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キノの旅XIV 感想(ネタバレあり)

●キノの旅 -the Beautiful World-
「あなたを幸せにするのは 最後はいつだってあなただ」 -You Are Always With You.-
発売日:2011年10月10日
登場人物:キノとエルメス、シズと陸とティー、師匠と弟子

 

 

2018/7/3以後周辺〜巻全体を通し記事を加筆修正

 

この巻について
 キノの旅で度々テーマになる大人と子供の対立。その終着点だと感じるのが口絵第一話「情操教育の国」。管理人はこのお話が好き、というより正しいと思う。ほかにもツイッターらしき形式で綴られる戦争日記「呟きの国」、このお話はネット上では男女が戦争しているというのが通説である。そのほか、50年の健康が保障される「寄生虫の国」、平和を実現するために戦争する「正しい国」などなど。

 そしてカバー裏にはあとがきカルタなるものが。

 


目次
プロローグ「朝日の中で・b」
口絵第一話「情操教育の国」(複数主人公)
第二話「呟きの国」
第三話「規制の国」
第四話「開運の国」(師匠のお話)
第五話「遺作の国」
第六話「亡国の国」(シズのお話)
第七話「結婚の国」
第八話「寄生虫の国」
第九話「差別をする国」
第十話「正しい国」
第十一話「卑怯者の国」
エピローグ「朝日の中で・a」
あとがき

カバー裏 あとがきカルタ

[ 小説第14巻 ] 21:37 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.01 Friday
キノの旅十四巻口絵第一話 情操教育の国 感想

●情操教育の国 -Do What We say!-
一言でいうなら:子供の教育するうえで大切な事
名言:「自ら、模範を示さなければならないんだよ。〜」


登場人物:師匠と弟子、キノとエスメス
話の長さ:数ページ
備考:複数主人公・管理人が好きな国

 

 

あらすじ
 国に入ると住人の大人に、この国の子供達が反抗的で手に負えない、いろいろ習わせてるのに効果がないのでいい意見はないかと聞かれた。師匠はパースエイダーを習わせるといいと言い、その後師匠達は出国した。

 それをして酷いことになると分かっていて言ったんでしょとエルメス。そうかもねとキノ。そしてキノ達は話題の国に入国しようとすると、過去に殺人事件が多発したという理由でパースエイダーの持ち込みは禁止だった。そして入国すると、そこでは子供達がニコニコと伸びやかにすごしていた。彼らは楽器を演奏したり絵を書いていたり自発的に動いていた。それを見守る大人達も穏やかだった。


オチ
 どんな教育方針なのかと初老の男に聞くと、「"強制はしない"」と切り出し、良いことであれ悪い事であれ、自ら模範を示さなければならないのだと言った。あなたはどちらの模範を示したのかと問うが、答えは返ってこなかった。


感想
 過去にひと悶着あったとはいえ、これほどまでにうまくいっている国はキノの旅では珍しい。シリーズではキノと両親の問題など子供と大人の対立が描かれることがあるが、この話こそ大人と子供の関係の終着点である。
 社会には上下関係がある。管理人だって納得のいかない事はやりたくない。そんな時、それを指示した人が自ら模範行動をし、その正しさを認識させてほしい。

 


殺害人数:0
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:なし

[ 小説第14巻 ] 02:29 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.02 Saturday
キノの旅十四巻第二話 呟き国 感想

●呟きの国 -My Daily Life-
一言でいうなら:つぶやきによる戦争日記
名言:「〜。"戦場で人が殺せない"ということは、"平和な時代に人を殺すのが止められない"のとまったく同じように間違っているのだ」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約40ページ
備考:第三者が主体の話

 

 

 

