キノの旅を総括したい

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キノの旅XXII
the Beautiful World
(電撃文庫)

   


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キノの旅Ⅺ 感想(ネタバレあり)

う〜む、この巻も旧カバーなしか。これ以降はもうないかな。


●キノの旅Ⅺ -the Beautiful World-
「この腕で人を殴り この腕で人を抱(いだ)く」 -Farewell to Arms?-
発売日:2007年10月25日
登場人物:キノとエルメス、シズと陸とティー、師匠と弟子

 

 

2018/6/12以後周辺〜巻全体を通し記事を加筆修正

 

この巻について
   ひた〜すらアジンから始まる国名が延々と続く「アジン(略)の国」が際立つほか、意外にも議論を巻き起こした「つながっている国」。学園キノ(管理人は読んだことがない)ではないがキノが学校に通う「学校の国」に加え、キノの旅の神髄とも言うべきか、なかなかハードな展開となる「戦う人達の話」を収録。あとがきは本の中間で始まる「とても見つけにくいあとがき」と、カバーの表紙裏にある「とても見つけやすいあとがき」が。

   さらに、本巻ではじめて「惑星」という単語が登場(国境のない国・道の話)。謎に包まれたキノの世界の想像が膨らむ。

 


目次
口絵「子供の国」
口絵「お花畑の国」(複数主人公)
プロローグ「カメラの国・b」
第一話「つながっている国」
第二話「失望の国」
第三話「アジン(略)の国」(師匠のお話)
第四話「国境のない国」(シズのお話)

とても見つけにくいあとがき

第五話「学校の国」
第六話「道の話」
第七話「戦う人達の話」
エピローグ「カメラの国・a」

とても見つけやすいあとがき

[ 小説第11巻 ] 19:46 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.18 Friday
キノの旅十一巻口絵 子供の国 感想

●子供の国 -Burn Up-
一言でいうなら:大人が子供の遊具を捨てる話
名言:(強いてあげるものはなし)


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ

 

 

あらすじ
   ある国の大きな公園で焚き木がされていた。それはゲームや漫画といった子供の娯楽の物だった。その光景を子供達は×××××な目で見ていた。それをしている大人によると最近子供達が悪くなってしまったのは、大人達が子供だった頃になかった物のせいであり捨てているのだという。
   大人が子供達に旅人のキノに聞きたいことがあれば質問してごらんと言った。すると子供はキノに、おとなをもやすにはどうすればいいのかと聞いた。


オチ
   キノが再び子供達を見たとき、さきほど質問した子供はいなかった。


感想
   昔なかった娯楽品を捨てれば良くなるのか、大人達は今でも昔でも良い人だったのかなど疑問しか生まない話。この話のようにキノの旅シリーズでは、時たま子供と大人の対立が描かれる。キノが故郷から逃げる話もそうである。そしてこの対立の終着点は第14巻「情操教育の国」だと思う。

  

 

キノの容姿と装備:茶色のコート(イラストのみ)
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:23)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:23)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:31)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:なし

[ 小説第11巻 ] 21:02 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.18 Friday
キノの旅十一巻口絵 お花畑の国 感想

●お花畑の国 -Flower Arrangement-
一言でいうなら:花畑の下には死体が埋まっている話
名言:(強いてあげるものはなし)


登場人物:キノとエルメス、シズと陸とティー
話の長さ:数ページ
備考:ひと気のない国・ホヴィー登場

 

 

あらすじ
   キノは入国しようとしたが、思い留まった。国ではところどころ火の手が上がり人々が殺し合っていた。そこへ空からホヴィー=浮遊車両の群れがやってきた。一台がキノのそばに降りそこから出てきた女性軍人が事情を話した。この国では3つの異なった民族が長らく暮らしていたが、最近急に仲が悪くなってこうなってしまったそうだ。そしてホヴィーの群れは国に上空に集まり爆弾を落とした。すると国で生きている人はいなくなった。その後で花の種を撒いた。


