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キノの旅XXII
the Beautiful World
(電撃文庫)

   


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キノの旅次ヾ響曄淵優織丱譴△蝓

●キノの旅 -the Beautiful World-
「想いは 正しく伝わらない」 -I know what you're thinking-
発売日:2004年10月25日
登場人物:キノとエルメス、シズと陸、ティー、師匠と弟子

 

 

2018/5/21以後周辺〜巻全体を通し記事を加筆修正


この巻について

   キノの旅シリーズ屈指の長編となる「船の国」が登場。第八巻の半分以上を占める長編である。シズを主人公とし、ティーとの出会いやキノと再会、そして長らく議論を呼び起こす謎の台詞「死ぬほど驚くかもね」が登場する。これについての諸説をまとめた記事はこちら
   そのほか、師匠と弟子が国を相手に大暴れする「歴史のある国」。メディアの裏側を描く「ラジオな国」。メガネっ子キノが拝める口絵「悪いことはできない国」等。

 


目次
口絵「道の国」
口絵「悪いことはできない国」
プロローグ「渚にて 旅の始まりと終わり」
第一話「歴史のある国」(師匠の話)
第二話「愛のある話」
第三話「ラジオな国」
第四話「救われた国」
エピローグ「船の国」(シズの話)
あとがき

 

[ 小説第8巻 ] 22:17 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.15 Tuesday
キノの旅八巻口絵 道の国 感想

●道の国 -Go West!-
一言でいうなら:とてもいい道路があるが人がいない国
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ
備考:ひと気のない国・口語がメインの話・伏線未回収

 


あらすじ
   素晴らしい道を走っていた。だが住人は人っ子一人見つからなかった。

   そしてあまりにも道は長く、三日間ルールが破れそうだった。

 

感想
   久しぶりの全滅した国。住人達はどこへ行ったのだろうか。同巻第二話で崩壊した国の言及があるが、この国のことだろうか?

 


キノの容姿と装備:不明
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:13)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:25)
国の技術レベルと特産物等:現代・優れた道路といい景色
収穫:なし

 

[ 小説第8巻 ] 22:19 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.15 Tuesday
キノの旅八巻口絵 悪いことはできない国 感想

●悪いことはできない国 -Black box-
一言でいうなら:監視メガネをかける国
名言:「次の国では、これを高く売って僕たちは大儲けだ。しかも、うまくいって二つも手に入れられた」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ

 


あらすじ
   この国ではすべての人が犯罪防止のため、監視カメラ付きメガネ着用が義務付られていた。最低限のプライバシーの保護と外していいタイミングはあるらしい。キノは了承し、本来は必要ないにもかかわらずエルメスにもあったほうがいいと言い、メガネを2つ貰った。
   そして出国時、この素晴らしいメガネを他国に伝えたいと言い、譲りうけた。

 

オチ
   メガネの記録装置を破壊、キノが名言を言った。素晴らしいメガネを他国に伝えたいというのは嘘で、珍しいメガネで一儲け企んでいただけであった。

 

感想
   悪いことはできないはずのメガネを嘘で入手し売ろうとする、せこいキノの話。巻頭カラーでメガネっ子のキノが拝める。

   小説9巻カバー裏のうらがきによると、当初はシズに眼鏡をかけさせるつもりだったが、それを忘れてしまったのか著者は本エピソードでキノを眼鏡デビューさせたため、シズの眼鏡デビュー一番乗りがお流れになったとある。

 

 

キノの容姿と装備:茶色のコート
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:13)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:25)
国の技術レベルと特産物等:近未来・監視メガネ
収穫:監視メガネ×2

 

[ 小説第8巻 ] 22:26 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.15 Tuesday
キノの旅八巻第一話 歴史のある国 感想

