キノの旅を総括したい

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キノの旅勝ヾ響曄淵優織丱譴△蝓

この巻も旧カバー画像が見当たらず。無念。

 

●キノの旅 -the Beautiful World-
「利益は正義を作り 正義は利益を生む」 -How Much is Your justice?-
発売日:2006年10月25日
登場人物:キノとエルメス、シズと陸とティー、師匠と弟子

 

 

2018/6/4以後周辺〜巻全体を通し記事を加筆修正

 

この巻について

   冒頭のカラーページ「在る男の旅」にて髪が長い頃の少女キノと老婆の師匠がイラスト付きで登場。小説にて両者がイラストとして出るのは初めての事である(先行してアニメ劇場版が存在する)。そしてキノではなく初登場のエリアスを主軸に置いた長編「歌姫のいる国」が登場。エリアスとサラの純粋な描写に惹かれるなかで、主人公キノの魔の手が迫るという異色の展開である。そのほか、キノが自らの半生を赤裸々に語る「インタビューの国」。保護された害獣問題を師匠が爽快に解決する「保護の国」など。

   また、この巻も誤植疑惑の多い巻である(2ちゃんねる「時雨沢恵一総合スレ48 アリソンリリアトレイズキノ」https://book3.5ch.net/test/read.cgi/magazin/1167860458/152-)。そして最後にあるはずのあとがきの姿が見えないが…。

 


目次
口絵「ペットの国」
口絵「ティーの願い」(シズのお話)
プロローグ「在る男の旅・b」
第一話「インタビューの国」
第二話「ホラ吹き達の話」
第三話「保護の国」(師匠のお話)
第四話「電柱の国」
第五話「こんなところにある国」=あとがき
第六話「ティーの一日」(シズのお話)
第七話「歌姫のいる国」
エピローグ「在る男の旅・a」

[ 小説第10巻 ] 20:21 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅十巻口絵 ペットの国 感想

●ペットの国 -apPETite-
一言でいうなら:みながペットを飼っている国
名言:「本当にあったね。旅人にただで食べ物をくれる国が」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ

 


あらすじ
   この国ではほとんどの住人が多様多種のペットを飼っていた。建物には動物の種類に応じたトイレが人間のトイレよりも多くあった。住人によると、みなが責任をもってペットを飼うことで一人一人の心を養なわれるという。またこの国の住人は菜食主義だそうだ。キノはこの国にあらゆるペットの施設を見学した。感想はとエルメスに聞かれキノは「噂と全然違う……」と答えた。
   その後、キノにもペットをプレゼントされた。

 

オチ
   キノはニワトリを選んだ。出国して夕食になった。旅人にただで食べ物をくれるという噂は本当だった。

 

感想
   やはり食べれるものは食べる話。ただペットを責任をもって飼う教育は良いんじゃないかと思う。

 

追記

   何気ない話に思えるが実はとてもレアなお話。注目すべきは何気なくいる動物。陸がしゃべれるならこの動物たちは?となるのだが、さして喋っているような記述はない。犬は普通に繋がれてペットになっているようだが。

 


キノの容姿と装備:黒いジャケット(イラストのみ)
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:21)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:28)
国の技術レベルと特産物等:現代・ペット
収穫:ニワトリ

[ 小説第10巻 ] 20:24 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅十巻口絵 ティーの願い 感想

●ティーの願い -Get Real!-
一言でいうなら:いわゆる七夕は役に立たないという話
名言:「どうせこんなのやくにたたないから」

 

登場人物:シズと陸とティー
話の長さ:数ページ

アニメ二期「ティーの願い」ページ

 


あらすじ
   お祭りが開かれ七夕のように願い事を書いて皆が貼っていた。札をもらったティーは、「ここにあるみんなのねがいかないますように("が"は抜けている)」と書いた。

 

オチ
   なんで書いたのかと陸が聞くと、ティーはこんなの役に立たないからと切り捨てるのであった。

 

感想
   しかし書いた内容は素晴らしい。

   気になったのはこの後にある「ティーの一日」におけるティーの表現である。そちらのお話では陸はティーについて「同行することに(79p)」から「仲間になった(93p)」に変化しているのだが、本エピソードでは最初から「仲間になった」と書かれている。これはこのエピソードが「ティーの一日」より後のお話と捉えるべきか。

 


殺害人数:0(シズの累計殺害人数:25)
シズの主張が認められなかった回数:0(累計数:5)
国の技術レベルと特産物等:中世(木炭で筆記)・いわゆる七夕
収穫:なし

[ 小説第10巻 ] 20:45 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅十巻第一話 インタビューの国 感想

