キノの旅を総括したい

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キノの旅検ヾ響曄淵優織丱譴△蝓

旧カバーの画像がどうしても見当たらなかった。残念。

 

●キノの旅 -the Beautiful World-
「"この場所を知らず 夢の地を目指し 夢の地に着いて この場所を知らず"」 -Wherever I go, there I am-
発売日:2001年7月25日
おもな登場人物:キノとエルメス、シズと陸

 

 

2018/4/26以後周辺〜巻全体を通し記事を加筆修正


この巻について
   管理人が何歳のころだったろうか。巻頭の「これからどうする?」「いつかと同じさ。どこかへ行こう」というやり取りを、昔ラジオCMで聞いたことがあり、それがとても印象強く残っている。いや、そもそも「キノの旅」の名前を初めて知ったはこのラジオCMだったと思う。(当時はアニメすら手探り時期で、同時にいくつかの声優ラジオを聴いていた。やはり電撃G'Sラジオだろうか、MCはだれだったのか…もはや覚えていない)。さまざまなことがあってもキノは旅を続けていく。この台詞は管理人にとってキノの旅を象徴する台詞である。懐かしくてネットで少し探してみたのだが、結局そのCM音源は見つけられなかった。ネットで上げられている場所を知っている方は是非教えてほしい。

 

   この巻は珍しくキノはほぼ危害を加えられそうにならなず、自衛のための殺害をしない。その代わりシズは狼藉をやめさせるために盗賊を22人も殺害する。

   さらに仕事がテーマの話が多いようで「仕事をしなくてもいい国」「ぶどう」「塔の国」はそれぞれの角度から仕事についての物語が展開する。そして「たかられた話」と「像のある国」がつながっている可能性があることは目からうろこだった。それぞれレビューを終えてからネットでの指摘を知り、つながっている可能性が高いと分かった。物語を初めて読んでから実に十数年経過しての発見である。

 


目次
プロローグ「紅い海の真ん中で・b」
第一話「像のある国」
第二話「×××××」
第三話「二人の国」
第四話「伝統」
第五話「仕事をしなくていい国」
第六話「分かれている国」
第七話「ぶどう」
第八話「認めている国」
第九話「たかられた話」(シズのお話)
第十話「橋の国」
第十一話「塔の国」
エピローグ「紅い海の真ん中で・a」
あとがさ(あとがき)

[ 小説第4巻 ] 20:40 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第一話 像のある国 感想

●像のある国 -Angel?-
一言でいうなら:像を見た話
名言:(強いてあげるほどのものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス(直接表記なし、挿絵にキノらしきはっきりとした顔)
話の長さ:数ページ
備考:打ち切り回?・他の話とリンク(たかられた話

 


あらすじ
   入国した国で木でできた像を見かけた。住人によると、昔空から降りてきて二十二人の悪魔を倒し国を救った天使の像らしい。なにそれと聞くモトラド。すると住人は「お伽話ですよ。これからこの国に伝わる―」という記述で物語は途切れる。

 

感想
   話が途中で終わってしまっているように思えるが、実は続きはあったりするのだろうか? キノの旅はたまに仕掛けが存在していて補完されている事があるが。イラストに描かれている像のモデルは一見、西郷隆盛かとも思ったが、この像は木製のうえ、もっているの棍棒らしい。

 

追記
   ネットで調べていたら分かってしまった。そうか、同巻のシズ回「たかられた話」のあとの可能性があるのか。「二十二人の悪魔」なんていかにも盗賊の数と共通しているし、これはやられた。でもそれだとお伽話という言い方が気になる。真実を伏せていたとしてもお伽話なんて表現をするだろうか。キノとシズの間隔の目安として、4話の「伝統」では半年になっている。さすがにこの短期間でお伽話に置き換えることができるか? その言葉を使うなら数十年レベルで経過している気がするが。もしかしたら旅人はキノではない誰か、いっそのこと二話の子供の可能性もあるのだろうか。

 

さらに追記

   このお話の仕組みについて興味深い考察ページを見つけることができた。Sun light「考察 キノの旅について」(http://hazukiaya.fc2web.com/kousatu.htm)である。