●歴史のある国 -Don't Look Back!-
一言でいうなら:腐敗した国にケンカを売る話
名言:
「私は、人様に迷惑をかけるのが大嫌いです。〜」
「俺は……、今まで悪いことなんか何一つしないで生きてきたのに……」
「暴れます。〜。体が鈍らないように、たまには自分の最高の実力を出してみたいでしょう? 〜」

 

登場人物:師匠と弟子、キノとエルメス
話の長さ:約40ページ
備考:複数主人公・戦闘あり

アニメ二期「歴史のある国」ページ

 


あらすじ
   入国した師匠と弟子だが、弟子が金目のものを換金した際に濡れ衣で警察に捕まってしまった。師匠が囚われた弟子と面会すると、彼は銀貨434枚もした自分の物を使ってほしいと言う。留置場を後にし彼の持ち物のロックに434と入力し解除。中には暗殺グッズが入っていた。師匠は出国すると見せかけ城壁を上って侵入し、幾多の工作をしかけ弟子を救出。さらに歴史的建造物である庁舎の塔に籠城し、警察と徹底抗戦した。二人は警察官の足を狙い撃ち、塔に近寄らせなかった。そして三日三晩に及ぶ戦闘の末、多額の退去料をせしめ、さらに警察長官を人質にとったうえで出国を果たした。

 

オチ
   師匠からその話を聞いていたキノが入国を果たすと、師匠たちの行動は四日間にわたる"陳情"に置き換えられていた。一方で、この国の高齢者は杖をついている人が多かった。

 

感想
   二世代にわたって語られる国の話。国を相手に圧倒する最強のふたりに見応えがある。
   捕まってすぐの師匠と弟子の名言について。まったくこの二人は思いもしないことをいけしゃあしゃあと…。

 

追記

   弟子こと相棒が「優しい国」におけるパースエイダースミスであるということはネットの通説だが、それに伴いロックの「434」はスミスの当て字なのではという指摘がある。2ちゃんねる「時雨沢恵一総合スレ28『キノの旅』『アリソン』」https://book3.5ch.net/test/read.cgi/magazin/1098463278/186-

 

 

師匠達の装備:四角いバレルのパースエイダー・手袋・ニット帽・リヴォルバー・暗視ゴーグル・暗殺用のサイレンサー、プラスチックナイフ、ワイヤー、毒物カプセル、刺殺ペンなどなど暗殺グッズてんこもり
キノの容姿と装備:十代中頃・茶色いコート・ゴーグル・カノン
エルメスの言い間違い:踊れマンボウ→正:鬼に金棒だがキノの指摘なし(累計言い間違い数:14)
殺害人数:0
師匠が狼藉を働いた回数:1、密入国・爆破・窃盗・傷害・脅迫(累計数:7)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:25)
国の技術レベルと特産物等:近代・時計塔
収穫:師匠達〜退去料

[ 小説第8巻 ] 22:30 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.15 Tuesday
キノの旅八巻第二話 愛のある話 感想

●愛のある話 -Dinner Party-
一言でいうなら:難民とそれを監視する軍の話
名言:
「それは自分への愛情です。どんな状況でも、他人より自分を愛することだと教わりました。〜。」
「でもね、目の前で餓死者が出ているなかで、彼らを助けられないなかで、せめて自分の目の前の食事だけは全部食べようかなと」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約10ページ
備考:(ひと気のない国)

 

 

あらすじ
   前に立ち寄った国は、最近放棄されたのか白骨死体がゴロゴロだった。あてが外れ飢えていたキノは難民の一団に遭遇した。食糧をねだる難民に自分もだとキノ。そこに軍人が現れキノを食事に招待してくれた。なんでもここの難民たちはキノが前に訪れた国の住人で、不作と力のない指導者のせいで国が崩壊し難民となってしまった。だが周囲の国も不作は同じなので、彼らが押し寄せてこないように共同で彼らを見張っているそうだ。
   食事会は終わり、多くの軍人が席を立ったが、一人の軍人は自己満足と断りをいれたうえで名言を残した。

 

