キノの旅を総括したい

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キノの旅XIX 感想(ネタバレあり)

●キノの旅 -the Beautiful World-
「どんなに願っても 会えない 私は私に会えない」 -I Can't See Me-(こぼれツイート
発売日:2015年10月10日
登場人物:キノとエルメス、シズと陸とティー、師匠と弟子、フォトとソウ

 

 

2018/8/9以後周辺〜巻全体を通し記事を加筆修正

 

この巻について
   表紙の青い鳥が印象的な巻(19巻だから19羽?)。この青い鳥はアニメ2期ASシリーズのOPでも見受けられる。口絵「幸せの話」でも青い鳥が登場し、幸せについて語られることからやはり青い鳥は幸せの象徴で、数多く羽ばたくということはそれだけ多くの幸せの形があるという事かもしれない。そのほか、忘れてしまうゆえに忘れられない「美しい記憶の国」。姥捨て山制度がある国へ師匠達が乗り込む「捨てる国」。決死の捜索隊に同行するフォトの「助けに来た国」などなど。

   あとがきの場では、特別エピソードとして見違えたティーに注目。

 

 

目次
口絵「幸せの話」
口絵「首輪の国」(シズのお話)
プロローグ「捨てる国・b」(師匠のお話)
第一話「美しい記憶の国」
第二話「天才の国」
第三話「秀才の国」
第四話「守る国」(シズのお話)
第五話「戦えない国」
第六話「贋物の国」
第七話「助けに来た国」(フォトのお話)
第八話「撃ちまくれる国」
エピローグ「捨てる国・a」(師匠のお話)
あとがき短編「十五歳の話」(シズのお話)

 

[ 小説第19巻 ] 22:50 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.21 Thursday
キノの旅十九巻口絵 幸せの話 感想

●幸せの話 -Blue Birds-
一言でいうなら:人の幸せについて
名言:「"自分は不幸だ不幸だ"って言っている人は、幸せに気付けなくなってるんだ。不幸なことだね」


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ

備考:口語がメインの話

 

 

あらすじ
   唐突にエルメスが人の幸せとは難しいと言った。幸せについてキノとエルメスはさまざまな例をあげ、「人の幸せは、必ずしも他人を幸せにしない」と確認した。キノ続けて、人の幸せとは必ずしも一つではなく同時並行的に追いかけており、自分を不幸だと思っている人はその状態に慣れ幸せに気付けなくなっていると言った。
   エルメスが今さっき捕まえた幸せとはなにかと聞いてきた。キノはエルメスとたわいない話をすることだと言った。


感想
   人の幸せは他人を不幸にする時がある。また、自分を不幸だと思っている人はそれが普通になっている。みなが幸せに辿り着くのは難しい。管理人は周囲の人でそんな不幸慣れをしている人を知っているので、自分はそうならないよう努めてはいる。自分は幸せになりたい。それを念頭に行動すれば、幸せになれると信じている。こぼれツイート

 


キノの容姿と装備:黒いジャケット(イラストのみ)
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:43)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:244)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:51)
国の技術レベルと特産物等:不明
収穫:エルメスとたわいもない話ができた

[ 小説第19巻 ] 00:01 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.22 Friday
キノの旅十九巻口絵 首輪の国 感想

●首輪の国 -What We Need.-
一言でいうなら:首輪が必要な話
名言:(強いてあげるものはなし)


登場人物:シズと陸とティー
話の長さ:数ページ

 


あらすじ
   辿り着いた国では陸に首輪をする必要があった。陸は仕方ないと了承した。ティーが物珍しそうな顔でその光景を見ていた。シズはこの国では犬は首輪をしないといけないとティーに教えた。なぜとティーが言うと、この国の人は犬が勝手に行動して、噛みつくなど他人に迷惑をかけるかもしれないと思っているとシズは答えた。

 

オチ
   ティーは、ならどうして人間には首輪はいらないのか、犬よりよっぽど怖いことをするのにと言い、手榴弾を取り出した。

 

感想
   まあねえ。でもティーの質問に真面目に答えるとすれば、人間はある程度の秩序ある生活することが望め、そのリスクと首輪をするデメリットを天秤にかければ、前者の方が利点が多いからと言える。
   作中、陸にもティーが何を考えているか少しずつ分かってきたとある。ティーと初めて会ったのは第八巻でのこと。常に無表情で無言のティーだが、ようやく陸にも分かってきたようである。

 