あらすじ
 旅人が入国すると共に死んでしまった。旅人の遺品に制限字数文章を記録でき、やりようによっては世界中の人が見れる装置を手に入れたので使うことにした。


 私の国は内戦中で、シゲロクルツという敵と戦っている。自分は何人もの敵を殺した。その後、膠着状態の町へと転属となり、そこで狙撃銃を使い敵を殺した。あやうく死ぬところだった時もあった。その後城門の警備を任された。ここは危険度が低い場所なので敵を殺せず落ち着かなかった。そんな折キノと名乗る旅人がエルメスというモトラドに乗ってやってきた。内戦中であり観光は望めないと言うと、キノはこの場所でいいので三日間滞在させてほしいと言った。理由は不明だが承諾した。キノにこの国について聞かれ、この国の内情と歴史を話した。


 次の日の夜。自分以外の仲間は全員死んだ。自分が生き残ったのはキノのおかげだった。今日あった出来事を書く。

 


オチ
 商人が来たと思いきや、招待は偽装した敵部隊9人であった。偽装ケース型の銃により仲間は全員死亡、だが自分は負傷のはずみで運よく気を失い、敵からは死んだと思われた。さらにキノに体を運ばれ、敵の視界の外にいた。キノは一人逃げる事ができたのだが、エルメスは寝坊し敵の目の前にあった。そこでキノも敵を倒すしかなかった。そしてキノにある作戦を持ちかけられた。危険だったが私はそれに乗った。そして100秒後より作戦開始と決めキノと別れた。私の武器は拳銃であり、この距離で敵に当てる困難だが、それでも撃ち始めた。やがて9人の敵が反撃してきた。リロードして幹の影から狙いも付けず撃ち続けた。そして全発撃ってしまった。するとあたりが静かになった。そしてキノが終わったと言い姿をみせた。


 自分が撃って囮になり、裏でキノが敵を確実に狙撃をしたのであった。自分は負傷して動けないのので、キノにこの場の安全確保や仲間への連絡をしてもらった。そしてキノへの報酬を払うとキノは出国した。その後自分が気が付いたのはベットの上だった。キノの活躍について言う事も出来たのだが、国がこの活躍を宣伝したいとのことで真実は伏せた。国の勝利のためなら構わなかった。もしキノがこの国で生まれたのならいい戦友になる気がした。

 


感想

 名言について。理にかなっているように思える言葉だが、末恐ろしいものである。この話は言ってみれば「ツイッター小説」というものか。管理人は知らないのだが、そういったジャンルが実在しそれを制作している人がいるかもしれない。

 

 

 

キノの容姿と装備:サプレッサー付フルート
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:32)
殺害人数:9(キノの累計殺害人数:48)
キノが危害を加えられそうになった回数:1(累計数:43)
国の技術レベルと特産物等:近代
収穫:積めるだけの燃料と食料

 

 

追記「ポーチ型銃とシゲロクルツ人について」
 敵が持っていたポーチに偽装した銃とはどんな形だったのだろうか。2ちゃんスレにてこの銃ではというレスがあった。

続きを読む >>
[ 小説第14巻 ] 20:45 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.02 Saturday
キノの旅十四巻第三話 規制の国 感想

●規制の国 -Unreal Young Man-
一言でいうなら:規制反対の話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス(エルメス未登場)
話の長さ:数ページ
備考:口語がメインの話

 

 

あらすじ
 国の住人にキノは話しかけられた。彼が言うにはこの国で×××××が禁止され、単純所持も全て当局に提出をしないと逮捕されるらしい。そしてそれについて反対であり、それを規制したところで犯罪はなくならない。×××××でルールを守り使用し人生を豊かにしている人もおり、規制した連中は×××××が嫌いなだけだと言う。


オチ
 キノは入国に当たりエルメスとパースエイダーが規制され持ち込めなかったことについて意見を求めると、それらは規制されて当然だと言う。


感想
 規制反対を主張している本人も、自身の偏見に基づいて規制に賛成している話。だが「規制した連中は×××××が嫌いなだけ」というのは言い得てそうである。

 


キノの容姿と装備:丸腰
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:32)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:48)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:43)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:なし

[ 小説第14巻 ] 21:23 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.02 Saturday
キノの旅十四巻第四話 開運の国 感想

●開運の国 -The Fifth "C", Cozenage-
一言でいうなら:利益をうまく循環させた話
名言:「知らなければ、それまでですよ」

 