   こちらのページでは2つの物語が同じ国であるという指摘はもちろんのこと、最後の台詞である「これから」という点にも着目している。上の追記で管理人はお伽話=数十年レベル経過しているのではと述べたが、「これから」という単語が使われているのであれば、これからこのお伽話を普及させるつもりだ等が考えられ、シズ出国後からしばらくしてキノが入国したとしてもおかしくない作りなのである。

 

 

キノの容姿と装備:若い旅人・黒いジャケット(イラストのみ)
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:7)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベルと特産物等:国外
収穫:なし

[ 小説第4巻 ] 21:26 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第二話 ××××× 感想

●××××× -solo-
一言でいうなら:子供に連れて行ってほしいとせがまれる話
名言:「〜。自分ひとりの命を守るので精一杯なんだ。〜」

 
登場人物:キノとエルメス(直接表記なし)
話の長さ:数ページ
 

 

2018/4/29〜記事修正、追記にて本作は著者の「優しい国」の補完と書いたが、それは読者の考察であり実際にそうかは不明。それに伴い記事を修正。詳しくはコメント欄にて

 

あらすじ
   国の外、道を走っていると子供がいた。連れて行って下さいと子供。どこからきてどこへいくのかと聞くが答えない。名前を聞くと「×××××」と答える。旅人は断り、しゃべるモトラドにまたがり子供を置いて走った。

 

感想
   「×××××」とはキノの旅シリーズにおいて禁止用語が出た際に置き換えられる記号で、文字数にかかわらず「×××××」となる。一方でキノの子供時代の名前についても「×××××」であることから、この子も同じ名前であった可能性がある。
   さらに勘ぐってしまうのなら、挿絵にはあくまでキノらしき後姿であり、キノとエルメスと言う単語が出てこない。つまり「×××××」こそキノであり、旅人は元祖キノである可能性もある。ただ故郷を離れたときキノは髪が長く、そもそも国の外にキノがいるのはさすがに不自然か。それに、キノの台詞は「優しい国」での台詞をなぞっている。これらを総合的考えると、この話は優しい国の後の話で、いつもの主人公キノが「×××××」と名乗る自身の子供時代と同名の子に出会ったというのが妥当か。

   ところで、どこから来てどこへ行くのという記述を聞くと、かの有名画「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」(ゴーギャン作)を思い出す。

 

追記

   上で旅人がキノでないのではと書いたが、どうやらキノである可能性が高いようである。自身の放送で教えてもらったのでソースが不明であるのだが、このお話は「優しい国」におけるエゴの台詞が本来の意図とは異なる受け取り方をされていたので、著者が補完する意味を込めて本エピソードを作ったそうである。のではないかという意見をいただいた(情報提供:陽佐倉さん 詳しくは下記コメント欄にて )。つまり、優しい国でのエゴ発言はキノが母親のエゴを非難していると誤解しがちだが、本当はこのエピソードのようにキノ自身のエゴで連れていけないと言いたいのである。

 


キノの容姿と装備:黒いジャケット(イラストのみ)
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:7)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベルと特産物等:国外
収穫:なし

[ 小説第4巻 ] 21:28 - | comments(3) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第三話 二人の国 感想

●二人の国 -Even a Dog doesn't Eat-
一言でいうなら:夫の暴力に耐えかねた妻が逆襲する話
名言:「残念ながらボクは、神様にはなりたくないんです」


登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約50ページ
 

 

あらすじ
   長々と質問項目に答えた末に入国したキノは、住人の男性に出会いお家に招待された。だがそこで夫による妻への過剰な暴力を目撃した。しかしこの国では、夫婦間の問題は夫婦だけで解決すべきであり、行政は一切介入しないらしい。妻はキノに夫を殺害してほしいと頼むが、キノは拒否した。

 

オチ
   出国前に再び夫婦に出会った。妻はキノに断られたことで意識を変え、今までの立場が逆転し夫に暴力を振るうようになっていた。

 

感想
   暴力を受けていた妻が逆襲する過激な話。立場が逆転してしまった夫に、そうなった心当たりはないかと聞くが、全く覚えがないというのはいただけない。
   妻が逆襲する際の台詞を要約すると、自分の努力なしで望む方向に進むと思っていたが間違いだった。もう神様を待つのはやめた。この世に神はいなくて奇跡は起きず、人間の問題は人間で解決しなきゃらならないとのことだった。結果過激な展開となったが、これらの発言は正しいように聞こえる。いずれにせよ何事も穏便に進むことを望む。
   この話のようにキノは基本的に情に流されず、妻からの願いのようなことを言われても関わらないことが多い。逆に関わるのはもうひとりの主人公シズである。