感想
   キノは旅に一番必要な感情は自分への愛情と言った。他人への慈悲も良いが、旅をするには自分を最優先にしないと生き残れないのだ。

 


キノの容姿と装備:茶色のコート・ところどころ剥げた銀フレームのゴーグル・カノン・黒いジャケット
エルメスの言い間違い:トンチ棒→正:倒置法(累計言い間違い数:15)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:1(累計数:26)
国の技術レベルと特産物等:国外
収穫:待望の食事

 

[ 小説第8巻 ] 22:33 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.15 Tuesday
キノの旅八巻第三話 ラジオな国 感想

●ラジオな国 -Entertainer-
一言でいうなら:ラジオの人気放送者の話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス、スケルツィ
話の長さ:約10ページ
備考:第三者が主体の話・口語がメインの話

 


あらすじ
   キノは四日前に既に出国していた。今回の人気放送者のラジオのテーマはその旅人についてだった。ラジオではキノの特徴を挙げ、それから察するに偽物の旅人だと指摘した。さらにそれと絡め、この国の終末論のようなことを言い始めた。

   それを聞いたリスナーは、また彼が言っていると小馬鹿にしたようだった。
 
オチ
   人気放送者は放送作家が作った台本を読んでいるに過ぎず、彼個人の鋭い観察眼からキノは本物だと見抜いていた。

 

感想
   ラジオに限らず番組は、出演者が全てを考え喋っているように映る。だが実際は、放送作家や裏方という存在も一緒になって番組を作っているのである。83pの『〜。悲劇は続きぬ、〜』は誤字?

 

追記

   どうも煮え切らないお話。個人的には誰が悪者で誰が愚者なのかが気になり、そこがはっきりせずスッキリしない。よくよく考えてみると芸能人もこのケースと似ていて、TVで映る芸能人は実は猫を被っているのではと再認識した。

 


キノの容姿と装備:十代半ばほど・六連発のリヴォルバーのみ所持
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:15)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:26)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:歓迎会の昼食

[ 小説第8巻 ] 22:36 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.15 Tuesday
キノの旅八巻第四話 救われた国 感想

●救われた国 -Confession-
一言でいうなら:嘘の宗教が広まった国
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約10ページ

 

 

あらすじ
   国で信じられている宗教があった。住人曰くこの宗教は他国でも広く普及しているらしいが、キノは全く知らなかった。そしてこの国でその宗教を広めた宣教師に会うことになった。

 

オチ
   広く普及している宗教なんて嘘で、この国に来た宣教師こと元旅人がでっち上げたものだった。そして彼は最後に神なんて信じないが、この生活を壊さないでと懇願した。

 

感想
   嘘とは怖いものである。ちょっとした嘘、食い違い、言い出す勇気のなさが、やがて嘘の積み重なりになり、それが大きくなればなるほど真実を言い出せなくなる。時が経てば経つほど代償が大きくなり、その分苦しみが増える。今以上苦しみが増える前に、真実を言って楽になった方がいいと思う。

 


キノの容姿と装備:若い人間・茶色のコート(イラストのみ)・パースエイダー
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:15)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:20)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:26)
国の技術レベルと特産物等:近代(シャワー)・宗教
収穫:なし

 

[ 小説第8巻 ] 22:39 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.15 Tuesday
キノの旅八巻エピローグ・プロローグ 船の国・渚にて 旅の始まりと終わり 感想

●船の国・渚にて 旅の始まりと終わり -On the Beach-
一言でいうなら:シズがティーに出会う話
名言:「わたしにもどるところなんてない!」

 

登場人物:シズと陸、ティー(本名ティファナ)、キノとエルメス
話の長さ:約120ページ
備考:戦闘あり・プロローグとエピローグのタイトルが異なる・口語がメインの話(bパート)・世界地理描写

アニメ二期「船の国」ページ

 