登場人物:師匠と弟子
話の長さ:約10ページ

 


あらすじ
 師匠と弟子が入国したのは他国の交流が少ない、特産品は陶磁器で交易には不向きという国だった。一通り店を回った後、老人に話しかけられた。この国で焼き物を作る際に意図せずとれてしまう水晶があり、処理の困っていたので買ってくれないかという。
 そこで師匠は提案をした。石に価値がないなら作り出せばいい、具体的にはこの石を幸運をもたらすと触れ込みで売るのだという。


オチ
 国を出て、水晶だと思っていたのはダイヤモンド原石だと言う師匠。驚愕しもっと大量にもらって来ればという弟子はいうが、そうしたら買い叩かれ身の危険も及ぶと気付く。師匠の提案した方法なら、水晶をダイヤモンドと気付いた商人も自分達の様に少量を入手しそれを繰り返し儲け、国の人も水晶が売れるので儲かる、大量のダイヤの存在は公にはならないので悪者の予防にもなる。だからこれでいいのだという。


感想
 知らないことで目先の得を見逃しているかもしれない話。管理人も師匠のように、みなが知らない利益が分かる人間になりたい!…と思っても、その為には多彩な知識とそれに伴う勉強の必要である。ということで、ぐうたらな管理人には無理な話である。

 

 

師匠達の容姿と装備:大口径のパースエイダー・大口径のリヴォルバー・自動式のパースエイダー
殺害人数:0(師匠達の累計殺害人数:116)
師匠達が狼藉を働いた回数:0(累計数:10)
国の技術レベルと特産物等:中世・ダイヤモンド
収穫:コインほどのダイヤモンド原石

[ 小説第14巻 ] 22:04 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.02 Saturday
キノの旅十四巻第五話 遺作の国 感想

●遺作の国 -Write or Die-
一言でいうなら:作家殺人の依頼を断った話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約10ページ

 

 

あらすじ
 雨によりできた浅い水たまりで釣りをしている男がいた。キノは彼に近づき、この国でたくさんの本を売った作家さんかと確認した。どうして知っているのかと男。殺すように頼まれたとキノ。
 この前の日、キノに殺人の依頼があった。出国してしまえば警察の捜査が及ばないと同時に、報酬を出すとのことだった。殺してほしいのはベストセラー作家であり、彼はどんなことをしても作品を全く書かなくなってしまい、殺害することでニュースになり本の売り上げ増加が期待できるとのことだった。


オチ
 キノはその依頼を断りこの場に来た。その時の反応を作家が予想して言った。アンタは恵まれている環境にいて、困っているたくさんの人を助ける事ができるんだ、俺たちの生活はいいのかうんぬんだった。ほとんど合っているとキノは言った。作家にどうするのかと聞くと、彼らが人生捨ててまでやると思えないし、旅人はめったにこないから当分は大丈夫だろうと言った。
 釣りをしている作家に何か釣れるかと聞くと、水たまりで魚が釣れるわけがないと言った。


感想
 人はみなそれぞれに都合がある。自分の都合ばかりを押し通そうとしてもうまくいかない。ところで釣りをしているふりをしているのはなぜなのか。

 

 

キノの容姿と装備:パースエイダー
エルメスの言い間違い:瓶の穴子を噛む課長→正:金の卵を産むガチョウ(累計言い間違い数:28)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:49)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:36)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:なし

 

 

追記

 なぜ作家が雨のあとの水たまりで釣りをし、しかも魚が釣れないと自覚しつつもしているのか、作中では明確な説明はない。管理人も少し考えたのだが、作家の男は「森の中のお茶会」での獲物の旅人を待つ老人のように、何かを待っているのが目的なのかと思ったが確信はない。2ちゃんスレッドでもいくつかの考察が挙げられている。こちらでは「魚のいない水たまりで釣りをする」という行為がなにかの比喩なのではという意見が目立つ。