オチ
   春が終わって夏も終わりそうなころ、シズ達が来た。そこは綺麗な花畑で、こんな景色が見れるなら放浪の旅も悪くないとシズは言った。


感想
   争っていたので全滅させ花を蒔いた話。珍しくホヴィーが登場。紛争しているので全滅させ問題をなくしてやろうとは、とても強引な方法である。そして花畑ができたが、そういえば昔読んだミステリー漫画で一ヶ所だけ作物がよく成長が良かったのは地中に死体が埋まっていたからなんてものを思い出した。
   ほかにも元は人が居た場所に自然が戻ったというと、原発事故で有名なチェルノブイリを思い出す。チェルノブイリは1986年事故が発生、それによりその地にひと気がなくなった。そして約30年たった現在。その地には草木が茂り動物たちが増えているという。
   参考URL:ナショナルジオグラフィック日本版サイト「事故から30年、チェルノブイリが動物の楽園に」http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/042100148/

 

 

キノの容姿と装備:茶色のコート(イラストのみ)・スコープ
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:23)
殺害人数:0
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:23)
シズの主張が認められなかった回数:0(累計数:5)
国の技術レベルと特産物等:国外
収穫:なし

 

[ 小説第11巻 ] 00:26 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.19 Saturday
キノの旅十一巻第一話 つながっている国 感想

●つながっている国 -Stand Alone-
一言でいうなら:人がいなくてもいると思っている話
名言:「〜、つまり"自分達が幸せだと思うことができれば"、恐らくそれでいいのさ」


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約30ページ
備考:ひと気のない国

 

 

 

あらすじ
   4年前に放棄された国に来た。その国は機械が発達していたのだが、国の外からやってきた占い師がこの国を見てこの地は地獄に落ちると言い、それを聞いて住人達は別の国へ移住したりしたらしい。実際来てみると確かに人はいないが機械が国を保全していた。国を回り使えるものを漁っていると、首吊り死体を見つけた。その傍らには端末のような機械があったので、とりあえずもらっておくことにした。

 

   道を走っていると、エルメスが特異な建造物に気付いた。キノが近づいてみると女性の機械音声がしてご主人様に会わせてくれると言う。さらに男の声の案内によりエレベーターに乗り地下に行くと、その家の主人に出会えた。なぜここにいるのかというと、自分は日光に当たると死んでしまう病気にかかっており、この国の人に限り感染してしまうのでここにいるらしい。


   キノは地上にもう人がいないと話すが、主人はまるで信じてくれず前に来た旅人にも同じことを言われたと返した。キノがどうしてそう思っているのかと聞くと、男は例の端末のような機械を取り出した。そしてその画面を出して文字でやりとりする双方向通信を見せてくれた。こうやってみんなとつながっているんだと主人は言った。

 


オチ
   双方向通信ができるようになったのは四年前からだった。そしてキノが拾った端末は六年前に作られたものであり、その時から双方向通信はできるはずだった。

 


感想
   ごめん、最後の6年前のオチをどう解釈すればいいか分かっていない。気が向いたらよく調べてみようと思う。


   主人の病気は「シルバーストーン病」かな。「シルバーストーン病」とはエースコンバット3に登場する架空の病気で、NUN新国際連合のアイドルパイロット紘瀬玲名の発症している陽を避けなければならない生きていけない病気。まあそんなことよりも管理人がエースコンバット3が大好きで紹介したかっただけだが。

 

 

追記

   事の真相は意外にも一筋縄でいかないようで、2ちゃんねるのスレッドでは議論を巻き起こした。内容が膨大となったので記事を別に設けたのでそちらを参照されたし。

 

