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キノの旅 劇場版アニメ「何かをするために」 感想

●キノの旅 劇場版アニメ 何かをするために -life goes on.-
公開日:2005年2月19日
おもな登場人物:キノとエルメス、師匠
本編約30分

 

 

 

まえがき
   この記事はアニメ第1期の各話まとめを書く前に書かれたものであり、あらすじと感想が入り混じった記事となっている。通常の書式とは異なるがご了承願いたい。

 

 

このアニメについて
   本作は劇場版として単館上映され、後にDVD化された。時期的には、キノの旅アニメ第一期シリーズが開始されたのが2003年4月、小説版キノの旅VIIIが発売されたのが2004年10月であり、その後に本作が公開された流れになる。

 

   今回総括ブログ拡張の一環として、劇場版の記事を書こうと思った。キノの旅のアニメ1期シリーズは放送当時に見ていたのだが、劇場版の方は把握していなかったためつい今しがたの初視聴となった。ということで、久しぶりにアニメ視聴。まず思ったことは、師匠の目が怖いな。アニメのキャラクターデザインは多用多種なので、こういったある意味目が特徴的な作品もあるのか。にしてもやはり小説とアニメは違う。銃の描写など、小説であれこれ書かれていても、想像力があまりない筆者にはイメージがわかない。しかしアニメはしっかりと描かれるので、小説で記述されていた銃は、絵にするとこんな形になるのかと感心させらる。

 

   話の序盤、ストーリーが幾分か変化している。小説では最初に来た火薬屋がキノのコートのことを教えてくれるが、アニメではそれを知る過程が増えている。ストーリーは進み、初代キノの母親と対面。カメラが360°回転するところや、さらに母親が殺しにかかってくる際、意識が朦朧としているなかで母親が異形の姿に見えている演出もアニメならではと思った。そんなことに関心しつつ、このままアニメは終るかに思えた。
 

 

   ところが、あれ!?「設定が、小説と違う!?」というのも、キノが初代キノの母親だと思っていた人物は、息子の死を聞かされた(おそらく初代キノではない)母親がそれを信じられず、しまいには息子の名前すら忘れ、通りかかる旅人を仇だと言って殺していたのだという。つまりただの殺人鬼である。そしてその人物は国外に住んでいたため近隣の国では裁くことができず、その国の人間が師匠の元に相談(作中伏線として登場)した後、キノが来たのだという。これは大幅な設定の改変である。

 

   筆者は小説版を呼んで印象に残っているのは、母親を殺した後に現れた老人の台詞「もう君は、このことで泣かなくてもよくなったってことさ。―終わったんだよ」である。キノは初代キノが死んだのは自分のせいだと悩んでおり、それを贖罪のために母親に許しを乞うた。結果は殺されかけたうえでの殺害となってしまったが、さきほどの名言もありキノの悩みはひと段落した。それを見て筆者は安堵した。

 

   なのにアニメ版では、キノは初代キノの母親だと思って出発したのに、裏で師匠は殺人鬼がいるから何とかしてほしいという依頼を、キノに伏せたままいいように利用した過ぎないではないか。これではキノの悩みにひと段落つかないと思う。キノは知っていたであろう師匠を根に持つ可能性すらある。

 

   話の終わりに師匠に対面するキノ。このシーンはアニメの始まりにもある。実はその時筆者は、キノの表情の少し微笑んだ顔に対し、小説版を読んだ時の想像と違い一抹の不安を抱えていた。そこに先の設定改変が加わり、大きな違和感になった。

 

   ちょっと…なんでこうしたのかが分からない。小説とアニメで展開が異なるという事はよくある。別の展開を描くことで楽しめるというのもあるが、少なくとも筆者は小説版の方が完成された話だと思う。

 

 

 

注:記事掲載の順列の都合上、投稿日時を操作。初投稿日2017/7/29

[ アニメ1期 ] 23:15 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.10.02 Monday
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