キノの旅を総括したい

"世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい"
そんな世界を余すことなく総括する、キノの旅まとめサイト。ネタバレ注意


 
 〜 管理人コメント 〜

小説22巻を語るニコ生放送を
7/19(金)の23:00から行います
放送コミュニティはこちら


キノの旅データベース
作中言語解説記事
〜それぞれ公開中です


全話リストはこちら



キノの旅XXII
the Beautiful World
(電撃文庫)

   


 記事検索

 全話リストはこちら



 
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
         









































<< キノの旅十六巻口絵 転がっている国 感想 | main | キノの旅十六巻第二話 育てる国 感想 >>
キノの旅十六巻第一話 死人達の国 感想

●死人達の国 -Spirits of the Dead-
一言でいうなら:ゾンビを全滅させる話
名言:「(人を撃てるかねと聞かれ)射程内なら」


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約50ページ
備考:人外の登場(ゾンビらしき高度な存在)・戦闘あり・世界地理描写(海初見)

 

 

 

あらすじ

 キノとエルメスは海沿いの道を走っていた。来る途中に嵐に会い森で足止めをくらったため、本来なら5日は早く国に着くはずだった。国が見えたので、今夜は白いシーツのベットと食事を堪能できると楽しみしていた。


 その願いはあっさりと打ち砕かれた。国は総勢100人ほどの軍や警察官によって封鎖され、エルメスが冗談で言った敵をバッタバッタと打ち倒す展開になろうとしていた。原因は病気で、なんと死んだ人間が生き返って動き出すという。さらに死んだ感染者は見境なく生きている人を噛み、その唾液から感染した人はすぐ死にそしてふらふら動き出す。その結果国の人口は約二千人に対し生還できたのは約百人ほど、そのため普段は仲が良くない周辺諸国も連合して封鎖しているという。そして、キノに人のカタチをしたものを撃てるかと聞かれた。


 キノは感染者退治に付き合うことにした。まわりから訝しげな目で見られたが、ライフルを五回試射した結果評価が一転した。狙撃手のキノには観測手の警官があてがわれ、合図とともに作戦が始まった。キノは感染者を視界に捉え撃ちぬいていった。観測手の男が躊躇したが、キノは着実に仕事をこなしていった。それは昼休みを挟み午後も続いた。


 翌日。これまでの狙撃でだいぶ感染者は倒せたので、新たな作戦が組まれた。4人一チームが国に潜入、家々を捜索し生存者がいれば救出、感染者がいれば撃破するというものだった。キノは三日間滞在ルールと中の国を見たいがためか、そのチームに参加した。キノと男三人が選定され、ついに国の中へ潜入した。家の前で生存者はいるかと声を上げ、反応がないことを確認し突入、各部屋を探索し終わったなら玄関の扉に×印をスプレーする。それを繰り返していると、ついに感染者を発見した。各自感染者を殺していった。20代でこのチームで2番目に若い兵士は、興奮気味だった。


 一定数倒して帰還しようとした矢先、四方の道を感染者の群れに塞がれ包囲された。リーダーの男が外部と連絡し、城壁からの狙撃による援護を要請、自分達に跳弾が当たるのを避けるため自分達の上を弾が通るよう指示をした。若い兵士は一点突破による帰還を主張したが、みなから反対された。挟まれたら援護も受けられず終わりだった。そこで編み出された作戦は、四方の道につき一人を割り当て最初にショットガンの有効射程まで前進、敵の群れと歩調を合わせ後退しつつ確実に数を減らしていく作戦だった。若い兵士は動揺していた。


 そして作戦開始、キノは確実に敵の群れを仕留めていき、やがて自分の方向の敵をほとんどの敵を倒した。残った敵は援護の狙撃手にまかせ、危惧していた自分の真後ろの若い兵士のもとへキノは走った。若い兵士は錯乱し、弾切れにもかかわらず引き金を引いていた。そして感染者がその兵士の頬に手をかけた。そして噛まれる寸前でキノが手前に引き寄せた。キノは足手まとい若い兵士を気絶させ、順次敵を撃破。別の二人が敵を全滅させた頃キノは街並みを眺めていた。


 本部へ帰還し感染者の全滅が確認された。そして兵士の元へほかの三人が見舞いに行った。すると兵士は人類の敗北だ、今日のことを一生誰にも話さないと言った。

 

 

オチ
 役割を終えキノとエルメスは出国した。エルメスは仮定の話と断りを入れたうえで話を切り出した。感染者の正体は、病気ではなく人間を超えた高度な生命体であり、彼らは脳がフル回転して他人と精神がつながっており、満ち足りた精神世界を体感、みなにそれを味わってほしくて噛むことで仲間を増やそうとする。体の緑の斑点は藻であり、光合成ができ食事の必要がない。さらに、体を破壊された仲間を食べることで一つの個体に別の個体が生きることができる。そして放っておいたら世界中のみながそのようになり、そこで初めて人類は本当に幸せな生物に進化を遂げる。この計画は廃棄されたものだったが海の深いところに隠れていたのかなとエルメスは言う。

 

 証拠はないよねとキノ。そう言ったとエルメス。あと、感染者が触れた人間にはその感覚が伝わり、それを知ったらその素晴らしさゆえにそれを拒む者はいないという。キノは自分がそうなったらモトラドに乗れなくなると確認し、次の国へ行こうかとエルメスに言った。

 


