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学園キノ6巻が2019年10月
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キノの旅四巻第二話 ××××× 感想

●××××× -solo-
一言でいうなら:子供に連れて行ってほしいとせがまれる話
名言:「〜。自分ひとりの命を守るので精一杯なんだ。〜」

 
登場人物:キノとエルメス(直接表記なし)
話の長さ:数ページ
 

 

2018/4/29〜記事修正、追記にて本作は著者の「優しい国」の補完と書いたが、それは読者の考察であり実際にそうかは不明。それに伴い記事を修正。詳しくはコメント欄にて

 

あらすじ
   国の外、道を走っていると子供がいた。連れて行って下さいと子供。どこからきてどこへいくのかと聞くが答えない。名前を聞くと「×××××」と答える。旅人は断り、しゃべるモトラドにまたがり子供を置いて走った。

 

感想
   「×××××」とはキノの旅シリーズにおいて禁止用語が出た際に置き換えられる記号で、文字数にかかわらず「×××××」となる。一方でキノの子供時代の名前についても「×××××」であることから、この子も同じ名前であった可能性がある。
   さらに勘ぐってしまうのなら、挿絵にはあくまでキノらしき後姿であり、キノとエルメスと言う単語が出てこない。つまり「×××××」こそキノであり、旅人は元祖キノである可能性もある。ただ故郷を離れたときキノは髪が長く、そもそも国の外にキノがいるのはさすがに不自然か。それに、キノの台詞は「優しい国」での台詞をなぞっている。これらを総合的考えると、この話は優しい国の後の話で、いつもの主人公キノが「×××××」と名乗る自身の子供時代と同名の子に出会ったというのが妥当か。

   ところで、どこから来てどこへ行くのという記述を聞くと、かの有名画「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」(ゴーギャン作)を思い出す。

 

追記

   上で旅人がキノでないのではと書いたが、どうやらキノである可能性が高いようである。自身の放送で教えてもらったのでソースが不明であるのだが、このお話は「優しい国」におけるエゴの台詞が本来の意図とは異なる受け取り方をされていたので、著者が補完する意味を込めて本エピソードを作ったそうである。のではないかという意見をいただいた(情報提供:陽佐倉さん 詳しくは下記コメント欄にて )。つまり、優しい国でのエゴ発言はキノが母親のエゴを非難していると誤解しがちだが、本当はこのエピソードのようにキノ自身のエゴで連れていけないと言いたいのである。

 


キノの容姿と装備:黒いジャケット(イラストのみ)
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:7)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベルと特産物等:国外
収穫:なし

[ 小説第4巻 ] 21:28 - | comments(3) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
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[ - ] 21:28 - | - | - |2020.03.25 Wednesday
こんにちは。毎週生放送楽しみにしている者です。
この記事の追記の情報について、おそらく自分の書いたコメントが元になっていると思うのですが
そうなんじゃないかな、と思っただけで、作者がそう言っていたのを聞いたわけではないです。
なので、ここで「作者はこういう意図でこの話を書いたらしい」と言ってしまうと、割とデマになってしまうかと。
(情報元が私じゃなっかたらごめんなさい。求む!ソース!)

実際作者は別バージョンの『優しい国』も発表しているし、あのセリフはさくらの両親に向けているようにとれるから、
キノの意思を明確にしたかったんじゃないかと思うのですが…。
自分は実は二巻を読む前に先に四巻を読んでいたので、後で『優しい国』を読んだ時すんなりと、キノは自分自身に言ったんだろうと思ったんですよね。
(『優しい国』でキノに例のセリフを言わせるのは、あまりにキノが冷たい人間のようで、勇気が要ったんじゃないかと思います)
| 陽佐倉 | 2018/04/28 12:36 AM |
久々にヒートアップしてしまったのでついでに書かせてください。
自分はこの話は、キノの心象風景なのかなと感じました。旅人は主人公キノ、子供「×××××」もキノ。

読み返してて思ったのですが、この草原『紅い海の真ん中で』の場所に似ている気がします。
花の咲いていない時期の草原、もしくはこの子供自体が花か(×××××だし)。

×××××と呼ばれていた少女は今もキノの中のどこかにいるけれど、『大人の国』ラストでキノは元の名前を捨てたし、『何かをするために』で完全に人格を切り離してしまった感があるので二人は共存できない(連れていくことはできない)。でもその子供は死ぬわけでも消えるわけでもなく、ずっとそこにいる

一巻で『大人の国』を語る「わたし」の正体なのではないか…と漠然と考えました。

とりとめのないことを長々とすみません。
毎週の放送があるので相対的にキノの旅について考える時間が増えました。割と感謝してます。
| 陽佐倉 | 2018/04/28 12:52 AM |
なるほど、管理人が早とちりしてしまった部分があるようです。追記に関しては修正させていただきます。ですがコメントでの考察も含め、とてもユニークで説得力のあるものだと思います。

前々から放送を見に来てくださり、ありがとうございます。
| 管理人 | 2018/04/29 3:03 AM |









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