 参考URL:2ちゃんねる「時雨沢恵一総合スレ 86」

https://kamome.5ch.net/test/read.cgi/magazin/1283972541/566-

https://kamome.5ch.net/test/read.cgi/magazin/1283972541/716-

https://kamome.5ch.net/test/read.cgi/magazin/1283972541/733-

https://kamome.5ch.net/test/read.cgi/magazin/1283972541/751-

 

 

 このお話の英題は「Write or Die」であるが、それと似た題名の作品として「R.O.D -READ OR DIE」という作品が存在する。これは管理人が好きであり小説全巻制覇しているシリーズの一つである。こちらは実写化まではいかないもののメディアミックスされ、原作小説はスーパーダッシュ文庫(集英社)より2000年より刊行が開始(偶然なのかキノの旅と同時期)、2006年までに11巻まで発売したものの(キノの旅13巻は2010年発売)、未完のまま長い間続編が刊行されなかった。本エピソードの英題がこれになった理由を勘繰ればR.O.D著者への遠回しなメッセージなのかもしれない。

 

 そして最終巻から10年後の2016年。ようやく12巻が発売された。R.O.Dの話がでたのでもう少し書くと、12巻発売発表と同時に13巻が2017年発売予定とあったのだが、本記事執筆時の2018年7月時点でいまだに13巻発売は叶わず刊行予定の話も聞かない。ここからはあくまで一読者が思ったただのぼやきであるが、今の状態は一番マズイ状態であると思う。なにがマズイかと言われると、13巻を待つ人がいないのではという問題である。

 

 経緯を書くと、R.O.Dの小説シリーズは当初順調に刊行が進み11巻にていよいよ最終決戦というところまで来た。しかしそこで長らく刊行がとまり、11巻まで読んだ読者は最終決戦の結末を待ちわびていた。そして10年後にようやく12巻が発売、物語の方も最終決戦に決着がついた。では13巻はなにをやるのかというと、後日談のようだった。そこで問題となるのが13巻を待つ人はいないのではないかというマズイ点である。12巻の刊行は最終決戦の結末であり、読者は待ちわびていた。しかし、それに決着がついた以上少なくとも一読者である管理人は後日談にあまり興味がない。そもそも10年も待たせた著者の刊行予定なぞ信頼できない。つまり待望されていた12巻と、いまだ未刊行の13巻とは読者の期待には大きな隔たりがあり、それは著者の執筆意識にも大きく影響するのではないか、あまり期待されない=マズイ状態で13巻はこのまま未刊行で終わってしまうのではないかと危惧している。

 

 キノの旅の記事で長々と書いてしまい失礼。なかなか書く機会がなかったのでこの場を利用させていただいた。余計ついでに 「R.O.D これまでのシリーズを年表でまとめる」 という自作サイトの紹介も。

[ 小説第14巻 ] 23:00 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.02 Saturday
キノの旅十四巻第六話 亡国の国 感想

●亡国の国 -Self-destruction-
一言でいうなら:真相がわからない話
名言:「飢えていれば、友達だって食べるさ。―自分がまだ飢えたことがないからと言って、他人もまた飢えたことがないと考えるのは、友情でも愛情でもない」

 

登場人物:シズと陸とティー
話の長さ:約20ページ

備考:他の話とリンク(城壁の国

 

 

あらすじ
 目の前の国では驚くべきことに城壁を取り除く作業をしていた。過去にも城壁がなかった国を思い出しつつ、入国審査官に事情を聴くと、新しい指導者の元友情と愛情を何より重んじることになり、人を信じているから私たちは裏切られないのだそうだ。
 入国するとある男が旅の者かと話しかけてきた。シズが城壁撤去をどう思うかと聞くと、愚策だと認めた。そして首脳部は外国の息がかかっているだろうと認めた。だが男は元移民で、このままでは乗っ取られることについて危機感を持っていた。そこで自分の下水道会社の社長という地位を生かし、国がひっくり返るほどの爆弾をしかけたそうだ。

 国を出るとトラックに乗った商人に出会った。そこでさきほどの爆弾の件話した。すると彼らはそれでもその国に行ってみると言った。その反応からしてシズの見立てでは近隣の国の偵察隊のようだった。