 

追記

   最後に妻はキノへ「おしどりのお守り」を送る。妻はおしどり夫婦の意味を込めてキノに送ったようだが、自身の放送にて衝撃の指摘があった。実際のオシドリは子をなすと別れるそうである。そこでネットで調べてみると「おしどり夫婦」のイメージからは程遠い、非情な生態を知ることができた。著者がここまで意図しておしどりのお守りを登場させたと思うと、なんとも皮肉で末恐ろしいものである。

   参考URL

・ウィキペディア「オシドリ」http://bit.ly/2IaHL9i

・ミネルヴァのトリビア『「オシドリ」は全然オシドリ夫婦じゃなかった・・・ 』http://athena-minerva.net/doubutu/1125/

 


キノの容姿と装備:十代中頃・黒いジャケット・ゴーグル・カノン
エルメスの言い間違い:ナイゼル艦長→正:内政干渉(累計言い間違い数:8)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベルと特産物等:現代・結婚関連
収穫:恋愛祈願のおしどりのお守り

[ 小説第4巻 ] 21:31 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第四話 伝統 感想

●伝統 -Tricksters-

一言でいうなら:国民総出で旅人を騙す国
名言:「あんな丁寧に、真剣に真似をしてくれた人はいなかったな。〜」

 

登場人物:キノとエルメス、シズ(回想、半年前に訪問)
話の長さ:約10ページ
アニメ一期「伝統」ページ

 


あらすじ
   入国すると住人はみな猫耳を付けていた。それがこの国の伝統だという。

 

オチ
   549勝233敗か。結局猫耳を付けずに出国したキノを見送り国長が言った。この国は旅人に偽って伝統を吹き込む国だった。しかしキノは別の旅人から事情を聞きすでに知っていた。そして最後に国長は、速攻で騙されてくれたシズの時のことを思い出した。

 

感想
   シズが育ちが良いためすぐに騙されてしまうという、彼の抜けたところに笑うエピソード。タイトルが「伝統」だけであり、「〜の国」でないエピソードでもある。よくよく考えるとこの国の伝統は複数ある。旅人を騙すための偽りの伝統、旅人を国民総出で騙すという伝統、そして数回指摘される「踊り」の伝統である。

 

 

キノの容姿と装備:記述なし
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:8)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベルと特産物等:近代(城・ヘルメットと礼服)・伝統
収穫:ほかの旅人向けのネタ

[ 小説第4巻 ] 21:32 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第五話 仕事をしなくてもいい国 感想

●仕事をしなくてもいい国 -Workable-
一言でいうなら:ストレスをもらうのが仕事の国
名言:
「〜。これから、ボクがなすべきことが分かった気がするよ……」
「ボク達は<買い物>に行くべきだ」
「行こう、エルメス。人間、楽ができる場合は楽をした方がいい。今がまさにその時だ」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:十数ページ
アニメ一期「仕事をしなくてもいい国」ページ

 

 

あらすじ
   機械が発達していて人間が仕事をしなくても済むらしい国に来た。みな仕事をする必要がないはずだが、どの国でも見かけるような出勤風景を目の当たりにした。そこにいたサラリーマンになにをしているのかと聞くと、仕事をしているらしい。なんでも、この国の仕事とは「生産性のない」ストレスをもらうことであり、それによってお金を稼ぐそうだ。

 

オチ
   ストレスをもらう仕事の素晴らしさを説くサラリーマン。貴重な話を聞いたとキノ。それは旅人の買い物が無料なことであり、キノはサラリーマンの話なぞどこ吹く風で嬉々として動き出した。

 

感想
   がめついキノが見れるお話。いずれにせよこの国の住人にはなりたくないなぁ。
 

 

キノの容姿と装備:十代半ばほど・茶色のコート・黒いジャケット・パースエイダー・もう一丁の自動式
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:8)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベルと特産物等:近未来・発達した機械
収穫:無料の物資

[ 小説第4巻 ] 21:37 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第六話 分かれている国 感想

●分かれている国 -World Divides-
一言でいうなら:漁業と狩猟で反目している国
名言:(強いてあげるほどのものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約20ページ

備考:ホヴィー登場

 