追記

   キノの世界はモトラドが喋ったりと謎が多い。このお話では、犬に首輪をするのは特別な事だと明かされる。



殺害人数:0(シズの累計殺害人数:27)
シズの主張が認められなかった回数:0(累計数:6)
国の技術レベルと特産物等:不明
収穫:なし

 

[ 小説第19巻 ] 01:27 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.22 Friday
キノの旅十九巻第一話 美しい記憶の国 感想

●美しい記憶の国 -Beautiful Memories-
一言でいうなら:滞在した記憶が抜け落ちた話
名言:(強いてあげるものはなし)


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約10ページ
備考:国外

アニメ二期「美しい記憶の国」ページ

 

 

あらすじ
   これから行く国は、師匠が旅した中でも最も印象に残っている国だと聞いていた。忘れたくても忘れられなかったらしいのだが、どんな国だったかはキノに教えてくれなかった。さてどんな国だろうとキノはエルメスのアクセルを踏んだ。


オチ
   あれっ、とキノが声をあげエルメスのエンジンを止めた。自分の後ろに城壁があった。なぜ通り過ぎたのかとエルメスに聞くと、入国して堪能して出国したと言った。そんな記憶はないとキノが言うと、エルメスはバイクに積んである箱を調べてごらんと言った。その箱には過去の自分が今の自分にあてた手紙が入っていた。
   それによると、この国の住人は国内の様子を誰にも伝えてほしくない一方、旅人には快適に滞在してほしいという願いもあった。そこでこの2つの願いを叶えるため、旅人には入国条件として滞在時の記憶を消す薬を科したのだった。キノはその条件を承諾した。
   だがエルメスは人間ではないので記憶を消す措置は例外だった。滞在中のキノは綺麗なホテルに美味しい食事と観光、さらに住人達との交流もでき素晴らしい国だったという。だが詳細は絶対キノや他人には話してはいけないそうだ。そして滞在中のキノは今までの旅で間違いなく一番楽しんでいたとエルメスは断言する。さらにエルメスが指摘した場所を見ると、凄腕の絵描きさんが書いてくれたキノと住人達の笑顔の木炭絵画があった。
   ボクは何も覚えていないとキノは絶叫した。もう一度同じ国へ行くという選択肢もあったが、キノは次の国へと出発した。


感想
   このお話は出だしから空白の改行が続いており、最初のページの半分以降になってようやく本文が始まる。その後、入る直前までのお話が続き、恒例のイラストとタイトルとなり、すぐ次の本文では出国しているという構成になっている。これにより、読者が記憶が抜け落るということを実現している。とても良い国らしいだけに、記憶がないというのがなんとも歯がゆい。
   エルメスはキノが今までの旅で間違いなく一番楽しんでいたと断言している。キノが快適な滞在をしたと言えば「優しい国」だが、それすら比較対象にしていない。ということはこの国に来たのは「優しい国」以前の可能性が高いと思う。

 

追記

   …と感想で書いたのだが、アニメ2期の同話を見たところ新たな事実が浮かび上がった。アニメでのキノは森の人を所持しているのである。詳しくはさきの該当記事にて。

   自身の放送での指摘で、国の中で何があったかが明かされる画像を教えていただいた。「水着の国」というエピソードである。いささかこのページの画像の入手元が不明瞭であるのだがリンクを貼っておく。

 


キノの容姿と装備:十代中頃・銀色のフレームのゴーグル・薄緑色のバンダナ・茶色のコート・大きな皮鞄
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:43)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:244)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:51)
国の技術レベルと特産物等:近代(写真は認知されている)
収穫:快適な滞在・エルメスの新しい前後輪

 

[ 小説第19巻 ] 23:36 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.22 Friday
キノの旅十九巻第二話 天才の国 感想

●天才の国 -Finding a Geninus-
一言でいうなら:気分よく合法的に子供を引き取る話
名言:「なぜなら、赤ん坊はみんな天才ですから」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約10ページ

 


あらすじ
   入国の際、キノ達と同時に入国する白衣の一団がいた。彼らは医者でも商人でも観光客でもないそうで、この国には天才を捜すために来たと言う。キノとエルメスはその様子を見学することにした。
   白衣の一団は貧しい村に行き、村長と会った。そして、自分達は天才を捜しており一歳未満の赤ちゃんを調べさせれくれれば、この村の十日分の報酬を支払うと言った。それにより村の多くの赤ちゃん集まった。白衣の一団はある機械を使い、赤ちゃんの頭にかざした。機会が反応する赤ちゃんはなかなか現れなかったが、しばらくしてついに機械の反応した。両親はまだ十代で初めての子供だった。白衣の一人は両親に、この赤ちゃんは天才だがこの国で暮らせばほかの子と同じような人生となってしまう、だが自分達が引き取れば立派な教育を受けさせ才能を開花させると言った。躊躇していた両親だったが、多額な報酬を約束すると両親は満面の笑みを作った。