   最初にこのお話を読んだ時は、見捨てられた上それを気付けない男がとても憐れに思ったのだが、改めて読んでみると少し見解が変わった。物語冒頭エルメスが、人間はいろいろいてキノのようにわざわざ見に行く人もいると言っているのだが、よくよく考えてみればキノなんて12歳直前に親に殺されそうになって故郷から逃げ出している。だが今のキノを見て読者はなんて不幸な子だと憐れみながら読んでいる人はいないと思う。そう考えてみるとキノの名言も含め、この男も憐れむ必要はないのではと見解を新たにした。しかしながら何かのはずみで真実を知るようなことがあれば怖いのだが。

 

 

 

キノの容姿と装備:緑色で厚手の防寒着・黄色いレンズの一眼ゴーグル・リヴォルバー・鞄

エルメスの言い間違い:確率→正:隔離中(累計言い間違い数:24)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:23)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:31)
国の技術レベルと特産物等:近未来・発達した機械
収穫:お風呂・燃料

[ 小説第11巻 ] 22:36 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.19 Saturday
キノの旅十一巻第二話 失望の国 感想

●失望の国 -Hope You-
一言でいうなら:あえて悪評を広めてほしい国
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス(直接記述なし・旅人とモトラド)
話の長さ:数ページ
備考:口語がメインの話

 


あらすじ
   出国時、住人に国の印象を聞かれた。良かったと答えると住人は憂いた顔をした。住人曰くこの国の良い噂ばかりが広まっているが実際は嫌っている人もいて、それに遭遇した旅人が失望してしまうのだという。そのため旅人にあえて悪い噂を広めてほしいとの事だった。それを聞いた旅人は、あまり嘘をつくのは得意ではないので期待に応えられないと言った。
   それならばわざと酷いことをすればいいのではとモトラドは聞くが、住人はそんなことはとてもできないと言った。


オチ
   旅人はこの国を「なかなかすてきな国」から「とてもすてきな国だった」に訂正した。


感想
   いい人はどこまでもいい人な話。まあこの問題に対して住人ができることは、割り切ってあくまで自分達を優先した生活をすることで、結果的に評価が妥当にラインに定まると思う。

 

 

キノの容姿と装備:不明
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:24)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:23)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:31)
国の技術レベルと特産物等:不明
収穫:鳥の唐揚げ

[ 小説第11巻 ] 23:43 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.19 Saturday
キノの旅十一巻第三話 アジン(略)の国 感想

●アジン(略)の国 -With You-
一言でいうなら:ひたすら長い国名の話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:師匠と弟子(この国では流れる黒髪さんと荷物持ちさん)、白い魚大好きちゃん、ミライ・ツー
話の長さ:約40ページ(国名に5ページ以上消費、それを2回)
備考:海が出る話

 

 

 

2018/6/16〜「及び及び」について放送での指摘を追記。コメントしてくれた方に感謝

 

あらすじ
   いわゆる陸繋島にある国にやってきた。石碑にびっしりと文字が刻まれており、これは何かと聞いたところ国名だという。この長すぎる国名を住人は覚えていられるのかと案内人に聞くと、「白い魚大好きちゃん」と呼ばれた女の子にこの国の名前を暗唱するよう指示した。


   暗唱が続き弟子は最初こそ感心していたが、次第に退屈し別のことを考えるようになり、レーザーサイトの照準調整のことや消音散弾のことを考えたあげく、最後には無我の境地にたった。国名を言い終わると弟子と師匠は感服した。そして二人は国に少し滞在することにした。この国では「白い魚大好きちゃん」のように本名ではなくあだ名で人を呼ぶ習慣があり、二人は流れる黒髪さんと荷物持ちさんと呼ぶことになった。そして二人は出国した。

 

   国から離れると妙な男に出会った。彼はここまで来るために使った船を自ら燃やしていた。話を聞くとさきの国の住人を皆殺しにするのだという。そして国の歴史を語り始めた。十五年前、国は今より人口が多かった。それは異常気象により漁獲量が多く取れた時期があったためで、元の漁獲量に戻ると増えた人口を養う見込みがなくなった。さらに人口増加政策をとった指導者は自殺してしまい、一般市民だけが残った。

