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キノの旅XXII
the Beautiful World
(電撃文庫)

   


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キノの旅漫画郷版 感想(ネタバレあり)

●キノの旅漫画 -the Beautiful World- 

著者:郷/電撃コミックスNEXT 

単行本発売:2017年7月〜 

登場人物:キノとエルメス、師匠(回想)

 

 

この漫画について

   キノの旅の漫画は同時期に2作品登場した。こちらは郷氏による漫画であり、原作小説元電撃文庫と所属を同じにするアスキー・メディアワークスから発売されている。

 

   シオミヤイルカ版と違いとしては、こちらの漫画は2期アニメで採用されたエピソードを一部取り上げている点(モブキャラデザインはアニメと異なる・大人の国はシオミヤイルカの方で採用)、作風が異なる点(小説第三巻1ページ目のキノのデザインを思わせる)、一部でSDチックなキノが描かれたりしている点などが挙げられる

 

   そして一巻にはまたしても原作者のあとがきが。それも2つ分。さらには、 キャラクター原案とはいえもはや関係あるのかと疑いたくなる黒星氏のあとがきまでもが含まれている。そこまで含まれておきながら漫画2作品とも肝心の漫画作者のあとがきがないのだから、あとがきは原作者のものだけじゃないんだぞと言いたくなる。

 

   あとがき談に作者は銃が詳しいとありそれを表すかのように、キノの旅定番の朝の銃訓練のシーンでは銃をホルスター(腰の銃の入れ物)に入れたまま射撃する訓練を行っている。これは原作描写にはなく、作者独自のこだわりのようである。さらに一巻第2話には銃が大量に登場する「撃ちまくれる国」をチョイスしていたりと、作者の得意分野を存分に見せてくれそうである。

 

   よく見ると本に仕掛けが。カバーを取り素の本の表紙を見ると、キノとエルメスと銃が描かれており脇にはところどころメモ書きある(シオミヤイルカ版には同様のおまけ要素はない)。メモの内容はどうやら設定の確認のようで、「黒星さんのエルメスでは」との記述があることから漫画作者が原作組に設定の確認をしたく送ったもののようだ。キノのジャケットの合わせ目が絵によって違うという指摘や、エルメスの細かいパーツについての疑問など、設定を曖昧で終わらせない、責任感のある漫画化作家ならではの確認作業と伺える。

 

 

作中言語まとめ

 

第1巻

第一話「人を殺すことができる国」

第二話「撃ちまくれる国」

第三話「過去のある国」

第四話「優しい国・a」

第五話「優しい国・b」

書き下ろし掌「ガンな話」

あとがき!

 

[ 漫画郷版 ] 19:17 - | comments(0) | trackbacks(0) |2018.05.29 Tuesday
キノの旅漫画郷版1巻 人を殺すことができる国 感想

●人を殺すことができる国
一言でいうと:殺そうとする者を殺す国
登場人物:キノとエルメス
小説版「人を殺すことができる国」ページ
アニメ二期「人を殺すことができる国」

 

 


あらすじ
   国へ向かう途中旅人の男性に出会った。彼によるとこの先の国は人を殺すことができる国らしい。行く先が一緒ということで男は自分のもってほしいと言ったが、キノは自分の荷物は自分で持つようにと断った。男はキノに悪態をつけた。


   入国した国で殺人は禁止されていないと説明を受けたが、中はいたって普通、むしろ治安がよかった。山盛りのクレープを平らげると、老人に声をかけられた。老人はキノにこの国の移住を勧めたが、キノは断った。


   すると入国前に会った男が因縁をつけてきた。対峙するキノと男。だが、キノはある確信を持ちエルメスの影に隠れた。それを見て男は声を荒げたが、それが悲鳴に変わった。住人みなが武器を持ち男を攻撃し殺害。この国は人を殺そうとする者を殺す国だったのだ。

 

 