 

オチ
 どこまでがほんとうとティーが言った。ティーによると、あの男は本当に爆弾を用意したのか。それともあえて爆弾を仕掛けたと旅人のシズに伝え外国に言いふらしてもらうことを狙ったのか。真相は分からなかった。


感想
 結局のところ真相は分からない。なかなか煮え切らない話である。ティーが分からないと言っている以上男の発言は怪しいが、男との出会いから読み返してみると、シズが呼び止めなければそのまま男とは別れていそうだし、さらにティーが疑問を呈さなければ爆弾の話は出てこなかった。つまり男が作り話をシズ達に吹き込むために近づいたとは、あんまり思えない=実際に爆弾は仕掛けたのではとも思える。

 


殺害人数:0(シズの累計殺害人数:27)
シズの主張が認められなかった回数:0(累計数:5)
国の技術レベルと特産物等:近代(ラジオを売っている)
収穫:三段重ねのアイスクリーム

[ 小説第14巻 ] 20:04 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.03 Sunday
キノの旅十四巻第七話 結婚の国 感想

●結婚の国 -Testament-
一言でいうなら:コンバットゲームで魅力が決まる国
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約20ページ
備考:戦闘あり

 

 

あらすじ
 キノはプラスチック弾を放つパースエイダーで男と戦っていた。その様子を観客の男達が見守り、キノが勝つたびに歓声が上がった。結局キノは十二人抜きを果たした。
 このコンバットゲームは婚活に使われるのだった。この国では若者の貧富の格差が少ないため、コンバットゲームで婚活で優劣が決まるのだと言う。なぜ女性はコンバットゲームができる男性が素晴らしいと思うのかと聞くと、みながそう思っているからだそうだ。具体的には教育や雑誌、テレビにてコンバットゲームが上手い人こそ夫にふさわしいと吹聴されているのだという。これは五十年前より続いており、それ以前はトランプの順番早覚えやキュウリ速切り、後ろ歩きが速い人が夫にふさわしいと言われたそうだ。


オチ
 それらは結婚後役立つわけでもない。結婚生活の成否は結局のところ夫婦のフィーリング、夫婦の力によって決まると案内人は言いきった。


感想
 ブームとは何なのか。自分が好きなものがなるわけではなく、みながブームだと思っているものがそう呼ばれるようだ。

 


キノの容姿と装備:白いシャツ・黒いベスト・カノン・森の人
エルメスの言い間違い:ドンマイを根比べ→:正:キノは指摘しなかったがドングリの背比べ(累計言い間違い数:34)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:48)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:43)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:報酬の食事

[ 小説第14巻 ] 21:32 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.03 Sunday
キノの旅十四巻第八話 寄生虫の国 感想

●寄生虫の国 -Cure-
一言でいうなら:寄生虫により五十年間健康な話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約ページ
備考:人外の登場(五十年間健康)

 

 

あらすじ
 住人が死ぬまで病気にかからないと噂の国に来た。噂について聞くと、本当であり明日見せてくれると言う。次の朝、キノはエルメスをたたき起こす前に、真相を秘密を教えてもらいに行こうかな呟いた。するとエルメスが起きた。いつもこうしてほしいとキノ。
 真相を確かめに行くと、男が私たちは寄生虫を体内に飼っており自分は今日死ぬと言った。なんでも祖先は遊牧民だったが、この地で民の半数が虫に刺され、そのおかげで厳しい冬も刺された人は死なずに済んだ。そこでこの地に定住することを決め、赤ん坊は夏にみな虫に刺してもらうことにしたという。だが、虫に刺されてから五十年たったとき、刺された人は次々と死んでいった。彼らは頭の中で声がすると言った後すぐに死んだ。すると、これを説明していた男が急に大声で感謝の弁を述べ、死んだ。虫にさされて五十年たつと寄生虫が成虫し、宿主の人間は死ぬ。その代わりその間は病気にかからなくなる。それを知った祖先は健康な五十年か過酷な生活か比べ、前者を選んだという。
 さきほどの死体から虫が出てきた。その虫は脱皮し、近くにおいていた人間の赤ちゃんの元へいき新たな寄生虫となる子供を産んだ。そして親虫は死んだ。これが寄生虫の一連の動作だそうだ。