オチ
   キノは白衣の一人にあなたの国の赤ちゃんもみなこの検査をするのかと聞くと、違うと言われた。彼らの国では子供が生まれなくなってしまい、国を存続するためにこうやって赤ちゃんを合法的に引き取っているのだと言う。そしてあの機械はデタラメであり、どの子を引き取るかは親の経済や環境状況によって選び、罪悪感のある親には天才だからと都合のいい話を信じ込ませ引き取るのだという。赤ちゃんが天才かどうかはまったく問題ないのですか聞くキノ。すると白衣の一人は赤ちゃんはみな天才だと答えた。


感想
   最後の名言はなかなか洒落が訊いている。確かに赤ちゃんは未知数であり天才である。

 


キノの容姿と装備:不明
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:43)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:244)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:51)
国の技術レベルと特産物等:中世
収穫:なし

 

[ 小説第19巻 ] 00:17 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.23 Saturday
キノの旅十九巻第三話 秀才の国 感想

●秀才の国 -Finding an Error-
一言でいうなら:できの悪い子を廃棄する国
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約10ページ

 

 

あらすじ
   入国した国は噂通りとても完成度が高い国だった。綺麗な街並みを初め治安、人の様子など非の打ちどころがなかった。国民の質がいいんだろうとキノ。そこで、役所に行ってその秘訣を聞いてみることにした。すると背広の男がこの国特有の教育システムについて教えてくれた。この国で生まれた赤ちゃんはすぐに国の育成施設に送られ、15歳まで教育を受けた末にようやく親に会えるのだという。


オチ
   そして教育期間に反抗した者や基準に満たない者はしっかりと廃棄処分するそうだ。


感想
   子供を出荷、不良品は処分という、やっている事がまんまキノの故郷「大人の国」なお話。これで完成度が高い国ができてしまうのだから皮肉なものである。

 

 

キノの容姿と装備:不明
エルメスの言い間違い:短刀直輸入→正:単刀直入(累計言い間違い数:44)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:244)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:51)
国の技術レベルと特産物等:現代・完成度の高い国
収穫:なし

 

[ 小説第19巻 ] 01:05 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.23 Saturday
キノの旅十九巻第四話 守る国 感想

●守る国 -Out of His Tree-
一言でいうなら:人骨が埋っている木を守る話
名言:「だって、あのひと、きのしんめ、ふんでた。あたらしいいのち、ふんでた。ほんとうに、このきがすきなら、そんなことは、ぜったいに、しない」

 

登場人物:シズと陸とティー、教授
話の長さ:約30ページ

備考:他の話とリンク(以前行った国=渡す国

 

 

あらすじ
   シズ達は移住の地を求め旅をしていた。今回の国は移民を受け入れており、国の様子もなかなか良かった。移住に適すか見極めるため国のあちこちを見回っていると、大木からなる綺麗な並木道があった。この並木道には歴史があるそうで、本来であれば住宅地化に伴い撤去されるはずだったが、元土木作業員で今では教授と呼ばれる人物が保護を訴った。最初は一人だったのが次第に支持を集め、ついには並木道の保存が決定したそうだ。教授がなぜここまでしたのかというと、例の大木を見ると逃げられてしまった妻子を思い出すとのこと。話を聞き終わった後、ティーはその大木の草を睨んだり幹をぺちぺちと叩いたりしていた。
   するとその場に高級な車が現れ例の教授が現れた。彼の周りにはテレビクルー、そして聞きつけた野次馬が集まった。教授はシズの元に来て会話を交わした。そして用を済ますと教授はその場を後にした。シズもお昼にしようとティーを見た。

 

オチ
   ティーは大木の近くで手榴弾を起爆させると残る紐を持っていた。シズはティーを抱えあわててその場を離れた。そして爆発。破片をまき散らし、大木はゆっくり倒れた。するとティーは爆破した大木に近づき地面を掘り始めた。住人達がその場にかけよりティーに罵倒を浴びせた。教授は絶叫しティーに掴みかかった。すると「みつけた!」と声がした。それはティーのもので、その手には髑髏を持っていた。
   その後教授の悪事とティーの行動が一大ニュースとなり、TVに出ずっぱりとなった。ティーはインタビューに対し、教授が木の新芽を踏んでいたと指摘した。木の下から出てきたのは大量の髑髏であった。教授は妻子だけではなく多数の子供を殺し、土木作業にかこつけて遺体を埋めたのであった。