 


bパートあらすじ
   定住する気はないかと聞かれ、キノは将来においてもそのつもりはないと答えた。キノは質問した主と別れを告げ、またどこかでと言う。そして将来またあの人と会ったら、「死ぬほど驚くかもね」というセリフで締めくくられる。

 

 

aパートあらすじ
   シズは商人の仲介により通称船の国に乗った。この浮島に乗れば大洋を西に渡れるそうだ。黒装束の指導者たちの仕事を断ったシズは下流階級で暮らすことにした。そこで長老の意向で案内役に少女「ティー」を紹介してもらった。時間を持て余すシズであったが、尋常でない妙な音を耳にした。そして音を調査しているうちに、この船の国が危険な状態にあることが判明、指導者にそれについて尋ねるが彼らは相手にしなかった。

 

   そこでシズは攻撃宣言を下すが、そこに立ちふさがったのは指導者の側で働くキノであった。久しぶりの再戦となった二人だがやはりキノが勝利した。だがそれを感知できなかった指導者たちは大洋に戻ると言い始めた。やむなくキノはシズと組み、指導者たちを排除しながら船の操縦室へ行った。そこには船長がいて人々を救うと言うシズに対し、 「―お前が次だ。―そして一緒に生きろ」 と言い残し倒れた。彼らの体はぬいぐるみでできていたのだ。その後、シズは船の国を操作し陸に接した。シズは住人に指導者達は去りこれからは陸の上で生活ができる、船の国は今後沈んでしまうと説いたが、彼らは元の環境での生活を望み戻っていってしまった。


   シズはそばにいたティーに国に戻るといいと言った。するとティーはシズをナイフで刺した。ティーは元は旅人が捨てた子供であり、親である指導者達を失ってしまったのだ。重症のシズはそれでもティーを見捨てない、一緒に助け合っていこうと言い、そして反応がなくなった。ティーは手榴弾を取り出し心中しようとするが、それをキノは狙撃し弾いたことで、最悪の事態は回避された。

 

 

感想
   ティーの両親は外道である。でもキノの旅シリーズがこれだけ長く続いているのであれば、いずれなんらかの形で登場する可能性もありそうだ。

 

   ティーは喋らないが、シズなりに優しく接していた。そしてシズなりに正義を貫いた。だが想いは正しく伝わらない。そのせいで悲しい食い違いを起こしてしまった。 ティーが言ってくれないと分からない、という意見は管理人の器量が狭い故か。

 

   そして物語の途中からキノが参戦。2組の再会はコロシアム以来である。実力も健在で、あっさりやられてしまうシズがしのびない。


   bパートではエルメスが短期間の内に3度も言い間違いをする。9巻の登場人物紹介でも指摘されているのが、狙ってやっているのではないか。

 

 


キノの容姿と装備:黒装束・借り物らしきショットガン・黒いジャケット・リヴォルバー・ライフル
エルメスの言い間違い:
ズバン→正:杜撰
名字→正:冥利
結果到来→正:オーライ(累計言い間違い数:18)
殺害人数:0
キノが危害を加えられそうになった回数:2(累計数:28)
シズの主張が認められなかった回数:1(累計数:3)
国の技術レベルと特産物等:近未来(指導者達)
収穫:キノ〜助けた見返りのシズの金目の物

 

[ 小説第8巻 ] 22:43 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.15 Tuesday
キノの旅八巻 あとがき 感想

●キノの旅 あとがき -Preface-
一言でいうなら:巻末ページを装った作者風改変巻末

 


内容
   著作リストや感想案内、発行者詳細が改変されている。さらに文庫本ページでは名前のパロディとそれに関するあらすじが細かく語られている。

 

感想
   とても細かく仕上がっている。発行者情報のページには、本書を参照することは嬉しく、どこにも連絡せず空想力(まんまパクリはダメ)を炸裂させてと書いてある。「キノの旅」を言い換えたものも多種。「キノの荼毘」とか一体なんなんだとなる。

 

[ 小説第8巻 ] 22:44 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.15 Tuesday