キノの旅十七巻第四話 左利きの国 感想 |
●左利きの国 -Do the RIGHT Thing!-
一言でいうなら:右利きを敵視する国
名言:(強いてあげるものはなし)
登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約10ページ
備考:入国拒否
あらすじ
国の外でキノは定例の射撃訓練をしていた。右手でカノンを撃った後、左手に持ち替えてさらに撃った。どちらの手でも精度が変わらなかったので、おみごとだとエルメスは言った。
目的の国に着くと、番兵に利き手はどちらかと聞かれた。キノが右手だというと、いきなり若い兵士が殴りかかってきた。キノはそれを躱し、そんなことをされる覚えはないと言った。もう一人の年上の兵士によると、右利きは違法なのだという。この国では左利きが多いのだが、過去に右利きの者がそれによる差別を理由に凶悪事件を起こしたため違法化、それ以来右利きの人間は憎まれているという。
オチ
キノはこの国に滞在することをあきらめた。去り際に、世界では右利きが圧倒的に多く彼らがこの国を知ったらそうするかと言い残した。それを聞いた番兵は血相を変えた。
感想
左利きばかりの国では通じたが、右利きが多い世界では通じない話。左利きの人間はその数的優位性から右利きを弾圧できた。しかし右利きが多い世界では弾圧される立場になってしまった。そうなってはじめて、弾圧される側の恐怖を理解した。こぼれツイート
キノの容姿と装備:カノン・黒いジャケット
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:37)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:217)
キノが危害を加えられそうになった回数:1(累計数:48)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:なし