   ティーは褒め称えられ、シズ達は永住を求めたられたが、移住する気が薄かったとシズは嘘を付き国を後にした。


感想
   大木を守るのにはれっきとした理由があった話。そりゃデカすぎる悪事が埋まっているなら必死で守るものである。シズ達は永住を求められたが断って出国した。う〜ん、有名人として暮らすのは居心地が悪いが、やはりもったいない気が。シズは本気で移住先を探しているのか。まあ移住すれば話は終わってしまうのだが。

 

 

殺害人数:0(シズの累計殺害人数:27)
シズの主張が認められなかった回数:0(累計数:6)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:なし

 

[ 小説第19巻 ] 02:04 - | comments(2) | trackbacks(0) |2017.09.23 Saturday
キノの旅十九巻第五話 戦えない国 感想

●戦えない国 -Wise Men's Forecast-
一言でいうなら:飛行船に監視されている国
名言:「キノ、行ってこい。というか行け」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約30ページ

 

 

 

あらすじ
   三日間のどしゃぶりの雨により、キノ達は移動を中断し雨宿りせざるを得なかった。これから行く地方には六つの国があるそうだが、科学技術は緩やからしい。エルメスはそういった国は戦争を考えるものであり、それに伴い科学が発展するが、そうなっていないことに疑問を抱いた。

 

   ようやく晴れて移動、国に辿り着くとキノ用に馬車と御者が与えられエルメスも乗せ移動した。次の日、この国の王と面会した。キノが旅でのさまざまな話をすると王は満足し、自分になんでも聞いていいと言った。するとエルメスは近隣のお互いの国との関係はどうなのかと聞いた。すると有史以来戦争が絶えなかったが、今では戦争ができなくなってしまったのだという。そしてその原因はというと、王様は外を指差した。すると謎の飛行船が徐々に近づいてきた。

 

   その飛行船は二百三年前に現れ、王宛に届いた手紙によると戦争行為をした国を滅ぼすとのことだった。そうなってはたまらないと六ヶ国の王達は停戦条約を結んだ。いずれはいなくなるのではと王達は思っていたが、結局数百年たっても変わらなかった。そして現在。王はあの飛行船はすでに飛ぶ機能しかなく、攻撃する機能はないのではと思った。そこで無関係者ゆえに攻撃される可能性の少ないキノに、決死の偵察をしてくるよう命じた。エルメスは無理に行く必要がないと言ったが、王がその場合税としてエルメスを徴収しキノには馬を与えると言ったので、エルメスは名言を言った。

 

   飛行船が定期的に降り立つ湖へと向かった。エルメスに乗ればすぐなのだが、逃げる可能性があるので護衛付の馬車で行かされた。そこには王も同行していた。移動の合間にキノは豪華な食事を貰い、仕事をしないわけにはいけなくなった。湖に辿り着き、キノはボートで飛行船に近づいた。エルメスの見立てでは飛行船は太陽光パネルと水を利用した電気分解からなるシステムで動いており、完全自動制御だろうとのことだった。キノが声をかけると感情のない声が返ってきた。

 

   飛行船との会話を終え陸地に戻ろうとすると、王とその息子の兵士が乗ったボートが近づいてきた。成果を聞いてくる王様に、キノは飛行船はいままでの言い伝え通りで戦闘能力も健在だと言った。すると王は驚き、そしてキノに気付いたなと言った。キノはなんの話でしょうとしらばっくれた。

 


オチ
   出国したキノはエルメスが求めた真相暴露に応じた。あの飛行船はストラトスフィア5590と名乗り、天気予報をしているとのことだった。ストラトスフィアとは成層圏のことだとエルメスは知っていた。そして遠い国から送られてきて、戦闘能力なんてものはないと言う。さらに飛行船が言うには、この地へ来た時より王達には天気予報をすると告知していた。つまり王達は真実を知っているが国民には伏せていた。王曰く戦争を望むのは民衆であり、その理由は下らないものでそのせいで戦争が起きるのは無駄なことだと言った。そのため、飛行船を利用して平和を維持していたのだった。

 

   そして、今回のように旅人を使い飛行船に差し向け国民向けに確かめさせ、口の軽そうな旅人を口封じとして殺すのだという。また、王に特別だと言われ聞いたのだが、師匠達もこの役目を受けたそうだ。

 