 

   そこに旅人の一団がやってきた。市民が解決策を求めると、旅人達は必要な人を厳格に精査したうえで殺した。そして、これを話した男も当時殺されるはずだった。だがパースエイダーの不発という奇蹟的な強運から旅人のリーダーに見い出され、旅人達と共に国を去った。話を聞いた師匠は、なぜ復讐するのか?リーダーの彼女がそういったわけではないでしょうと言った。リーダーが女性とは言っていないのになぜ分かったと男。女のカンだと師匠。


   男は復讐する二つの理由として、仲間が優秀な追跡者にあっさり殺され、自分だけが水汲み行っていただけで生き残ってしまったこと。そんな折故郷の人々がのうのうと生きているという話を聞き、復讐して自分も死ぬつもりだということ話した。ふと師匠は彼に名前を聞いた。彼はミライ・ツーと答え、自分の名前は自分が生きた証だから忘れないように言った。すると師匠は国に入る際、国名を見るようにと言った。

 

 

オチ
   次の日。その国の人口が一人増えた。

   師匠がいまごろ国では石碑を彫り直しているだろうと言った。

 

 

感想
   長すぎる国名の話。どんだけページ稼ぎなんだと呆れていいところだよね? ほかにも64pおよび81pの末尾近くに2ヵ所「及び及び」とあるがこれは正しいのか(後の版で修正されてないなら正しいことになる)自身の放送にてカバー新装版をお持ちの方が「及び及び」は変わっていないとの指摘があったので誤植ではない模様。ところでこの国の住人の容姿は半袖短パンだが、「正義の国」のような事にはならないでほしい。


   最後のオチについて。復讐者の男が国名を見て、自分(62p左下)を含め死んでしまった人達は国名として忘れられずにいるということを知り、この国の住人なったようだ。そして師匠が言った石碑を彫り直すとは、現在の国名に生きていたミライ・ツーの名前があるため、それを消す作業をしているのではという事である。


   復讐者の男の仲間を殺したのは師匠ではないかという説がある。なるほど、確かに優秀な追跡者と言えば師匠である可能性が十分にある。
   参考URL:Yahoo知恵袋「キノの旅 XI アジン(略 の国 について」https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1431215619

 

 


師匠達の容姿と装備:白いシャツ・上品そうな黒いジャケット・茶色の裾の短いジャケット・リヴォルバー・パースエイダー
殺害人数:0(師匠達の累計殺害人数:42)
師匠達が狼藉を働いた回数:0(累計数:9)
国の技術レベルと特産物等:中世
収穫:振舞われた食事

 

[ 小説第11巻 ] 01:26 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.20 Sunday
キノの旅十一巻第四話 国境のない国 感想

●国境のない国 -Asylum-
一言でいうなら:みんな一緒に暮らしていてプライバシーがない国
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:シズと陸とティー
話の長さ:数ページ
備考:他の話とリンク(電波の国直後)

 

 

あらすじ
   新大陸に渡り(船の国)、最初の国(電波の国)から逃げ出すように出国した後のこと。道で迷ったシズ達は世捨て人のような老人に出会った。彼は最寄りの国を教えてくれたが、その地帯は小さな国が群雄割拠しており注意するようにと言った。彼はその内の一つの国の元指導者だったらしい。
   だが実際にあったのは恐ろしく巨大な一つの国だった。国にはいくつもの巨大なドームがあり、その中では一人当たりベット1つ分のスペースを割り当てられ、まるで避難所生活をしているかのように暮らしていた。事の真相は、この国を統合した英雄かつ大統領が先の群雄割拠を反省し「人のエリアを持つ」ことを全面的に禁止したためで、個人の敷居が一切なくそれゆえプライバシーもないのだという。
   シズは必要なものを買って出国した。