オチ
 キノは出国した。エルメスがキノがその虫に刺されることを拒んだことについて、五十年間の健康がタダでもらえたのにと茶化した。五十年は短いかなとキノ。そしてもしこのことが皆に知れたら、奪い合いになって手に入れた人も切り裂かれるだろうと話した。それに、刺されて五十年したらそれで死ぬ直前に後悔するのかもとエルメスは言った。

 

感想
 死ぬ直前に虫に刺してもらうのはどうかな。ただ自然の摂理に反することはそれ相応のリスクが伴うと思うので、管理人はやめておくか。この国は貨幣制度もないということで、シリーズを通して最も科学が進んでいない国と言えそうだ。

 


キノの容姿と装備:十代の中頃・黒のジャケット・銀色のフレームのゴーグル・パースエイダー・もう一丁の自動式
エルメスの言い間違い:日差し強し→正:痛し痒し(累計言い間違い数:35)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:48)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:43)
国の技術レベルと特産物等:古代・寄生虫
収穫:誘われた食事

[ 小説第14巻 ] 05:26 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.04 Monday
キノの旅十四巻第九話 差別をする国 感想

●差別をする国 -We Are NOT Like Us.-
一言でいうなら:差別されている側も差別している話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ

 

 

あらすじ
 入国する際「ズムトラッタラ人」ではないかと念入りに聞かれた。キノは知らないといい入国を許可された。住人曰く彼らに会ったことはないが、薄汚い最低な奴らなのだという。そしてこの国ではなにかとミス等をするとズムトラッタラ人なのかと言われ、ズムトラッタラ人は嫌だと失敗した側が言うのであった。

 

オチ
 出国すると旅人に出会った。彼は先ほどの国の出身で、蔑まされた人の国へ行ってきたのだと言う。そこは故郷と風習が違う程度で普通の国だったが、彼らは彼らで自分たちを「ベッタラムニュット人」と言い蔑んでいたのであった。


感想
 差別はするべきではない。差別をするということは、差別をされることを認めることである。管理人はその考えの元、されたくないことはしないと考え生きている。

 

 

キノの容姿と装備:不明
エルメスの言い間違い:なし (累計言い間違い数:35)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:48)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:43)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:アイスクリーム

[ 小説第14巻 ] 05:29 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.04 Monday
キノの旅十四巻第十話 正しい国 感想

●正しい国 -WAR=We Are Right!-

一言でいうなら:平和を実現するために戦争をする国
名言:「〜。『それを聞いた皆が皆、笑うべきか怒るべきか判断に苦しんだ』」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約40ページ
備考:ひと気のない国

 


あらすじ
 目的の国はこの辺りなのだが一向に見つからなかった。国が崩壊してしまったとしても城壁跡などが見つかるはずだった。この国を他の国から聞いた時も不自然で、ここより遠い国であると聞いたが近づくにつれそんな国は知らないと言われた。今いる道もよくよく考えれば不自然で、国の外だというのにできの良い道が盆地を通り越すように長く続いていた。さらに探しているとエルメスが不自然な地形を発見した。すこし掘ってみるとトーチカが埋もれていた。そして盆地を進むと植林したような森と、傍からは気づかなかった湖があった。
 そこに、老人がいた。彼によるともとはここに国があったそうだ。その国は科学技術が発達していると同時に平和を愛する国家だったが、ある平和と戦争撲滅の歌が流行したことで住人たちは奮い立ち、近隣の一国を武力包囲し武装解除を要求した。包囲された国のはパニックになり別の国へ伝令を出したが、伝令が帰ってきたころには国は全滅していた。そこで周辺諸国は連合を組み、平和の国と徹底抗戦しなんとか連合国が勝利した。普通であれば賠償金やら国の技術を取り入れるのだが、連合国は先の激戦ですっかり戦争が嫌になり、この地をなかったことにするため国の痕跡を残さないようにしたのであった。そして近隣の国ではこの国のことがタブーとなった。