   キノ達の元に飛行船が迫り話しかけてきた。飛行船は自分の天気予報が国の役に立っていないのではないか疑っていた。既に自分を作った国は百年以上前に滅びているので、ここで天気予報を教える対象をキノにしてもいいのではと思っていた。だがキノはきっぱりと断った。エルメスは当分今のままでいいのではと言った。最後にキノは今夜の天気を聞いた。

 

 

感想
   王は飛行船を恐れているかと思いきや、それを利用していたお話。嘘で平和状態が保たれるならよしとするか。しかし馬鹿正直に王に真実を述べていたら殺されていたというのは怖い。キノが慎重でよかった。師匠達がここに来たときはどのようなことがあったのだろうか。

 

 

キノの容姿と装備:黒いジャケット・カノン・森の人
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:44)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:244)
キノが危害を加えられそうになった回数:1(累計数:52)
国の技術レベルと特産物等:中世
収穫:宝石や豪華な食事など飛行船偵察の報酬

 

[ 小説第19巻 ] 01:06 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.24 Sunday
キノの旅十九巻第六話 贋物の国 感想

●贋物の国 -Trade Make-
一言でいうなら:贋物の贋物なナイフが出来のいい話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ

 

 

あらすじ
   動物の解体や料理で使うナイフを新調したい、使っていたのは「トオレン」という有名ブランドで良いナイフだったが、研ぎ過ぎて刃が痩せちゃったとキノが言った。金物屋に行くとトオレンのナイフがあると言われたが、キノは買わなかった。それらは贋物(にせもの)で性能も見合わないものだった。次の日も金物屋で探したがどれも粗悪品だった。キノが困っていると、それを見た店主がキノが貧乏人だと誤解し、ここへ行くと良いとある住所を教えてくれた。


オチ
   そこにはこの国のトオレンのさらに贋物を作っている男がいた。彼は秘密厳守と言い、さらに本物に負けたくないから一生懸命ナイフを作っているとのこと。キノはそのナイフを買い、結果的に安値でトオレン以上のナイフを手に入れることができた。数日後、キノは贋物のナイフを卸している商人に会い、情報料と引き換えに彼の存在を教えた。


感想
   贋物の贋物な方が出来が良かったお話。価値の分かるキノがそれを見つけたおかげで、腕のいい職人の仕事が増えそうだ。現実世界においても高級ブランドが出回っている。昔、ブランド物を持っている人にその持っているブランドものは本物かと鑑定するニュースコーナーがあったが、今もあるのだろうか。番組では贋物のブランドを持っていた人がショックを受ける展開となるのだが、よくよく考えればショックを受ける必要があるのかなと思う。もちろん高い金額を払って偽物をつかまされたという事はその分お金を損したということになるが、知らなければそれまでだし、その価値を見分けられる人も鑑定人やブランド関係者と限られている。つまり、偽物だと知らないままであればさして困らない。まあ一番悪いパターンとしては鑑定人レベルの目を持つセレブな方に、偽物を持っている所を見られ蔑まされるという展開か。

 

 

キノの容姿と装備:ナイフ
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:44)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:244)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:52)
国の技術レベルと特産物等:不明
収穫:性能のいいナイフ・商人への情報料

 

[ 小説第19巻 ] 01:44 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.24 Sunday
キノの旅十九巻第七話 助けに来た国 感想

●助けに来た国 -Under the Rainvow-
一言でいうなら:捜索隊に同行する話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:フォトとソウ、師匠と弟子(回想)、アルファ
話の長さ:約50ページ
備考:世界地理描写・人外の登場(獣人化)・他の話とリンク(望遠カメラ=見えない真実

 

 


あらすじ
   休業日、しかも朝だというのにセダンの車がやってきた。出てきた男は役人で、数十日をかけて国の外へ撮影の旅に出てほしいのだという。依頼してきたのは旅の一団。この国は大きな国なのでさまざまな人が訪れ、その内の一団が旅の記録の写真を撮ってくれるカメラマンを探していたのだという。しかし報酬はその間の衣食住程度しかないとのこと。だがフォトは世界が見れると喜んで応じた。


   フォトは依頼者である旅の一団に会った。計30人の男女だったがみな総じて鍛えられた体をしていた。彼等は三台の巨大な水陸両用車を使い旅をしていた。そしてフォトの荷物もそろえ出発した。出発した2日目の食事の際、リーダーの男がフォトに旅の目的を語り始めた。