感想
   漫画郷版で第一話に選ばれたのは、アニメ第一話と同じく「人を殺すことができる国」となった。だが因縁をつけてくる男やあのレーゲルさんのキャラクターデザインはアニメ版と異なっている。ほかに荷物を持ってくれないキノに対し男が今のうちに親切にしといたほうが身のためだ、背中に気をつけろと発言しており、これらは原作・アニメにはない追加された台詞である。


   さらに定例の朝の訓練にて、キノはカノンをホルター内臓のまま射撃する訓練(ホルタ―下部が開けているので可能)が描かれており、原作・アニメにはない作者のこだわりが窺い知れる。

[ 漫画郷版 ] 19:24 - | comments(0) | trackbacks(0) |2018.05.29 Tuesday
キノの旅漫画郷版1巻 撃ちまくれる国 感想

●撃ちまくれる国

一言でいうと:住人がパースエイダーが好きな国

登場人物:キノとエルメス

小説版「撃ちまくれる国」ページ

 

 

あらすじ

   入国の際、パースエイダーを所持してるか聞かれた。キノは必要なら預けるつもりでいたが、入国審査官はまったく逆のことを言った。この国の住人はパースエイダーが大好きで子供までもが所持していた。ホテルには室内射撃場までもあり、キノは朝それを利用して寝ぼすけのエルメスを起こした。キノは手持ちのパースエイダーの整備のため、あるお店に入った。そして店主からこの国の事情を聞いた。国は銃で溢れているが、銃教育が徹底されており銃犯罪は起きないそうだ。しかし近頃若者のチンピラがいて治安が悪いらしい。

   キノはふと廃墟地域にふと立ち寄ってみると、例のチンピラが現れた。彼が脅しに使ったのは銃ではなく棒やトンカチ、ブラックジャックらしき武器だった。なんでも彼らは、パースエイダー持ちの者が非力のものに攻撃するのは禁句というのを利用し、強請るつもりらしい。キノは銃がなくても強いのでやすやすとチンピラを倒した。後に彼らが腹いせにキノの落書きを撃つが、その腕は見事なものだった。

 

感想

   作者が好きなようで小説では見れない色々な銃が登場。銃マニアな方ならこの銃の名前はこれだ!と分かり楽しめるはず。個人的には通称"ヴェクター"と呼ばれる銃が出ているのが分かった。

   ちょっと厳しい意見を言うと、お店の看板がでてくるのだが、作中言語を使わずごまかされているので、ここは積極的に活用してほしかったなと思った(まったく使われていないわけではない)。

[ 漫画郷版 ] 14:00 - | comments(0) | trackbacks(0) |2018.06.03 Sunday
キノの旅漫画郷版1巻 過去のある国 感想

●過去のある国

一言でいうと:無人の国に住み着いた話

登場人物:キノとエルメス
小説版「過去のある国」ページ

 


あらすじ
   バオバブらしき木が生えた荒野を進むキノ。これから向かう場所には奇妙な廃墟があるらしい。師匠から聞いた話によると、建物や水路はしっかりしてにも関わらず、人はおろか死体すらなかったらしい。
   そして目的地に近づいたのだが、そこには普通に門番がいた。国の内部も人が住んでおり、普通に生活や歴史があった。謎が解けないまま出国しようとしたキノの元に、使いが訪れた。元国長の老婆が面会を希望しているらしい。老婆によると、もともと自分やその仲間は犯罪者の集団だったが、偶然誰もいないこの国を見つけ住み着いたのだそうだ。

 

感想
   あまりインパクトのないこの話がチョイスされた。出国後のキノとエルメスの議論、「本当の歴史」とはについて「そこにいるみんながそう思っていること」という点を作者が気に入ったのか。そしてラストで地中に埋まった意味ありげな石版の絵で終わるが、原作にはないこの描写は「過去は変えられない」と言いたいのか。

[ 漫画郷版 ] 19:40 - | comments(0) | trackbacks(0) |2018.06.10 Sunday
キノの旅漫画郷版1巻 優しい国 感想