オチ
   ティーは今日からシズとは別のテントで寝ることになった。


感想
   さすがにプライバシー0というのは恥ずかしいからご遠慮願いたいなぁ。しかしまあ所有権という概念があるから問題が起きるんだという発想は面白い。現実の問題もこの考えの良い所だけを取り活用できないものか。

 

 

殺害人数:0(シズの累計殺害人数:27)
シズの主張が認められなかった回数:0(累計数:5)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:なし

[ 小説第11巻 ] 19:29 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.20 Sunday
キノの旅十一巻 とても見つけにくいあとがき 感想

●とても見つけにくいあとがき -Preface-
一言でいうなら:本の中間にあるあとがき

 

 

内容
   「キノの旅」という題名の別案についてや、10巻でのエアリスという誤植、サブキャラクターの名称、パースエイダーの設定、執筆時のソフトによる自動変換、キノの持ち物、同人誌についての見解等々。
   そしてイラスト担当黒星紅白のあとがきイラストも収録。これまでのキノと未来のキノを大胆予想している。


感想
   このあとがきで著者は自作「キノの旅」における同人誌が作られることについて「大歓迎」であり、その力がきっと役にたつ日が来ると述べている。だが(電撃文庫はレーベルなのでここでは)メディアワークスが認めているかについてはいささか不明。しかしながらこの文章の発行は認めているのは事実である。そして著者自身は話がかぶるようなことがあると怖いので、できる限りそういったものは見ていないそうだ。仕方のないことだが少し寂くもある。

[ 小説第11巻 ] 20:53 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.20 Sunday
キノの旅十一巻第五話 学校の国 感想

●学校の国 -Assignment-
一言でいうなら:爆弾テロ犯の学校の話
名言:「〜、師匠は自分が何を知らないのか、よく知ってるんだと思う。―それって、凄いことだと思う。」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約30ページ

備考:キノが旅に出る前の話

 

 

あらすじ
   キノはエルメスに運転していた。エルメスがどこへ行くのかというと学校だという。二人の入国審査官がキノの入国を見送った。キノの正体の流れから師匠の話に及ぶと、片方の入国審査官は長生きしたければ詮索するなと言った。
   キノはしばらくの間通学しある物の作り方について学んだ。学校といっても建物のある一室を借りているにすぎないが、生徒はキノを含めて13人。教師は20歳の女性であった。彼女は生徒みなに優しく指導した。そしてきちんと作ったのであればきちんと働き、失敗しても授業であれば大丈夫で本番に成功すればいいと言った。
   そしてキノと生徒たちは目的の物を完成させた。先生はこれで卒業だ、おめでとう!と言った。キノは師匠の元へ帰宅し作った物を一度分解、図面を作成し再び組み直した。

 

オチ
   作った物は爆弾だった。次の日先生に報告しに行こうとすると、学校があった場所は壊され先生が逮捕されるところだった。既にクラスメイトの生徒達が遠足を装って官公庁で自爆テロをし、多くの死傷者を出していた。先生はその場で殺されたが、近くの住人は先生を讃え歓声を上げた。


感想
   名言について。これが無知の知というやつでしょうか。ちゃんとした使い方は知らないが。

   ほかにもキノの「字を習い始めたときは『これが役に立つのかな?』」から「字を覚えたから面白い本が読める」と言う台詞も気付かされることがある。無意味に見える勉強が、人生の思わぬタイミングで役に立つということである。

   教師の言っている事はとても良いことなのに、その最終目標とは自爆テロというのは残念である。というかよく師匠はこんな教室にキノを送り込めたものである。テロリストのコネがなければ潜入しようがない。

 

 

キノの容姿と装備:十代前半・リヴォルバー・ショットガン
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:24)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:23)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:31)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:爆弾製造技術

[ 小説第11巻 ] 00:04 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.21 Monday
キノの旅十一巻第六話 道の話 感想

