キノの旅を総括したい

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キノの旅XXII
the Beautiful World
(電撃文庫)

   


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キノの旅の主人公達

   「キノの旅」シリーズはその名の通りキノが主人公ですが、ほかにも複数の主人公たちがいます。現在は小説全20巻が刊行されていますが、主だった主人公達は4組です。それぞれの人々達の旅の傾向を書いてみようと思います。
 

 

 

●キノとエルメスの旅
   タイトル通り、最も話数の多い組。キノの旅とは、あくまで旅をするために生きることである。つまりキノ以外の主人公達が抱く、正義・欲望・素直そのどれにも属さず、ただ旅を続けることを第一に行動し、そのためだったら人殺しも厭(いと)わない。


   旅をすることが第一で、その次に優先することは国の事情を知ること、さらにはおいしい食事や必要物資の無料には貪欲である。一方で国の住人の込みいった事情や、倫理を問われる場面においては興味を示さず未介入を貫く事が多い。


   一つの国の滞在は基本的に三日間と決めている。キノ曰く、それくらいがちょうどいいとのこと(出典「多数決の国」)。これは初代キノの発言から来ている。


   相棒はモトラドのエルメス。エルメスは話に水を差すことが多い一方、旅の知恵袋を担っている。そのおかげで発達した技術をキノに噛み砕いて教えてくれたり、時にはその知識のおかげで危機を回避する。

 

 

●シズと陸、そしてティーの旅
   キノと「コロシアム」で遭遇して以来、主人公としてシズが登場する話が登場。元は父親である王に復讐を果たして死ぬつもりだったが、キノにより死に場所を失い、それからは定住の地を求め旅をしている。そのため、自身が移住にするに足る国を探しているが、国自体が問題を抱えていたり、シズの善意の行動を拒絶されたりと理想の国になかなか辿り付けずにいる。移動手段は戦場跡で拾ったバギー。


   シズは正義感にあふれ、国や個人が困っている場合は積極的に関与する。それは危険なことも多いが、持ち前の剣術により危険を捌けるだけの実力を持っている。

 

   国の滞在期間は特に決まっていないが、大抵の国では移住が受け入れられない以上とどまる理由がないためすぐに出国する。だがティーと行動を共にするようになってからは、ティーの学習を兼ねて十日間(出典「遺産の国」)など多めの日数滞在する事が増えたようである。

 

   相棒の陸は忠実な犬であり、基本的にシズの意思を尊重し意見することはほとんどない。ただひたすら主人であるシズについていく。

 

   船の国以降はティーも旅に同行。彼女は無口だが、シズ以上の深い洞察力で真実を見通す場合が多い。ちなみに野宿をする場合、テントはシズ用とティー用の2つを張っている(「国境のない国」以降)。

 


●師匠と弟子の旅
   とてもフリーダムで、欲望のままに旅をしていると言えばこの二人。シリーズ史上最強を誇る師匠。師匠に劣るものの、十分な実力を兼ね備えた弟子。ただでさえ強い二人が組んだからさあ大変。莫大な報酬のために危険な仕事を請け負ったり、外道を働いた国相手に圧勝したりと最も稼ぎのある組である。悪人には容赦しないが、善良な人々から金品を騙し取ったりするようなことはしない。ただ隙があれば金品を盗んだり、報酬目当てで二重契約をしたりとそこまでいい人というわけではない。2人はポンコツな車で移動、もっぱら弟子が運転手となる。彼女らの稼ぎであればいくらでも買い替えが可能だが、師匠としては愛着があるようだ(小説20巻を終えて車を得た過去についての言及はない)。

 

   師匠はさらに博識で、水晶だと思われていた石をダイヤモンドだと見抜いたり、長すぎるアジンの国から後日出会うミライツーの名前を把握した素振りがあるなど、一般知識止まりの弟子が感服するような頭脳を持ち合わせる。その圧倒的実力で最大利益をいただくのである。

 

   国の滞在期間はこれといって決まってはいない。国での出来事や儲け話によるが、結果的に三日間の滞在している事が多い気がする。


   相棒の弟子は師匠には劣るものの、師匠ですらできない銃のメンテンナスや、特殊装備の所持など師匠とは別の分野で活躍する。

 


●フォトとソウの生活
   フォトとソウの物語は旅ですらない、キノの旅としては異色の穏やかな日々が綴られている。初登場回では奴隷からの波乱のスタートとなったが、エルメスようにしゃべるソウと窮地を脱出後あっさり定住地を見け、さらに運よく写真屋として生きていくことが叶った。このように、非情な展開の多いキノの旅の世界において、フォトのまわりには優しい人しか登場せず、非情な展開とはご無沙汰である。


   フォトの回の特徴は、写真撮影を通した出来事の物語である。特に写真撮影をしたことで隠された真実が判明したり、写真が重要な意味をもたらす事が多い。


   素直なままで生きているフォトのブレーキ役は相棒のモトラドであるソウ。ソウはキノの世界特有の非情な世界を理解しており猜疑心を持って物事に取り組み、度々フォトに忠告をするのだが、どうも杞憂で終わってしまう事が多い。

 

 

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