異形の物に襲われたのかと思いきや、全く違うジャンルの展開となるお話。そこで読み返してみると、そこに至る伏線が散りばめられていたことに気付かされる。そしてキノは何が起きたかを察知しており、自分の都合通り事が進むように仕組んでいるという狡猾さにも感心する。

 

   管理人が現実世界において飛び地で知っているのは、ロシアの飛び地「カリーニングラード」である。といっても作中のような植民地のようが感覚ではなく、ロシヤ本土領から離れ、陸続きであるものの他国領に阻まれ本土領とつながっていない土地である(海には面している)。知ったきっかけは、なんとなく世界地図を見ていて変わった表記だったことから知った。これを機にこの地方の歴史を少し調べたのだが、複雑な立地の故ねまぐるしい歴史を辿っているようだ。

 

ウィキペディア「カリーニングラード」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89

 

 

 

キノの容姿と装備:フルート
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:40)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:245)
キノが危害を加えられそうになった回数:1、銃を向けられた(累計数:50)
国の技術レベルと特産物等:近代・材木産業
収穫:おかげで旅の足になった

 

 

[ 小説第21巻 ] 20:07 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.10.12 Thursday
スポンサーサイト

[ - ] 20:07 - | - | - |2017.10.19 Thursday









http://umidorinakoto.jugem.jp/trackback/411