●インタビューの国 -Out of the Question-
一言でいうなら:本音過ぎるインタビューの話
名言:「〜、一番ボクが厄介だと思うのは―」「生きている人間です」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約10ページ
備考:口語がメインの話(インタビュー部分のみ)・管理人の好きな話

 

 

あらすじ

   旅人のキノさんにインタビュー。
   若干十二歳で自ら直したモトラドで旅に出た。親からも反対されたが決意を固めてからは応援してくれた。だがうまくいかずに旅に出ては自分の国に戻ってを繰り返した。そんな折、先生と出会い学んだ。今思えば親の知り合いで頼まれたのかもしれない。…いずれ旅のゴールは故郷であり、そこで教師になりたい。

 

オチ
   なんてことをキノが話すわけもなく、キノはこれまで経験した真実と旅での厳しい現実を赤裸々に語った。
   インタビューは思っていたより早く終わった。

 

感想
   キノを素性を知っている人ならとても笑える話。まあキノの出生は笑える内容ではないのだが、とてもじゃないが世間に伝達できないことをキノが淡々を言うので、どうも笑ってしまう。さらに新聞掲載の話は全部当たり障りのないように歪曲されているので、そんなわけないだろうとしか言いようのない文章となっている。これまでのあらすじや、キノの旅の世界の考え方をストレートに知る話としても優秀。

 

追記

   このお話は初出の雑誌掲載版と小説版とで違いがあるらしい(参考URL:『Revolver:「キノの旅」・時雨沢恵一の感想・考察blog』http://blog.livedoor.jp/revolver33/archives/50737248.html)。詳細は余所様のリンク先にて。

 

 

キノの容姿と装備:黒いベスト(イラストのみ)
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:21)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:28)
国の技術レベルと特産物等:不明
収穫:インタビューの謝礼

[ 小説第10巻 ] 20:48 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅十巻第二話 ホラ吹き達の話 感想

●ホラ吹き達の話 -Fantasy-
一言でいうなら:異様な国の数々
名言:(強いてあげるものはなし)


登場人物:キノとエルメス(直接記述なし・エルメスは発言なし)
話の長さ:数ページ
備考:他話とリンク(迷惑な国

 

 

 

あらすじ
   旅人達4人が集まって情報交換をしていると、住人達が現れて架空の不思議な国の話が聞きたいと言った。


   馬車で旅する五十代のおじさんは、国民全員が百貫デブで太っているほど偉い国の話をした。
   大きな四輪駆動車で旅する三十代のお姉さんは、生まれたら片足か腕を切ってしまう国の話をした。
   徒歩で旅する二十代のお兄さんは、分別のある大人の犯罪はよほどの理由だから罪を問わない「中年法」のある国の話をした。
   キノは、「迷惑な国」の話をした。

 

   それらの話を聞き、住人達は満足して出て行った。

 

 

オチ
   皆が話したのは実際にあった国だった。
   だがこの国も、天井からつるされたロープで全員逆さまにぶら下がりながら生活する異様な国だった。

 


感想
   どの国もすごい。
   これまでの話で「迷惑な国」以外で凄い国と言えば、クーロン人間達が住む「同じ顔の国」、枯れた巨大樹を巨大なドームで保護している「自然保護の国」あたりを思い出す。

 

 

 

キノの容姿と装備:十代中頃・リヴォルバー
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:21)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:28)
国の技術レベルと特産物等:不明
収穫:タダの食事代

 

[ 小説第10巻 ] 20:57 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅十巻第三話 保護の国 感想

●保護の国 -Meritocracy-

一言でいうなら:調子に乗っていた動物をぶちころす話
名言:「"守られている"ということは、"力がある"ということではないのですよ。〜」


登場人物:師匠と弟子
話の長さ:約20ページ

 

 

あらすじ
   この国ではそこらじゅうで猿らしき動物が好き勝手やっていた。しかしこの動物は一時期絶滅の危機を迎え、保護法が作られたことで危害を加えたら重罪に問われるらしい。

 

オチ
   ホテルのオーナーの大切な写真を踏みつけているのを見かねた師匠は、その猿を撃ちぬいた。それを契機にいらだちを募らせていた住人が一斉に猿を殺し始めた。
   師匠達は大変感謝され出国した。その際例の動物が一匹乗ってきたが、師匠はぴしゃりと突き放し名言を残した。追い出されたその動物は野生の仲間の群れを見つけるが、仲間の群れはその動物に襲い掛かった。

 

感想
   苛立つ存在を爽快に撃ち殺してしまう師匠達の話。

   名言はとても言い得ている。現実は常に秩序が保たれるとは限らない。たがが外れる時、単に強いものが強いのだ。

 


師匠達の容姿と装備:リヴォルバー・自動式のパースエイダー
殺害人数:人は殺していない(師匠達の累計殺害人数:42)