あらすじ
   海沿いの街に着いたキノは歓迎を受け、漁業を見学しつつそこで獲れた食糧で盛大に振舞ってもらった。この国は住人が分裂しているらしく、明日はもうひとつの地方へ行くと言ったキノは住人達から反対された。

 

オチ
   高地にあるもう一つの街に訪れたキノは全く同じような歓迎を受けた。違うのは漁業が狩猟であったことだった。そしてお互いが相手方の獲物をかわいそうだと言うのであった。しかしキノはさして気にせずたらふく食った。

 

感想
   獲物が違うだけでやっていることは同じというお話。人間は動物を食して生きている。豚はポピュラーな家畜だが、世界には犬や鯨を食する文化もあるのだ。

 


キノの容姿と装備:十代の中頃・黒いジャケット・ゴーグル・ハンドパースエイダー・もう一丁の自動式・手に茶色のコート持参
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:8)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベル:近未来(浮遊車両登場)・鯨と象
収穫:海と陸の食産物たらふく・魚と獣の干物

[ 小説第4巻 ] 21:40 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第七話 ぶどう 感想

●ぶどう -On Duty-
一言でいうなら:今は夫に収まった旅を憧れる男性に説教される話
名言:「ご心配ありがとうございます。でも、ボクはそれを続けたいと思います」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約10ページ

 


あらすじ
   いきなり男が旅はやめて義務を果たせとキノに説いてきた。だがキノは旅を続けると返し、この国にある多くの観光地へ行くことにした。

 

オチ

   男は慌ててキノへの説教を切り上げ、家族の元に戻った。妻から遅いと叱られると夫は謝った。さらに近くを通ったキノが男にあいさつをしたため、妻はまた一人で旅に出たいとバカなことや、モトラドに乗りたいと思っているのではないかと問い詰めた。夫はそんなことないと話を合わせるしかなかった。義理の母からはさきほどキノに対して説いた義務の話をされ、男は不服そうに見えなくなったキノ達を想った。

 

感想
   夫は内心旅に出たいと思っているが、現実は妻や義母にしかれていた。どうやら先ほどの説教は、嫉妬からくるものだったらしい。
   自分のしていることは社会から見れば無駄なことかもしれない。自分のやるべき義務を果たしていないのかもしれない。でも自分は、自分がしたいことをしようと思う。

   なぜ題名が「ぶどう」なのか。分からない。ぶどうについて調べていけばわかるかもしれないが、ここでは割愛。

 

追記

   コメント欄での指摘で題名の「ぶどう」はイソップ童話から来ていることを知りました。詳しくは下記のコメントをご覧ください。ご指摘いただきありがとうございます。

 


キノの容姿と装備:十代半ばほど・黒いジャケット・パースエイダー
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:8)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベルと特産物等:現代・観光地多数
収穫:多くの観光名所を回れた

[ 小説第4巻 ] 21:42 - | comments(2) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第八話 認めている国 感想

●認めている国 -A Vote-

一言でいうなら:投票されなかった人を裏で始末する国
名言:「"ああ、タダだったのか……。どうせなら大したことのないケガでもして、病院で健康診断でも受けておけばよかった。注射は嫌いだけれど"」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:約30ページ
備考:防寒着を売却

 


あらすじ
   入国した国では投票されない=いらない人は処分する「投票祭り」なるものあった。だがいままで投票されなかった人はいなかったらしい。ホテルのオーナーがそう話してくれると大声で笑った。息子らしき従業員が静かにしてほしいと諭したが、オーナーは怒鳴り返した。

 

オチ
   次の朝オーナーが死んだ。国王と医者と看護婦しか知らないことだが、実は投票されてなかったので彼らが殺したのであった。
   だがキノはそんなことよりも、無料で診察を受けチャンスだったことを悔やむのであった。

 

感想
   安直に考えるのであればいいかもと思ってしまう国。ところで物を捨てられない話の時にキノが、いつか会った物書きが本が捨てられなくて喘いでたと言うが、今後登場したりするのだろうか?