オチ
 戦争の発端である平和と戦争撲滅の歌を作ったのが話し手である老人だった。彼は戦争当時この国についていけなくなって、連合軍に投降したのであった。
 すると誰かが四輪駆動車に乗ってやってきた。そして乗っていた老人がさきほどの話し手を狙撃し殺した。彼は最初に被害を受けた国唯一の生き残りである伝令であった。


感想
 多くの伏線が張られ見事に回収されている話。最後の最後まで目が離せない。平和を実現するための軍を軍とは言わず、「世界平和実現協力チーム」や「夢を実現し隊」と名付ける。なんとも失笑する名前である。エルメスがトーチカの説明する際「悪い狼」とキーワードを出しおとぎ話での事というが、元ネタがあるのだろうか?

 

追記

 ああそうか、悪い狼というと三匹の子豚か。

 


キノの容姿と装備:十代の中頃・白いシャツ・黒のジャケット・銀色のフレームのゴーグル・パースエイダー・もう一丁の自動式・水筒・カップ・鞄・折りたたみ式の小さなスコップ
エルメスの言い間違い:0(累計言い間違い数:35)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:48)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:43)
国の技術レベルと特産物等:国外(近未来)
収穫:なし

[ 小説第14巻 ] 21:06 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.04 Monday
キノの旅十四巻第十一話 卑怯者の国 感想

●卑怯者の国 -Toss-up-
一言でいうなら:テロ逮捕に協力する話
名言:「"常に油断するな"ってことさ。相手は一人じゃないかもしれないし」


登場人物:キノとエルメス、ライヤ、トルス
話の長さ:約40ページ
備考:初出PS2キノの旅同梱ブックレット・戦闘あり

 

 

あらすじ
 キノは野外カフェでランチ後のお茶に勤しんでいた。するとある男と一瞬目が合った。そしてその男はケースを置いて立ち去った。キノは勘違いであればいいと思いつつエルメスと共にその場を離れると、ケースが爆発した。
 警察が来るとライヤと名乗る女性刑事が現れた。差し出された写真からさきほどの男を教えてあげた。次の日、湖付近で例の男が車に乗っているのをエルメスが目撃した。この先の湖畔の家がアジトのようだった。キノは報償がもらえるかもしれないので通報することにした。再びライヤと警察官達が現れた。これから突入するがライヤは上司の刑事に止められた。ライヤは抗議するが聞き入れられなかった。突入の様子を見たキノは一応アドバイスを言ったが、思っていた通り聞き入れられなかった。そして目の前で家が爆発。例の男はボートで逃げ出し、さらにはこちらへ威嚇射撃をしてきた。
 次の日、ライヤが朝ごはんを兼ねた事情説明をしてきた。実は犯人はライヤと同じ村の出身で、射殺命令を実行される前に逮捕したいのだという。出国しようとする旅人を待ち構えているという目論見通り、例の男が現れた。ライヤは彼をトルスと呼びかけ、トルスは幼馴染だと気付いた。トルスは爆弾を持っているといったが、キノはトルスの目的がエルメスで、旅人に成り代わり国を出ようとしていると見抜いた。そしてライヤは子供のころに遊んだような決闘をしようと言った。コインが落ちる瞬間に撃って立っていたほうが勝ちというルールだったが、ライヤはコイン飛ばしたと同時に撃つという卑怯な不意打ちをし勝った。

 

オチ
 キノは出国する際警察を呼ぶといいこの場を後にしようとした。するとライヤは背を向けたキノに銃口を向けた。そして銃声。トラックのフロント越しにライヤを視認しキノが撃ったのであった。キノがここまで話に乗ったのは、ライヤが払った宿代と食事代の恩。そして台無しになったお茶の恨みであった。
 後日新聞でなぜか爆弾魔が木に縛られており捕まったとニュースが報じられた。さらに女性刑事も同様に縛られており、家宅捜索の結果同郷の人達の依頼で爆弾魔を匿おうとしていたことが発覚した。それをした者の正体は不明であった。