師匠達が狼藉を働いた回数:1、一応保護動物殺傷(累計数:9)

国の技術レベルと特産物等:近代(車と馬車)・シュークリーム
収穫:弾切れの際無料で弾丸入手

[ 小説第10巻 ] 21:00 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅十巻第四話 電柱の国 感想

●電柱の国 -Transmission-
一言でいうなら:電線を電柱の下に取り付けている国
名言:(強いてあげるものはなし)


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ

 


あらすじ
   その国では電線を電柱の下の地面に取り付けており、危なかった。昔は電柱がなく電線しか牽いてなかったが、昔入国した旅人に電柱を教わったのだという。

 

オチ
   キノは事情を知らないまま出国したが、実は国で崇める羽虫の天敵である鳥を寄せ付けないために、電柱の下に電線を取り付けているのであった。


感想
   今後の巻に出てくる「カメラの国」でも、キノは本来のカメラの使い方を知っていたにも関わらず教えないで出国した。わざわざ国の文化に逆らうようなことをキノはしない。

 


キノの容姿と装備:不明
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:21)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:28)
国の技術レベルと特産物等:近代
収穫:なし

 

[ 小説第10巻 ] 21:02 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅十巻第五話 こんなところにある国=あとがき 感想

●こんなところにある国=あとがき -Preface-
一言でいうなら:こんなところにあるあとがき


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ

アニメ二期「アニメなあとがきの国」ページ(台詞等が同じ)

 


あらすじ
   一面が白い世界。不思議な空間をキノとエルメスは進んでいた。そこで看板を見つけた。

 

オチ
   看板には「彰のあとがき・ここから始まりますのでよろしく」とあり、キノは絶叫した。

 

内容
   キノの旅シリーズのこれまでと感謝の弁。
   そして、そろそろネタが尽きてきた…面白いあとがきが!

 

感想
   作中にあとがきがある本は見たことない。なんでこんなにあとがきに凝るのだろう。

 


キノの容姿と装備:茶色のコート・黄色いレンズのゴーグル
エルメスの言い間違い:鴨のフラッグ→正:カモフラージュ(累計言い間違い数:22)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:28)
国の技術レベルと特産物等:国外
収穫:なし

 

[ 小説第10巻 ] 21:04 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅十巻第六話 ティーの一日 感想

●ティーの一日 -a Day in the Girl's Life-
一言でいうなら:ティーの奇行とその解釈
名言:「ん、いっしょにいこう。りくはなかまだ」

 

登場人物:シズと陸とティー
話の長さ:約10ページ

アニメ二期「ティーの一日」ページ

 

 

 

あらすじ
   今日はシズが仕事に出ているため、陸とティーは一緒に過ごすこととなった。ティーは出かけると言い、陸は同行した。

 

   ティーどんどん進んでいき唐突に「おわりだ」と言った。どうやら自分の影をひたすら踏んできたが、日が落ちはじめ見えなくなったので終わりだと言ったようだ。そして「かげ。くろい」「だいじょうぶだ」と言った。

   その後、ティーは町の中心のビルを見つめていた。暗くなりビルに明かりがともると、「あれちがう」と言った。
   ホテルに帰り夕食にする。すると、ティーがマーマレード付きのクロワッサンを陸に突き出してきた。陸は頂いた。すると「なかまか?」とティーが聞いてきた。

 

   陸は一連の発言の意味が全く分からなかった。

 


オチ
   そのことをシズに話すと、シズなりの解釈が返ってきた。


   影を踏んでたのは「船の国」の黒い人がいなくなったことの再確認であり、それを大丈夫と言ったこと。
   ビルに明かりが付いたことも、「船の国」の塔と違うということを認識したということ。
   食べ物を突きだしてきたことも仲間には食事を分け与えるということをティーなりに実践したのではないか、という解釈だった。

 

   翌朝。出発の際にティーが名言を言ってくれた。陸はティーを仲間だと認識した。

 

 

感想
   意味のない行動に思えても、解釈次第では意味をもつことが感じられる話。

 

 

 

殺害人数:2、実際はもっと殺していそうだが少なくとも(シズの累計殺害人数:27)
シズの主張が認められなかった回数:0(累計数:5)
国の技術レベルと特産物等:近代
収穫:ティー用のグレネードランチャー

[ 小説第10巻 ] 21:06 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅十巻第七話 歌姫のいる国 感想

●歌姫のいる国 -Unsung Divas-

一言でいうなら:少年と少女がキノから逃げ回る話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス、エリアス、サラ、ユアン、ケイン、ロブ
話の長さ:約170ページ
備考:第三者が主体の話・他話とリンク(長のいる国、依頼時の回想)

 

 