感想
 まさかのゾンビ物の展開。お約束の展開を抑えつつ(こぼれツイート)、キノの安定した強さが光る。感染者に触れられた兵士の運命はいかに。噛まれたわけではないので兵士が噛むことで感染者が増えるようなことはないが、その素晴らしさを知っているがゆえ、全人類にそれを知らしめるための行動を企てるかもしれない。それにしてもなぜエルメスが事の真相らしきものを知っているのか。また、海の深いところに隠れていたといっているが、それが冒頭の嵐の影響で飛び出してきたのか、などなど謎は考察は尽きない。


 話の序盤エルメスがこの世界のようではなく、国の皆が城壁から出て他国ともっと交流する新しい世界、すなわち現実世界を見てみたいと言っている。

 

 


キノの容姿と装備:若い人間・茶色のコート・黒いジャケット・ゴーグル・カノン・借り物のスナイパーライフルとショットガン
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:37)
殺害人数:169以上(キノの累計殺害人数:これまでの数48+今回169=217)
キノが危害を加えられそうになった回数:1(累計数:47)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:報酬の食事・燃料・携帯食糧・カノンの弾丸や火薬

 

 

考察(キノの殺害人数)
 見ての通り本ブログでは各主人公の殺害人数を逐一記録している。中には正確な殺害人数が把握できないものがあるが、出来るだけ吟味したうえで最低でも殺したであろう数字を弾き出し、累計カウントに付け加えている。


 そして今回であるのだが、キノはゾンビのような不確かな存在を大量に殺している。それをカウントし累計数に入れるか否かを悩んだのだが、結論としては「今回の分も累計数に入れる」ことに決めた。理由は、もし入れない場合、今後キノの累計殺害人数を発表する際にわざわざ注釈を入れるのは歯切れが悪いためである。そんな理由でとりあえず今回は殺害人数を付け加えることとなったが、問題はその多さと正確な数把握の難しさである。なので今回は殺害人数に関連する情報をこの場を用い列挙、逐一吟味していきたい。

 

 

一日目
・国の人口がおよそ二千人、うち生存者が百十二人〜国いる感染者約1888人
・狙撃手は二十人(キノを含めることとする)
・キノ、共食い集団が撃たれるのを見てから、五歳くらいの男の子より撃つ〜直接殺害記述1
・昼食休み時、キノ「全員で500は倒した」
・この日の作戦中止。午前の分を合わせ破壊した頭の数は1500弱。残り約300ほど
・最後に30歳くらいの女性を狙撃〜直接殺害記述1
〜全員殺害1500÷狙撃手20=75体を一人当たり狙撃。キノなら狙撃手20人の中でもトップクラスの腕を持つことから平均以上の可能性が高いが、最初の出遅れもあるので最低撃破数ということで単純計算の平均値75体をキノは倒したということとする。

ここまで直接殺害記述2、推測撃破数75

 

 

二日目
・午前中の成果は全員合わせ50あまり。まだ250以上残っている〜全員殺害50÷狙撃手20=2.5人、ここでは3人キノは殺害したとする
・国へ潜入、初会敵で三人の感染者をチーム四人が発砲(直接殺害記述1とする)
・家の捜索終了。将校「57人倒した」
〜全員殺害57÷4人=14.2人だが、隊列がキノはしんがりのようなので、ここでの撃破数10人としておく

 

・四方防衛線〜残りの敵193以上÷四方の敵=48以上が一方にいる

・ショットガンで六十代老人男性と四十代女性の同時撃ち、次の二人へを狙いを移す〜直接殺害記述2
・"キノは撃った。そして、散弾を弾倉に足した。"〜直接殺害記述2
・"キノは撃って撃って撃って散弾を足して撃って撃って撃って散弾を足して撃って撃って撃って散弾を足して撃って撃って撃って少し下がって撃って撃って散弾を足して撃って撃って散弾を足して数歩だけ下がって撃って撃って撃って撃って散弾を足しながら二歩下がって撃って撃って撃った。"
〜わかりづらいので行動を一文字に置き換える。さらに一撃につき殺害2人換算。(撃って→「撃」、散弾を足して(リロード)→「リ」、数歩下がって→「下」)
撃撃撃リ撃撃撃リ撃撃撃リ撃撃撃下撃撃リ撃撃リ下撃撃撃撃リ下撃撃撃
結果撃=23、一撃に2人殺害なので直接殺害記述46

・"キノはもう狙わなかった〜脇の下にパースエイダーを挟んだまま撃った"〜直接殺害記述1
・キノは残った敵5人の狙撃を援護の人に任せた〜城壁より援護の狙撃手の数は多くても20以下。だが、防衛線が始まった際の敵の数は48以上としているのですでにオーバーキルしてそうで数の整合性が取れないが、ここでは直接殺害記述51を撃破数としてカウントする
・若い兵士に触れた女性を殺した〜直接殺害記述1
・カノン6発による撃破〜直接殺害記述6
・迫る群れへと再び撃ちまくった。
〜若い兵士援護の際のキノの撃破数は把握しづらいが、最後の記述である"群れ"との表現から少なくとも20人いないと群れと呼べないと思う。なのでここでは20人撃破とする

 

 

これらをすべてまとめると、直接殺害記述は2(一日目)+1+2+2+46+1+1+6=61となる。もちろん正確な数が把握できない推測撃破数は含めていない。直接殺害記述以外を換算すると
一日目の狙撃75+二日目の狙撃数3+家宅捜索10+若い兵士援護20=108。すなわち
本編におけるキノの撃破数は少なくとも169以上である

[ 小説第16巻 ] 00:23 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.10 Sunday
スポンサーサイト

[ - ] 00:23 - | - | - |2019.06.09 Sunday









http://umidorinakoto.jugem.jp/trackback/312