 

感想
 複雑に事情が絡みあうテロ事件に関わった話。キノは油断することなく事態に対処、味方かと思えたライヤも返り討ちにした。ほんとうにキノの洞察力には驚かされる。

 

追記

 例によって2ちゃんねるのレスにて、ライヤ=Liar=うそつきなのである。

 

 

キノの容姿と装備:十代中頃・黒いジャケット・カノン
エルメスの言い間違い:なし、出し惜しみを負け惜しみと言い間違えたかに見えたがエルメスは正しく言った模様 (累計言い間違い数:35)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:48)
キノが危害を加えられそうになった回数:2(累計数:45)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:ライヤが払った宿代と食事代

[ 小説第14巻 ] 23:50 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.04 Monday
キノの旅十四巻エピローグ・プロローグ 朝日の中でb・a 感想

●朝日の中で -the Dawn-
一言でいうなら:待望の朝日を見る話
名言:「"当たり前"とは、他人にとっては当たり前じゃないんだよ、エルメス」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ
備考:口語がメインの話(bパートのみ)

 

 

bパートあらすじ
 キノとエルメスは昇る朝日を見ていた。キノの前にいる女性たちもそれを見て、号泣していた。「でもさ―」とエルメスが言いかけ、キノがそれを制止した。


aパートあらすじ
 キノが女性の旅人である理由で護衛の依頼が来た。護衛対象は女性三人で、この国より東の山岳地帯をひたすら進むのだという。雪だらけだとキノが言うと、雪上車で雪山を登れルートも開拓されているのだそう。また護衛が必要なの理由は盗賊ではなく動物だそうで、ライフルが撃てる同行人が必要だという。さらに女性グループなので男性は控えたかったそう。この計画は十年も貯めた大金により実現したそうだ。エルメスがそこまでしてなにをしに行くのかと聞くと、日の出を見たいそうだ。この国の朝は霧か雨になってしまい、住人皆が生まれてから一度も日の出を見たことがなかった。キノなんて晴れた日はいつも見ているとエルメス。それに対してキノは名言を言う。

 

感想
 bパートでエルメスが言いかけた言葉は、aパート最後を踏まえ「でもさ―自分たちはいつも見ている光景だけどね」といった旨の台詞だと思われる。自分たちにとっては何気ない生活の一部が、ほかの人からはとても貴重なことがあるのだ。

 


キノの容姿と装備:防寒着・色の濃いゴーグル・フルート
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:35)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:48)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:45)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:燃料や食料の物品・護衛中の食事と弾代

[ 小説第14巻 ] 00:33 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.05 Tuesday
キノの旅十四巻 あとがき 感想

●あとがき -Preface-
一言でいうなら:十周年を迎えてのごく普通のあとがき

 

 

内容
 珍しく1ページにつき上下2段構成となっているあとがき。キノの旅がついに十周年を迎えたこと、〆切に対する思い。読者と制作関係者への感謝。著者によるツイッターの紹介。


感想
 この段組みは西尾維新の「戯言シリーズ」で馴染みが。なつかしい。ツイッターでの反応はすべてチェックしておりダイレクトな感想は本当に嬉しいとのこと。管理人もメッセージを送ってみようかな。

[ 小説第14巻 ] 00:49 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.05 Tuesday
キノの旅十四巻カバー裏 あとがきカルタ 感想

●あとがきカルタ -Preface-
一言でいうなら:あとがきがテーマのカルタ一覧

 

 

内容
 『「あ」あとがきや、あああとがきや、あとがきや。』から始まり、『「わ」私達、一体何を、読んでるの?』まであるカルタの一覧。


感想
 ちゃんと五十音用意されるのがすごい、が、いくつかはちょっと苦し紛れ感のある物も…。すべてに「あとがき」のキーワード入っているかと思いきや、いくつかは入っていない物もある。

[ 小説第14巻 ] 20:05 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.09.05 Tuesday