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キノの旅十七巻第七話 楽園の話 感想

●楽園の話 -Exile-
一言でいうなら:陸の孤島に乗り込む話
名言:「生きてさえいれば、まだなんとでもなります。〜」

 

登場人物:師匠と弟子、シショー、ルイーゼ=ヴェロニク
話の長さ:約50ページ
備考:国外・他の話とリンク(遊んでいる国

 

 

 

あらすじ
   シショーお祖母様と呼ばれた老婆は少女に語り始めた。

 

   師匠は池に流れついた。そこに頭の女性が寄り添った。ここは何処ですかと聞く師匠に、頭の女性は楽園だと答えた。この周囲は断崖絶壁に囲まれた地であり、それは人里への脱出が不可能であった。師匠がここに来る際少し手前の国で下手を打ち追われ、車が川に流されたと明かした。その際相棒の男性がいたと言うと頭が詮索するが、いろいろ便利な男だったがそれだけと師匠は言った。


   みなが暮らしている村にやってきた。そこでは六十人以上が暮らしていた。人里離れた地であるため、申し訳程度のものしか身に着けていなかった。女性の比率が多いのは、川に流され池に辿り着く際、脂肪の多い女性の方が生還率が上がるためのようだ。そしてここでは人を殺すことを除いて自由であり、幸い自然の恵みを受け取ることができるので、生きていくこと自体は可能であった。


   村の話を聞いて感謝すると、師匠はもういらないものだと言ってブローチを取り出した。これはある国の宝物庫から奪い追われる原因となったものだった。ブローチは誰かの祝い機会が訪れるまで師匠が預かることになった。それが決まってすぐ、師匠は突然叫ぶと体を砂浜に預け手足をジタバタさせた。皆は意味がわからなかったが、そのままにした。


   次の日、師匠はみなにせがまれさまざまな旅でのエピソードを紹介をした。そのうちに一番最近のエピソードだと言い、例のブローチを盗み出した時の話をした。その国では先王が急死してしまい醜い権力争いが起きていた。王族が身内を殺しあっていたのだった。そんな国に師匠達が入国、混乱の中あっさり国の宝物庫に潜入してお宝を奪った。その一部を国民にばらまいたがそれが原因で人相が割れ、追手がつくこととなったそうだ。逃走し車で無理に川を渡ろうとした結果、今に至るという。


   夕方、師匠の元にルイーゼという女性が訪れた。彼女は師匠に例のブローチを見せてほしいと言った。ルイーゼはそのブローチを禍々しものを見るかのような表情で見ていた。次の日、頭とルイーゼが師匠の元へやってきた。その際ルイーゼが受け身な応対に、頭がたまには「嫌です!」と言ってもいいんだというが、ルイーゼは拒んだ。頭は時間がかかってもルイーゼに「嫌です」と言えるようにさせると言った。


   昼のこと。ほとんどの者が昼寝をしている最中、師匠はルイーゼの元に寄った。そして寝ている彼女の腹に強烈なパンチをした。悶える彼女を肩にかけ師匠が移動すると、頭達に見つかった。師匠は近づくなと言い体を動かした。そして実は自分が魔女なのだと言い手を振り下ろすと、いきなり砂が噴き出した。みながたじろぐなか、頭は師匠にわざとここに来たねと言った。

 


オチ
   師匠はウェットスーツとヘルメットをかぶり川に突入、その後着替えて最初に池に来たのだった。頭はさらに、先ほどの砂は上から誰かがパースエイダーで狙撃したんだと指摘した。それを聞き皆が上を見たが、狙撃手の姿は見えなかった。だが狙撃手である弟子はみなが見えていた。弟子はあらゆる仕掛けを駆使して断崖絶壁の上に立っていた。


   師匠がここへやってきた目的はルイーゼであった。師匠はルイーゼに、陛下がブローチを持って国に帰ることを国民が望んでいる、そしてもう誰も残っていないと言った。このブローチの国の話には続きがあり、暗殺が相次いだ末にそれぞれ付き従う近衛兵が殺し合い、王宮は火に包まれ王族みなが死んでしまったのだという。そして王族の中で生存しているのは争いを嫌い国も身分も捨て旅に出ていたが、悲しみのあまり入水自殺してしまった王女だけだったのだ。そこで彼女の捜索と救出任務を受けたのが師匠達であった。国の人は師匠達は大金を渡し、王女を迎えかつての平和な国家を取り戻してほしいと願っていた。


   師匠のサインで弟子はリュックサックを投下した。それは空中でパラシュートが展開し、ゆっくりと落ちた。そのリュックを師匠は自分とルイーゼにしっかり装着し、崖まで移動した。そしてみなに別れを告げるとパラグライダーを開き崖を歩み出した。頭はルイーゼに、まだやることが残っていたなら行きなさい、そして戻ってくるんじゃない、自分たちのことは忘れなさいと言った。それを聞いてルイーゼは「嫌です!」と叫んだ。

 

   ここまでの話を聞いていた少女は、シショー祖母様、ルイーゼはどうなったのと聞いた。老婆はルイーゼが自分の国戻って立派に女王の責任を果たしたと言った。そして寝てしまった子供を見て、女王様は頭こと自分と村のみなを助け出し自分の国に迎え入れてくれ、さらに二度とそんなことが起きないように川に頑丈な橋を架けてくれた。そして名前のなかった自分はシショーという名前を譲りうけたのだと言った。

 


感想
   女王捜索のため陸の孤島へ乗り込むお話。大金をもらったとはいえ川に身を投じる師匠や絶壁に陣を構える弟子など、行動力がありすぎる。そしてブローチを使った女王割り出しや、意味不明な師匠の動作が弟子へのサインだった等、伏線の張り方も見事。


   頭たちはすでに周囲の捜索を終え脱出は不可能だと悟っていたが、孤島を探検するというシチュエーションはなんだかワクワクする。未知の土地でなにかお宝を見つけ出したくなる。

 

 

追記

   この楽園は女性の方が人数が多く男性よりも優位とある。これは後の巻で判明するが、師匠の故郷「女の国」と同様である。それを聞いた師匠の心中はいかに。残念ながら作中でそれを察する事が出来る記述は見当たらない。

 

 

 

師匠達の装備:ウェットスーツ・ヘルメット・サプレッサー付き大型パースエイダー・絶壁に立つための装備・パラグライダー
殺害人数:0(師匠達の累計殺害人数:116)
師匠達が狼藉を働いた回数:0(累計数:10)
国の技術レベルと特産物等:国外
収穫:女王救出の報酬

[ 小説第17巻 ] 06:53 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.15 Friday
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[ - ] 06:53 - | - | - |2019.04.18 Thursday









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