キノの旅 作中言語「キノフォント」を解読する |
2018/11/23…有力な情報が溜まったため、記事を全面的にリニューアル。タイトルも2017年アニメエンドクレジットの表記に従い「キノフォント」というキーワードを追加。アニメキャプチャ解説は別記事に分離。追記2018/12/13記事末尾に関連リンクを追加
キノフォントとは、漫画版作者であるシオミヤイルカ氏がデザインした作中言語です(アニメエンドクレジットに記載あり)。同氏の漫画版をはじめもう一つの漫画郷版、さらに2017年アニメにて登場しています。キノの旅の世界で表記される文字として使われているほか、2017年アニメでは各話タイトルを表示する際にこのキノフォントが使われておりました。
キノフォントはアルファベットが元となっており、大文字と小文字それぞれが用意されています。そのうえで、短文やアニメタイトルはローマ字で読むことができますが、「歴史のある国」の記念碑のような長文の際は英文となっており、適時切替がなされています。
そして、それらをまとめた文字対応表が下記の画像です。アニメ放送当時は管理人も独自にまとめていたのですが、より完成度の高い画像をFlanke様が作っていました。この記事を書いている少し前の2018年10月に引用の許可を頂いたので、ここに掲載させていただきます。
文字対応表があれば、各所に表記されているキノフォントを解読することができます。例えば「歴史のある国」の記念碑についても解読が可能です。下記の画像は2017年アニメ放映時より623様に独自に解読していただいた画像です。製作陣がしっかりと設定を組んでいることが分かります。ほかにも作中ではさまざまな場面でキノフォントが使われているので、それについては後の記事で扱いたいと思います。
このキノフォントですが、なんと自分達でテキストを出力することができます。かしのき様がBOOTHにて無料公開されている書体ソフトをインストールすれば、それが可能です(ダウンロードするにはpixiv IDが必要です)。これでみなさんも自由自在にキノフォントを活用ができます。
この度は作中言語「キノフォント」の情報をまとめるにあたり、多くの方にご協力を得ることができました。管理人が記事にしてよいかという問い合わせをした際、みなさまが快く受け入れていただき感謝いたします。本当にありがとうございました!
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