   彼らの目的は、五百年前に置き去りにしてしまった同胞を助け出すことだった。元は一つだった彼らは祖国である大きな国からある差別により追放された。そのため新天地を求め別の大陸へと移ることにした。そこで木々を切り倒した筏(いかだ)を作り海へと渡ったが、それは多くの犠牲が出た苦難の旅だった。そしてある小島に辿り着いた。小さい緑と真水が取れる島であり一安心したが、みなが暮らしていくには小さすぎた。そこで、苦渋の決断としてこの先も耐えられそうな者達だけで出発し、そうでないものは置いていくことにした。別れ際に、新天地を見つけたあかつきには必ず助けに来ると約束した。


   新たに出発した一団はついに新大陸をみつけた。だが海岸沿いにはすでに国があり、新たに国を興すのは不可能だった。そこで一団は内陸を徒歩で延々と進んだ。そしてようやく住める場所を見つけた。数百人まで減っていた一団は必死で国を作り上げた。だが置き去りにした者達を迎えに行くまでは手が回らなかった。しかし時が経ち彼らをしている者達が減っても、彼らの存在はしっかり教えた。


   そして四百年以上の時が経過してしまった。そんな中、国にある美女とハンサムな男がやってきた。彼女ら曰く「山より高い空から偶然、生活の様子が見えた」そうだ。それがきっかけでこの国へ商人が来るようになり、科学技術を知る機会を得た。そこで国は水陸両用車を別の国に発注し、かつての同胞の元へ選抜された一団を送り込むことになった。そして今に至るという。


   その話を聞き、フォトと旅の一団は号泣した。だがアルファだけは違った。この少年は感情があるのかよく分からず、話の最中だけでなく長い間ずっと食事をしていた。だがみなが文句をいう様子はなかった。


   ついに海へと到着。再びフォトとみなが号泣した。海へと出たがみなが船酔いした。そしてついに目的の島を見つけた。だが近づいてみても森が見えるだけでひと気はなかった。大きな汽笛を鳴らして待っていると人影が見えた。それは全長二メートル以上の黒い毛むくじゃらな獣人と呼べるものだった。そしてそれらはだんだんと数を増やしていった。するとリーダーは上陸を指示し、さらにアルファに頼むと言った。するとアルファが全裸になり、超人的な肉体能力で船の上から海岸へ飛び降りた。


   さらにアルファの体がだんだんと変化し、島にいる獣人の姿のようになった。それはかつての我々の姿なのだとリーダーが言った。先祖は追い出された国で肉体情報を書き換えられ、戦場で活躍するために人と獣の境にいるものだった。そうなった人は自分の意思で人にも獣人にもなれた。新天地を探す際もこの姿をして過酷な旅をしていたのだった。だがこの姿であると寿命が縮むので、自分達は国が出来てからは獣人にならなかった。しかし、この島では獣人として生活が定着しているようだった。その場合意思疎通できるかが問題だったが、変身できるアルファが久しぶりに誕生したことで、今回の捜索計画も成立したのだと言う。


   だいぶ待った末にアルファが帰ってきた。まずは大量に食事を摂取し、それからだめでしたああと叫ぶと同時に泣き出した。獣人達にどう説得しようとしてもお前のいう歴史は知らない、お前は変装だと言ってきたのだという。すると外では獣人たちが丸太を持って投げつけてきた。水陸両用車はあわてて後退した。島を離れたが、フォトは今まで通り写真を撮り続けた。


   皆がどんよりとした空気になり、やむなく国へ帰還し対応を決めることになった。フォトの国に着くと、さっそく現像に取り掛かった。そして写真をまとめているとソウがあることに気付いた。そして拡大して現像するよう指示した。

 

 

オチ
   フォト達は水陸両用車に近づいた。アルファ一人だけに会いたかったが、散歩しているアルファに意図せず会うことができた。例の写真に写っていたのは、島と水陸両用車がだいぶ離れてもう見えないと思った獣人達が手を振る姿だった。


   そしてアルファは真実を述べた。獣人達には追い出されたのではなく共存は出来ないと説得されたこと。獣人になれない人と、人になれない獣人が一緒に暮らしていくのは難しいこと。アルファだから分かる獣人と人間の感覚の違いの差があり、感覚が異なる者同士が共存するのは難しいこと。リーダーに言わなかったのはその末の決断だと言った。


   フォトはそのことをリーダーに話すこともできた。だがあの時アルファが水陸両用車に帰って来たとき、人間時でも泣いていたことを鑑み、そのことを無駄にしないため黙っていることにした。

 