●優しい国

一言でいうと:キノが調子狂うほど優しい国
登場人物:キノとエルメス
小説版「優しい国」ページ

アニメ二期「優しい国」ページ

 

 

あらすじ
   これから向かう国は旅人の評判が悪らしい。だが実際に来てみると間逆で実に優しい国だった。宿屋の娘さくらに案内され、パースエイダースミスからカノンの整備と森の人を譲り受けた。会う人々みなが優しかった。そのせいかキノは3日目の朝には寝坊するほどだった。

   多く人からの見送りを受けてキノは出国した。国が見える丘の上で野営をした。すると火砕流が国を襲った。キノはもらったお弁当に手紙が挟まれているのを見つけ、事の顛末を知った。さらにさくらからの手紙も読むと、キノは再び出発した。

 

感想
   国が壊滅後、キノが「エゴだよ」というシーンがある。小説版では分かりづらいのだが、これはキノ自身がさくらを旅に同行させずに済んで良かったということを「エゴだよ」と言っており、アニメ版ではこれに伴うセリフが追加されている。今回の漫画版もアニメ版に準拠した台詞回しとなった。それを踏まえると残念だったのが、国に滞在時さくらの両親がさくらに旅を勧める場面。ここでキノの表情が描写されなかったので、ぜひここは表情が欲しかった。

   ただ二期アニメでは惜しくもカットされた三日目のキノの寝坊シーンはあったので、それは良かった。

[ 漫画郷版 ] 19:58 - | comments(0) | trackbacks(0) |2018.06.10 Sunday
キノの旅漫画郷版1巻 ガンな話 感想

●ガンな話 スペシャル・エモーショナル・アトガキ・ショート・ストーリー
著者:時雨沢恵一
一言でいうと:やたら武装するキノ
登場人物:キノとエルメス

 

2019/8/29〜誤字指摘にともない修正

 


あらすじ
   一台のモトラドがどっかの平原を走っていた。運転するキノはいつものカノン・森の人・フルートに加え、右肩と左肩、さらにエルメスの荷台に八丁もの銃が縛りつけてあった。さすがに持ちすぎじゃないと嗜めるエルメスであったが、キノはあらゆる事態を想定し銃を揃えていると力説、日本の戦国時代の火縄銃の三段撃ちの話まで持ち出した。それは今はガセが定説だとエルメスがつっこんだ。

 

感想
   小説キノの旅における銃器の細かい記述から察する通り、著者は銃に関してとても詳しいよう。作中、肩凝らない?という指摘に「スリング」が肉に食い込んで痛いというが、「スリング」とは銃に備え付けられた紐(ひも)のことらしい。銃知識はゲームからしか仕入れない管理人には聞き慣れない単語であった。
   参考URL:ウィキペディア「銃の部品」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%83%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%93%81

 

 

[ 漫画郷版 ] 20:19 - | comments(0) | trackbacks(0) |2018.06.12 Tuesday
キノの旅漫画郷版1巻 あとがき! 感想

●あとがき!

一言でいうと:原作組二人が提供するあとがき

 


内容
   原作者あとがき,箸靴特者の時雨沢恵一が、原作者あとがき△箸靴鴇説イラスト担当の黒星紅白が漫画のあとがきを提供。
   あとがき,任蓮¬_荳郤圓麓分よりも銃が詳しく、カノンのモデルガンを返してもらった際調整くれて動きが良くなってくれた経験から彼を「師匠の相棒」扱いしている模様。銃器描写は濃くなるはずでいいぞもっとやれとエール。あとがき△任蓮△垢泙靴心蕕離ノをメインに、ページ隅(すみ)には長すぎる裾のコートを着たキノ。そして漫画作者を祝うメッセージ。

 

感想
「あ、調整しておきました」とサラリと言ったらしい郷氏。かっこいい、いつかそんな台詞を言ってみたい。黒星氏の絵、長すぎる裾のコートを着たキノにはちょっとクスリときた。

 

[ 漫画郷版 ] 20:23 - | comments(0) | trackbacks(0) |2018.06.12 Tuesday