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キノの旅十七巻第八話 恋愛禁止の国 感想

●恋愛禁止の国 -the Prohibition-
一言でいうなら:恋愛感情は四年しか持たないので禁止している国
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約30ページ

 

 

あらすじ
   商人から聞いた話では、その国は以前は鎖国状態で、城壁の外にあるさらに小さな城壁内でのみ荷物の受取や滞在ができたそうだ。だがその鎖国状態も最近になって解除されたらしい。入国すると他国では珍しい大理石をふんだんに用いた建造物であったが、それぐらいしか見どころがなかった。仕方ないので外で昼寝をしていると、そのうちに女の子がキノを見つめていることに気が付いた。彼女は無言であったが、しばらくして両親が来た。すると子供があの人かっこいい、見ていてドキドキしたと言った。するといきなり両親が強盗のような手慣れた手つきで女の子を眠らせ、彼女を背負って走り去った。そしてキノにお騒がせしました、責任者が説明に行くと言い残した。

 

オチ
   次の日、ホテルに責任者が訪れた。責任者曰く両親の行動は恋愛が法律で禁止されているためだと言う。その理由は、人間の恋愛はたった四年しか持たないものであり、その間であれば相手の欠点すら美点に見えてしまうような異常な精神状態になるが、それは四年後になると我に返るのだという。そこで、恋愛時に発生する脳内麻薬を抑制する薬を飲み、配偶者は国が徹底的に調査して決めるのだった。

   この恋愛禁止令について、他国にも広めてほしいとのことで薬と冊子をもらった。それをどうするのかと言われキノは答えた。

 

感想
   この記事の投稿時、世間ではやけに不倫報道がされている気がする。これほど不倫がリスクが高いということが知られているにも関わらずである。不倫をしてしまう人間のことを勘定に入れれば、恋愛を禁止してしまおうという考えもわからなくはない。ただ恋愛感情とは素晴らしいものであり、それが人生において活力をあたえるものである。そこを否定しちゃいけない。
   城壁の外側に小さな城壁作るという発想は、さわりしか読んだことがないが「進撃の巨人」から発想を得たのか? 確か進撃の巨人では前線側に小さな城壁に囲まれた土地を設けることで、いざという時に巨人達の囮とするが、そのリスク分優遇措置を取っていた気が。
   食後すぐ寝ると牛になるってのは前の話でもあったな。時系列考察の参考になる可能性が?

 

追記

   よくよく読み込んでみると、このお話は「大人の国」に通ずるものがある。キノを見ているのは十二歳くらいの少女で、国によって感情が著しく制限されている。それらを踏まえれば最後でキノがどう答えたか推測できそうである。キノが初代キノを今でも強く意識しているのであれば、それを打ち壊した類似品ともいえる今回の物を地面に叩きつけるかもしれないし、そこまででないのなら実利を取って適当に売ると思う。

 

 

キノの容姿と装備:十代中頃・茶色いコート・銀色のフレームのゴーグル・パースエイダー
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:37)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:217)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:48)
国の技術レベルと特産物等:近代
収穫:恋愛感情を抑制する薬とその製造方法が書かれた冊子・美味しい蒸かした野菜料理

[ 小説第17巻 ] 20:21 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.15 Friday
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[ - ] 20:21 - | - | - |2019.09.11 Wednesday









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