●道の話 -Passage-
一言でいうなら:世界滅亡のために道をつなぐ話
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約30ページ
備考:徒労な話・世界地理描写

 

 

あらすじ
   やたら良い道があるという噂は本当だった。その道を使い快適にエルメスを走らせた先に国があった。この国の番人によると、この道は国が作ったのではなく、ある旅団が作ったのだという。彼らは約300人おりキャラバンのように移動、国に依頼されてるわけでもなく自ら各地で道を作っているそうだ。そして、なぜそんなことをしているのかというと、皆の役に立つためだという。

 

オチ
   その答えに納得のいかなかったキノは、国の外でもう一度彼らに聞いてみた。すると世界を滅亡させるためという答えが返ってきた。もともと先祖は酷い環境の国に住んでおり、それゆえにこの世界を呪った。そしてそのために世界の国々を道でつなぎ発展させ、その発展を世界中に至らせ世界の資源を喰い尽くすことで世界を滅亡させるのだという。
   このまま道を作っても世界滅亡に至るまで長い時間がかかるのは理解している。だが科学技術の発展も目の当たりにしており、目的達成が近づいているのが嬉しいと言う。


感想
   環境保護と反目する資源開発。今良かれと思っている開発が、数年後には多大な悪影響を及ぼす可能性がある。

   作中、男が例え話として十人が住める小さな島に十五人がいたらと言う話をするが、これは先のアジン(略)の国での比率と一致しているとの指摘が(参考URL:2ちゃんねる「時雨沢恵一総合スレ58 アリソンリリアトレイズキノ」https://love6.5ch.net/test/read.cgi/magazin/1190631949/814-)。

 


キノの容姿と装備:十代の中頃・黒いベスト・ゴーグル・カノン・鞄
エルメスの言い間違い:岡目八目は正解(累計言い間違い数:24)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:23)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:31)
国の技術レベルと特産物等:現代
収穫:お祭りでの食事・旅団に届けるまで食べていいパン

 

[ 小説第11巻 ] 19:49 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.21 Monday
キノの旅十一巻第七話 戦う人達の話 感想

●戦う人達の話 -Reasonable-
一言でいうなら:旅団を護衛する話
名言:「〜、今日は……もう誰も殺したくないんだよ……」

 

登場人物:キノとエルメス、キノ(赤ちゃん)
話の長さ:約70ページ
備考:戦闘あり

 

 

あらすじ
   国を出て男達に出会った。数にして十人以上。軽く会話をした後にその場を離れ、キノは無線機で連絡した。それより少し前のこと、山賊から移民の一団を守るためキノが護衛することになった。報酬はあまり見合ったものでなかったが、一団の赤ちゃんが可愛かったため引き受けることにした。
   移民の一団はトラックに乗り、敵中突破させるべくキノは援護したのだが、敵の罠にはまりある建物の中に篭らざるを得なくなった。建物を探索していると死体を発見。それはこのアジトを使っていた山賊達のもので、彼らを殺したのはさきほど攻撃してきた追跡者達だった。実は護衛している移民達の赤ちゃんが死んだ王の血をひいており、彼らはそれが狙いだそうだ。
   キノは一計を案じ旧式の大砲を活用した爆弾で彼らを攻撃。後方に控えていた狙撃兵達も移民の男が接近戦で倒した。追跡者を撃退したことで彼らは祝杯を挙げた。

 

オチ
   祝杯を飲んだ直後、彼らは血を吐いて死んだ。すると赤ちゃんを抱いていた女性が歓喜の声を上げた。彼女は王の血をひく自分の赤ちゃんの価値を見出しているが、自分を差し置いて国の人たちに赤ちゃんをいいように使われるのが許せなかった。そしてキノが追跡者を全滅させてくれ、さらに今まで一緒にいた取り巻きも毒を仕込んで殺した。これで私は国に帰り、自分は王の母として高い地位に付くのだという。

