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キノの旅二巻第八話 優しい国 感想

●優しい国 -Tomorrow Never Comes.-
一言でいうなら:キノが調子狂うほど優しい国
名言:「その、もう一日二日滞在できませんか?」


登場人物:キノとエルメス、さくら、師匠の弟子
話の長さ:約50ページ
備考:公式人気投票上位・(ひと気のない国)

アニメ一期「優しい国」ページ

アニメ二期「優しい国」ページ

 

 


あらすじ
   旅人の評判が最悪の国に入国、のはずだったが住人からは大歓迎を受けキノとエルメスは拍子抜けした。住人にいいホテルはないかと聞くと、さくらという少女が両親の経営するホテルに案内してくれた。その後、街の機械工に頼みエルメスのメンテナンスをしてもらった。それからも行く先々で人々から歓迎のあいさつを受けた。


   二日目の朝、紹介してもらったパースエイダースミスの元へ行き、カノンのメンテナンスを頼んだ。待つ間、公園で街の歴史の劇を見た。打ち上げパーティーに誘われるとキノは楽しそうに参加した。ガンスミスの元に戻ると、メンテナンスを受けたカノンは初めて手にした時以上の感触だった。そしてパースエイダースミスは師匠と呼ばれた人を知らないかと聞いてきた。しかしキノは師匠の言いつけ通り知らないと答えた。その後、パースエイダースミスは森の人と呼ばれる銃をキノに強引に渡した。

 

   ホテルに帰る途中、さくらに素敵な高台に連れて行ってもらった。そしてさくらは両親の仕事を立派に継ぎたいと言った。きっとなれるとキノ。ホテルに帰ってからさくらの両親が来て、さくらに旅に出たくないかと聞いた。しかしさくらはここで勉強したいと言った。キノはその光景を別世界の出来事のように眺めていた。


   三日目の朝、キノが寝坊した。その後、結婚式を見に行った。花嫁と花婿がたくさんの袋をばらまいた。その中から木の種が入った袋を見つけ、それを持って次の朝を迎えると次に幸せな花嫁になれるそうだ。それを見つけたキノはさくらに渡した。ホテルに戻ると、兵士に出国の準備をお願いしますと言われた。キノは何気なく追加で滞在できないかと聞いたが、ルールだからと断れられた。そして出国間近。多くの人に見送られる中、キノは皆にこんなに親切で楽しかった国は初めてだと感謝の弁を述べ、出国した。

 

 

オチ
   国から離れて眠りにつくが、嫌な予感がして目を覚ました。すると火砕流がさきほどの国を飲み込んだ。キノは呆然とし、ぺたんとそこに座りこんだ。


   夜が完全に明け、出国前にさくらとその両親からもらった野外食を食べ終わると、そこに手紙が入っていたことに気付いた。それはさくらの母親からの手紙で、この国が火砕流に飲み込まれること。国を捨てるか留まるかと考えたとき、余所からは理解されないかもしれないがここしか場所を知らないので留まると選択したこと。自分達はいなくなるがこの国を記憶しているのは悪い印象を持った旅人しかいないこと。そうなっては悲しいので次の旅人は大歓迎すると決め、そしてキノが来たこと。追伸として、この事実を知っているのは参政権を持つ12歳の人間であり、さくらが12歳になるのは本日であること。キノに連れて行ってもらおうかと思ったが、さくらが親の仕事を継ぎたいと言ったので一緒に連れて行くとのことであった。


   「エゴだよ……。これはエゴだ」とキノは言った。さらにさくらの手紙も入っていた。結婚式の時の種と、これは自分が持っていても仕方ない、私たちのことを忘れないでと書かれていた。


   それを読み終え、キノはエルメスに乗り走り出した。

 


感想
   キノの旅15周年スペシャル投票企画「人気の国」(http://kinonotabi.com/result.html)にて人気投票第一位となったのが本作である(それに関する管理人レビューはこちら)。評判が悪いはずが一転、大歓迎を受けるキノとエルメス。住人からの歓迎、そしてやさしさを感じる描写が丁寧に描かれている。そのことからも人気投票一位であることが頷ける。


   そしてさくらと自分の関係を見て、キノと元祖キノの関係を感じるキノ。さらにさくらと両親の温和な関係に、自分と両親の理想的な光景を感じているであろうキノが描かれている。キノが国から逃げ出しさなければ今のキノはないが、それと同等にこのようにキノも生きれればなと思わせる。


   キノが寝坊するのはシリーズが20巻迎えた中でも唯一今回のみだと思う。そして、旅が困難な冬以外で三日間ルールを捨ててもっと滞在できないかと聞くのも極めて異例。それを驚くエルメスに「いや、なんとなく……。そんなに驚くなよ」という言葉遣いも聞き慣れない台詞である。


   話の終盤、「エゴだよ……。これはエゴだ」という台詞、さらに続いてエルメスがしゃべる言葉は四巻「×××××」でも出てくる台詞である。またこのセリフに関しては作者が本来の意図が伝わりづらいとして、アニメ二期で補完がなされている。

 

 


キノの容姿と装備:十代半ばほど・茶色のコート・ゴーグル・カノン・カップ
エルメスの言い間違い:家財道具→正:火砕流(累計言い間違い数:6)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:10)
国の技術レベルと特産物等:近代以上
収穫:森の人・とても美味しい食事・エルメスのメンテナンス・カノンのメンテナンス・森の人用のホルタ―改造・ただ同然の燃料と携帯食糧・伝統的な野外食・花嫁になれるという木の種

[ 小説第2巻 ] 19:39 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.04 Friday
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[ - ] 19:39 - | - | - |2018.05.19 Saturday









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