感想
   長い間別れていた人々の再会。そして結果は別居となった。真実は伏せられることとなったが、今回ばかりはその方がよかったか。無理に一緒に住む必要もないのかもしれない。本編中何気なく師匠達が登場している。山の上から見たという事は、パラグライダーか飛行機のどちらか見たのだと思うが。

 

 

[ 小説第19巻 ] 05:29 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.24 Sunday
キノの旅十九巻第八話 撃ちまくれる国 感想

●撃ちまくれる国 -Busters-
一言でいうなら:住人がパースエイダーが好きな国
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約20ページ
備考:戦闘あり

 

 

あらすじ
   入国審査官にパースエイダーを所持をしているかと聞かれた。必要なら預けるつもりでキノはいたが、その必要がないどころか住人達が喜ぶと言われた。入国審査官は体に三丁も備えており、この国の住人はパースエイダーが大好きなのだと言う。国に入るとそこらじゅうがパースエイダーだらけだった。ホテルには個室の室内射撃場があり、朝キノはいつも通り起きて銃の抜き撃ちの練習をし実際に撃った。エルメスがうるさいと起きた。これで起こるのでいい部屋だとキノは言った。
   銃の市場は街のはずれにあるのだという。不便では思ったが行ってみるとその理由が分かった。市場と野外射撃場がセットになっており、安全の都合上街のはずれにあるのだった。キノはひとつのお店に入りパースエイダーをメンテナンスしてもらった。それが終わり店の主人にお茶をもらった。パースエイダーが盛んな理由を聞くと、この国ではパースエイダーを作れる鉱物資源があり、昔は戦争が盛んで輸出していたという。街で銃撃戦が起きないかとエルメスが聞くが、パースエイダーの恐ろしさは理解しており、教育も親が子供にしっかり指導しており、事件を起こすと重罪とのことでそれはあまり起きてないとのことだった。だが最近ちょっと治安がわるいと主人は言いかけ鳴った電話に出てしまい、聞けずじまいのままキノは店を後にした。
   地図にあった「旧首都・廃墟地域」に行くことにした。すると、廃屋から二十歳前に見える5人のチンピラがキノの前に立ちふさがった。そして彼らは棍棒を取り出しキノを脅迫してきた。

 

オチ
   チンピラが銃を使わないことを変に思っていると、この国ではパースエイダーを持っていない人を相手にパースエイダーで反撃するのは禁忌だと言ってきた。それを聞いてキノ達はなんとなく理解した。気の抜けた会話をしているキノとエルメスに切れ、棍棒のチンピラが襲ってきた。だがキノは難なくいなした。

   キノ達が去ったあとでチンピラは、スプレーで書いたキノにパースエイダーを撃ちこんでいた。見事な腕だった。

 

感想
   パースエイダーの恐ろしさが理解されているが故に、いざという時に使えない国。チンピラ達は、圧倒的な力を行使できないという人の良心に付け込んで悪さをしている。だがパースエイダーがなくても十分強いキノの敵ではなかった。

 

 

キノの容姿と装備:茶色のコート・ゴーグル・カノン・森の人
エルメスの言い間違い:タニシはあの浮きにしかつかず→正:キノは指摘しなかったが「君子危うきに近付かず」説あり(累計言い間違い数:45)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:244)
キノが危害を加えられそうになった回数:1(累計数:53)
国の技術レベルと特産物等:現代・銃
収穫:銃のメンテナンス・お茶とお菓子

 

[ 小説第19巻 ] 06:23 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.24 Sunday
キノの旅十九巻エピローグ・プロローグ 捨てる国b・a 感想

●捨てる国 -Till You Drop-
一言でいうなら:姥捨て山制度がある話
名言:「はい。詳細は不明ですが、奇妙奇天烈で実にフザケた国があると商人から聞きまして、動物園で珍獣でも見てやろうかという軽い気持ち出来ました」


登場人物:師匠と弟子
話の長さ:約10ページ

 

 

bパートあらすじ
   二人の男女が家の前で覆面をかぶり、ノックもなしに家に突入した。そこには夫婦と子供達がいた。二人は夫婦を手早く拘束し、迷わず隠し扉を突き止めた。その先にいたのは老婆であった。一家の主が母を連れて行かないでと叫ぶが、それはできない、不満があるならみんなの力で変えるべきだと女。なぜそんなことをするかと言う主に、隠匿老人を見つけ出して差し出すと金くれる組織があると男。そして問題の老婆自身は連れて行かれることを潔く認めた。