   医者の男が一命を取り留めその女を殺した。そして彼は絶望の雄たけびを上げた。自分を殺してくれとキノに頼むが、キノは断った。

 

   おじいちゃんは死ぬまで私に「人生は戦いだ」「戦うことを恐れるな」と言った。そして自分の生まれについては教えてくれなかった。自分の名前がキノであることについては、かつて自分達を守ってくれた旅人からきていると教えてくれた。


感想
   この話は最後まで殺し合いが続くハードな展開であり、キノですら「もう殺したくない」と言い出すほどの印象深い話である。まったく人間は自分達の欲望のためにどこまでもやってしまうようだ。

 

追記

   作中、篭城後にキノが偽の死体を放った後、気付かれないように仲間の男と大砲の仕掛けについて話すが、その際キノは「ちゃんと学校で教わった」と言っている。これは同巻の「学校の国」の事を言っている。ほかにも、女性のネタばらしの際中キノは死んだ仲間用の毒入り祝杯を捨てていが、おそらくキノは医者が生きていると見越し、医者が女性を殺すあと自殺しないように先手を打ったようである。

 

 

キノの容姿と装備:十代の中頃・銀色のフレームのゴーグル・カノン・森の人・スコープ付きフルート・鞄
エルメスの言い間違い:
政権の辟易→キノは指摘しなかったが正:晴天の霹靂
美術は関節よりそれなり→キノは指摘しなかったが正:事実は小説よりも奇なり(累計言い間違い数:26)
殺害人数:12、キノが手を下したわけではないがキノの指示のもとなので(キノの累計殺害人数:35)
キノが危害を加えられそうになった回数:2、仲間と敵から一度ずつ(累計数:33)
国の技術レベルと特産物等:国外
収穫:護衛の報酬を受け取ったはず

 

[ 小説第11巻 ] 20:50 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.21 Monday
キノの旅十一巻エピローグ・プロローグ カメラの国b・a 感想

●カメラの国 -Picturesque-
一言でいうなら:違うカメラの使い方をする話
名言:(強いてあげるものはなし)


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ

 


bパートあらすじ
   科学は発展しておらず自給自足している国に来た。三日目を迎え出発しようとしていたところ、カメラをご一緒してくれないかと誘われた。科学を遅れたこの国においてカメラは似つかないものであり、どうやって手に入れたのかと聞いた。このカメラは死に際の旅人が住人達にくれたものだそうだ。名前は「フィルムワモウナイ」で使い方は分からなかったが、試行錯誤をした結果レンズ越しに見た光景を頭の中に入れるものだと住人は結論付けた。それを今からしようという事になりキノは応じた。

 

aパートあらすじ
   それからは大撮影会になった。住人達は思い思いのポーズを提案し、キノとみなで映った。


感想
   とても和やかなお話。誤解がまかり通っているが、それでいい。

 


キノの容姿と装備:黒いジャケット(イラストのみ)
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:26)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:35)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:33)
国の技術レベルと特産物等:中世・天然素材
収穫:美味しさに感激するほどの振る舞われた食事

 

[ 小説第11巻 ] 00:00 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.22 Tuesday
キノの旅十一巻 とても見つけやすいあとがき 感想

●あとがき -Preface-
一言でいうなら:カバーの表紙裏にあるあとがき

 


内容
   場所はカバーの表紙裏。とても見つけやすいとあるが、管理人が買った本には広告の小カバーが付いておりとても見つけづらかった。
   あとがきには本の中にはないと書いてあるが、実際はある。11巻を迎えたキノの旅だが、著者作「リリアとトレズ」や「学園キノ2」が出ている事。そしてここまでできたのも読んでくれる人のおかげと書かれている。


感想
   申し訳ないのだが管理人は著者作はキノの旅しか読んでいない。キノの旅シリーズだけは買い込んでいるのだが、あまりライトノベルを読む習慣がなくて。

 

[ 小説第11巻 ] 19:40 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.22 Tuesday