キノの旅十巻第六話 ティーの一日 感想 |
●ティーの一日 -a Day in the Girl's Life-
一言でいうなら:ティーの奇行とその解釈
名言:「ん、いっしょにいこう。りくはなかまだ」
登場人物:シズと陸とティー
話の長さ:約10ページ
あらすじ
今日はシズが仕事に出ているため、陸とティーは一緒に過ごすこととなった。ティーは出かけると言い、陸は同行した。
ティーどんどん進んでいき唐突に「おわりだ」と言った。どうやら自分の影をひたすら踏んできたが、日が落ちはじめ見えなくなったので終わりだと言ったようだ。そして「かげ。くろい」「だいじょうぶだ」と言った。
その後、ティーは町の中心のビルを見つめていた。暗くなりビルに明かりがともると、「あれちがう」と言った。
ホテルに帰り夕食にする。すると、ティーがマーマレード付きのクロワッサンを陸に突き出してきた。陸は頂いた。すると「なかまか?」とティーが聞いてきた。
陸は一連の発言の意味が全く分からなかった。
オチ
そのことをシズに話すと、シズなりの解釈が返ってきた。
影を踏んでたのは「船の国」の黒い人がいなくなったことの再確認であり、それを大丈夫と言ったこと。
ビルに明かりが付いたことも、「船の国」の塔と違うということを認識したということ。
食べ物を突きだしてきたことも仲間には食事を分け与えるということをティーなりに実践したのではないか、という解釈だった。
翌朝。出発の際にティーが名言を言ってくれた。陸はティーを仲間だと認識した。
感想
意味のない行動に思えても、解釈次第では意味をもつことが感じられる話。
殺害人数:2、実際はもっと殺していそうだが少なくとも(シズの累計殺害人数:27)
シズの主張が認められなかった回数:0(累計数:5)
国の技術レベルと特産物等:近代
収穫:ティー用のグレネードランチャー