 

aパートあらすじ
   これから向かう国は商人に聞いたところ恐ろしい国で、全員が勇猛果敢で死を恐れない兵士たちが守っているとのことだった。師匠は警戒しつつ相棒の運転のもと進んだ。すると目の前に岩が落っこちてきた。

   悪い悪いと老人が師匠達に話した。岩を避けた師匠達は老人達と対面していた。老人はこの先に何の用があるか聞いてきた。師匠は名言を残した。相棒は顔色を変えた。だが老人は満足したようで国へ案内してくれた。その国はみな老人で100人はいた。食事の席が設けられ師匠はこの国について聞いた。この国は姥捨て山の結果生まれたという。
   山をいくつか超えた先にある国は六十五歳以上の老人を捨てる決まりがあった。だがある老婆が生き残り、生きていける場を作り、同じように捨てられた人たちを仲間に加えていった。彼らは国への復讐ではなく、もっと生きたいと言う欲求のために生きていた。そして今では100人ほどの規模の集まりになった。
   師匠は食事の礼として老人の頼みを引き受けることにした。その頼みとは、元の国で匿われている老人を連れ出すことだった。そして師匠と弟子は目的の国へ入国。教えられた住所の家の前に来た。

 

感想
   姥捨て山の昔話は有名だが、それをさらに発展させたお話。我々のイメージでは、社会に捨てられたら一貫の終わりと思いがちだが、それは早計なのかもしれない。この話のように、生きたいという強い意志があれば、良い線までいけると思う。

 


師匠達の容姿と装備:ライフルタイプのパースイダー
殺害人数:0(師匠達の累計殺害人数:116)
師匠達が狼藉を働いた回数:1、家宅侵入・拘束・姥捨て山制度執行妨害(累計数:11)
国の技術レベルと特産物等:近代
収穫:食事・老人連れ出しの報酬

 

[ 小説第19巻 ] 22:45 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.24 Sunday
キノの旅十九巻あとがき短編 十五歳の話 感想

●十五歳の話 -FifTenn-
一言でいうなら:ティーがアイドルになった話

 

 

内容
   あとがきとは名ばかりで、シズ達の短編ストーリーとなっている。通常のあとがきはない模様。

 

あらすじ
   私達はひらすらに旅を続けた。そして…ティーが常人の口調で私の鞄を取ってと言い、陸はそれに従った。ティーは鞄を持てきた陸に感謝し、忙しそうに家を出て行った。彼女は十五歳になっていた。
   シズ達がこの国に定住して二年が経った。この国はかつての写真を貰った国(渡す国)よりも大きく、人口を増やすために移民を誰でも受け入れていた。貧富の差が激しかったが努力次第では上を目指せる希望にあふれた国であった。シズはそこで戦闘インストラクターとして働き、傍らにティーが続いた。その際、戦闘インストラクターの生徒達がティーを可愛がり、意図せずさまざまな知識をティーに吹き込んだ。その結果、ティーの頭脳はあらゆる知識を吸収し、ある日突然「人生が面白くなった」としゃべった。ティーは高校に通い始め、その後独学で猛勉強をし、さらにアイドル歌手としてデビュー。それだけにとどまらずこの国のトップアイドルとなっていた。
   ティーが出かけたあとでシズが起きた。シズはティーの収入により働く必要がなくなりぐうたらな生活をしていた。最近のシズは家でぼーっとしているか、カード賭博に大負けするかのどちらかだった。現実は過酷だ。陸はそろそろティーをご主人に変え、シズを呼び捨てにしようと本気で考えていた。

 

オチ
   するといきなり天井を突き破って巨大な手が出現し、陸の鼻を叩いた。ここは森の中で、夢をみてうなされていた私をティーが起こしたのであった。陸はいつも通り近づいてきたシズにあいさつをすると同時に謝った。そして夢の内容をシズに話した。堕落したシズの話は省いた。
   実はシズも似たような夢を見たことがあった。ティーは建築会社の社長になり大活躍する内容だった。二人でティーの将来に思いを馳せ、無限の可能性があることを確認した。ところでその夢での自分ことシズはどうだったと聞いてきた。陸は忘れたとしらばっくれた。逆にシズにも同様の質問をしてみたところ、シズもしらばっくれたようだった。

 

感想
   最後のイラストのティーが可愛らしい。人生とは無限の可能性がある。数年前までは予想だにしなかったことが現実となる。にしても陸とシズはお互いを堕落してしまう夢を見たようだ。お互いを尊重している両者だが、実はどこかでその気を感じているのかもしれない。

 

[ 小説第19巻 ] 06:03 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.25 Monday