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キノの旅十五巻第二話 マニアの国 感想

●マニアの国 -What I Want & Why I Want-
一言でいうなら:銃マニアに出会う話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約ページ
備考:他の話とリンク(人を喰った話の前日談)・口語がメインの話

 


あらすじ
 キノが案内されたのはパースエイダーマニアのコレクション部屋だった。案内した男の物で、普通の給料では足りなかったのでレストランの会社を始めて、国で一大チェーン店の創設者になったのだという。男はキノのパースエイダー細かく分析、そして感心した。そしてどれか、もしくは全てを譲ってくれないかと申し出たがキノは断った。男は自分の場合でも同様に答えるだろうと理解し、引き下がった。

 

オチ
 だがキノがこの銃で人や動物を殺すと聞くと男は驚いた。銃は芸術品であり、撃って血に染めるなんてありえない、そんなことがある旅になんて絶対出ないと言った。次の日、キノに男から手紙と小荷物が届いた。自分が入荷した物の中にナイフ型のパースエイダーがあり、大嫌いなので使ってほしいそうだ。さらにナイフは人を傷つける恐ろしいもので、この国では殺人事件の九割以上が刃物によるものだという。手紙を読んで最後まで妙な人だったとキノ。そしてナイフ型のパースエイダーをもらっておき、今後雪上で走行するためにエルメスに雪上仕様の装備させることを考えた。

 

感想
 銃は本来人を殺すものなのに、その本分から離れている銃マニアのお話。そのくせナイフは嫌っているのが矛盾しており変である。この話は第二巻「人を喰った話」の前日談であることがうかがえる。エルメスの雪上装備の言及と、もらったナイフ型のパースエイダーである。キノはこのパースエイダーにより命拾いすることとなる。
 作中、キノの装備についてマニアらしい事細かな解説がなされる。これを聞くとメタルギアソリッド3でのスネークの銃の独奏を思い出す。

Youtube「観るMETAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」https://youtu.be/KZea7E7drnM?t=1h26m53s

 


キノの容姿と装備:カノン・森の人・フルート
エルメスの言い間違い:切り札もないね→正:身も蓋もない(累計言い間違い数:36)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:48)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:45)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:ナイフ型のパースエイダー・レストランチェーン店の無料利用

[ 小説第15巻 ] 23:40 - | comments(1) | trackbacks(0) |2017.09.07 Thursday
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[ - ] 23:40 - | - | - |2020.09.19 Saturday
「それのどこに価値を見出すのか」「どういう意図で求めたのか」は人それぞれなのですよね。
以前実際に見かけた話ですが。古本屋で本の中身を一切見ずに背表紙や箱の状態だけ見てシリーズ丸ごと買おうとする客が居ました。しかもそれは少々ボロい本でした。店員が「中身の状態見なくてもいいの?その作者が好きなら奥にもっと状態のいい本もあるよ」というような質問をすると、客は答えました。「中身なんてどうでもいい、ドラマの撮影のセットの一部として置いておくだけなんだ、一山並べて置いたときそれっぽい雰囲気があればそれでいいんだよ」と。

鎧兜や剣や城・要塞だって人によっては”戦う道具”ではなく単に”美術工芸として美しい品”であるのですから、たぶん銃も然り。男にとっては多分、「丹精込めて作られた」「精密な機器」「飛び道具」「男から見て美しい」とかいったポイントが重要で、殺傷能力はどうでもいいのでしょうね。そして素晴らしい銃を消耗させてしまうことをもったいないと思って、男から見て大嫌いな血で汚れそうなナイフ付きのをプレゼントした。そっちだったら血で汚れても気兼ねがないので。たぶん「血で汚れるような」「ナイフ」型の「実践用の無骨な」タイプが嫌いなのでしょう。単に刃物全般が苦手なのかもしれないですけども。

個人的にはすごく男の”大嫌いなものから先に消費したほうがいいのでは”という考え方が非常によくわかります。たとえば何かの工作作業を初めて行うとなって目の前にS級の上質材料とB級のどうでもいい材料があったら、まずはB級を消費して試すなり練習するなりしてからS級の材料に手を付けると思います。C級の低級材料ならなおさら安易に練習台として使い倒せます。S級に触るのは、うまくなってからにしたい。
(そして、最初からS級で練習しないとS級に慣れられないから練習が二度手間だよねというツッコミを受ける。。)

考えてみればキノはもう十分すぎるほどの上級者で練習など不要ですし、命のかかった現場でわずかな差で生死の境目が起こりかねないことを考えると、高価なものだからと出し惜しみする場合ではなく、常にその状況において最も良いものを最も的確なものを使うしかないよね!ということも思うのです。思うのですが。。

頭ではどうあるべきというのがわかっていても、理屈ではどうにもならない執着心に従ってついつい動いてしまうのもまたマニアならではだと思うのです。。だからこの人は有り余るほどのコレクションを持っていても、それは観賞するために持っているので、実践に投入することはほぼあり得ないでしょうね。
| ビビッド | 2020/01/24 9:36 PM |









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