あらすじ
   エリアスは少年で、大人と比べ仕事量が少ないという理由で仕事を失ってしまった。そんな折、ある男達から仕事に協力させられた。それは、サラという令嬢の誘拐であった。


   誘拐は成功した。エリアスは自分の家でサラの見張りをし、男達は身代金取引現場へと向かった。そこに現れたのはキノで、アタッシュケースを差し出した。ケースを受け取りこの場を後にしたリーダー格の男は、誘拐稼業はこれで終わりでエリアスにもいずれいい思いをさせると言った。しかしアタッシュケースが爆発し男達は全員死亡した。


   キノは取引時、仲間と人質がいる場所を聞いていた。なのでそこへ急行したが、エリアスとサラは偶然通りかかった警官を警戒して逃げ出していた。次の日、エリアスは仲間の男達を探したが、見つかったのは男達の見るも無残な姿であった。


   その後、エリアス達とキノは逃走と追跡を繰り広げるが、エリアス達の運と必死の逃走が重なり、キノは何度も仕留め損ねてしまった。逃走から一息ついたサラは、自分が歌姫として歌っている事、メディアに出ているのはモデルの役割の子だという事、そしておそらくその子が死んだので自分も見捨てられたという事だった。エリアスは自分がサラを守ると誓った。


   そしてついにキノは二人を追い詰めた。その時、銃弾がキノの左腕をかすった。サラを殺すことに納得がいかない歌姫の関係者によるものだった。負傷しつつもキノはエリアスを倒し、サラの前でナイフに手をかけた。


   見守っていた関係者の前にキノが現れた。キノは袋に首が入っているといい関係者を驚かせた。そしてそれを燃えている建物の中に放り投げた。

 


オチ
   馬車の商人達と出国した。そこにはエリアスとサラの二人がいた。

 


感想

   ターミネーター1を思わせるお話(実際ターミネーターにおいても同名のヒロインサラが登場し構図が同じである)。キノ視点の描写は多いものの、エリアスらをどこまでも不気味に追いかけてくる。この話の導入は題名よりも手前、つまり「ティーの一日」の直後のページから始まっている。これは異例である(題名より先に本文が来るのは口絵だが「なっていないひとたち」がある)。キノが珍しく負傷する回でもある。味方からの完全な「不意打ち」だった。

 

   本来であれば報酬にはエルメスのパーツのほかに、小さな木箱一杯の宝石がもらえるはずだった。これはキノの報酬上最も高価な稼ぎとなるはずであったが、爆弾が仕込まれていると見抜いたキノは捨ててしまい獲得には至らなかった。だが、エルメスのパーツは探し求めていた希少なものであった。


   この話には誤植がある。後の巻のあとがきでエリアスをエアリスと誤植していると書かれている。そこで記事を書くために改めて読み直した際に探してみたのだが、分からなかった。やむなくネットでさがすと「117P」の最初に確かに「エアリス」となっていた(初版本以外だと修正されている可能性)。

 

 

追記

   改めて読み返してみると、書体を意図的に書き分けていることに気付かされる。話の前半、キノが登場するの文章の語尾は「〜いた。」といった断定調なのに対し、エリアスの場合は「〜した。」=ですます調なっている。そしてそれで終わらず、エアリス達が見た仲間の男達「三人の無残な躯でした(不自然に語尾に「。」がない)」を境に、両者の断定調とですます調が入れ替わっている。これらの使い分けは両者の緊張感の違いを感じるのに一役買っている。

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[ 小説第10巻 ] 21:07 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday
キノの旅エピローグ・プロローグ 在る男の旅b・a 感想

●在る男の旅 -Life is a Journey, and Vice Versa.-
一言でいうなら:重力を無くす方法を探す旅人の話
名言:「終わらない旅なんて、どこにもないのですよ」

 

登場人物:キノとエルメス(エルメスの登場なし)、師匠
話の長さ:数ページ

 


bパートあらすじ
   旅人は行ってしまった。少女は「あの人の旅が終わる時は、来るんでしょうか?」と聞いた。師匠は「もちろん」と言い、さらに名言を残した。

 

aパートあらすじ
   師匠とキノが暮らしている家に旅人が通りがかった。彼は旅人で重力をなくす方法を探す旅をしているという。自分の国は高い岩山であり、彼の家族はそのせいで落ちて死んでしまった。なので、国で安心して暮らせるようにと探しているそうだ。旅人はそのためにあきらめないと言った。

 

感想
   浮遊車がある国を当たってみては?

   口絵で珍しく髪の長い少女キノが登場。小説で描写されるのは初めてである。

 


キノの容姿と装備:髪が長い少女
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:23)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:23)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:31)
国の技術レベルと特産物等:国外
収穫:なし

[ 小説第10巻 ] 23:14 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.17 Thursday