 

追記

   時間を置いてから感想を読んでみると、「安直に考えるのであればいいかも〜」と書いたのは迂闊だったかなと思う。ただこれが管理人の正直な気持ちである(詳細は好きな話のランキングページにて)。ただ過激そうに思える意見を公にする必要ないかなと思い、さきほどの「迂闊」という単語を使わせてもらった。この件について語ろうものなら管理人の人生観に関わってくる。
   初めて記事を書いたときは気に留めていなかったのだが、物語の最後、キノが防寒手袋を売ってしまい後悔する場面がある。つまり、いらないと思っていても忘れているだけで実は必要になるということか。そしてそれはオーナーについても同様なのであろう。

 


キノの容姿と装備:十代半ばほど・茶色のコート・ゴーグル・カノン
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:8)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベルと特産物等:現代・間引きシステムと福祉
収穫:お祭りでの食事・安値で必要物資購入・いらなくなった防寒着が横暴なオーナーのおかげでかなり高く売れた

[ 小説第4巻 ] 21:44 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第九話 たかられた話 感想

●たかられた話 -Bloodsuckers-
一言でいうなら:盗賊を殺したのに住人から嫌われる話
名言:「困っている人がいて、自分が助けることができるとする。その場合、自分がそれをするのに、あまり大きな理由が必要だとは思えない。それはその人のためじゃないのかもしれないしね」

 

登場人物:シズと陸
話の長さ:約30ページ
備考:戦闘あり・他話とリンク(像のある国

 


あらすじ
   訪れた国では盗賊にたかられ困っていた。シズは国の住人に拒否される可能性があることを承知で二十二人の盗賊を皆殺しにした。

 

オチ
   住人から皆殺しにするなんて非道すぎると言われ、国から追い出された。こうなる可能性があったことをシズは知っていた。住人達は安息の日々が得たが、それを成し遂げた殺人犯はいらないようだ。それを踏まえシズ達は、住人達に「たかられた」と締めくくった。

 

感想
   この場で管理人が「殺して正解」と声を大にして言う事は出来ないが、「もっとベストなやりかたがあったのでは」と思ってしまうのは住人達の意見に寄ってしまうのか。いずれにせよ、何事も綺麗事で済ますことが出来ないのが現実である。シズは名言から分かるようにやっかい事に積極的に関わっていき、同時にそれを治める実力を兼ね備えている。これは実力がありつつも干渉しないキノとは対照的である。

 

追記
   実はその後のエピソードが「像のある国」である可能性が高いらしい。キーワードは「二十二人の盗賊」を倒したことである。詳細は「像のある国」の記事で触れるが、結果からいうとシズの像が作られ崇められた。シズの行動は後になって住人に称えられたのである。

 


殺害人数:22(シズの累計殺害人数:24)
シズの主張が認められなかった回数:1(累計数:2)
国の技術レベルと特産物等:中世
収穫:(後に像が建てられた)

[ 小説第4巻 ] 21:49 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第十話 橋の国 感想

●橋の国 -Their Line-
一言でいうなら:自分たちの骨を使ってまで橋を完成させた話
名言:「私達は、成し遂げたのだ」

 

登場人物:キノとエルメス(直接記述がなく運転手とモトラドと記述、イラストあり)
話の長さ:約10ページ
備考:国外・口語がない話・世界地理描写・(ひと気のない国)

 


あらすじ
   情報通り隣の大陸へ進むための橋を見つけた。走っている最中、旅人の乗るモトラドが橋の欄干に文字が掘ってあるのを見つけた。そこには、この橋を作った人たちの記録が残っていた。

   橋を作ったのは元は陸で暮らしていた人々であった。ある日彼らは古代の記録を発見した。それによると、自分たちの祖先は罪人で、橋を完成させれば罪を帳消しになるはずだった。しかしそれをせず先祖代々国を発展させてきたのだった。そこで人々は、計画通り橋を作り上げることにした。


オチ
   橋は設計図通り建設していったが、本来あるべき資材はいままでの国の発展のために使い切ってしまった。そこで、最後の一人が死ぬまで人骨を使い、ついに橋を完成させた。


感想
   目的のためには死すら躊躇しないという、キノの旅シリーズでよくある信念、もしくは狂気のお話。最後に書かれる名言が、物語を綺麗に締めていると思う。このお話は珍しく「」が一切使われていない。しかしキャラクターの意思が文章になっているのであまり違和感なく読むことができる。

   本作はキノの世界の地理の貴重な情報源となっている。砂浜沿いに北に進む。左側すなわち西側には海、右側は広大な砂漠。そして海の上をまっすぐ西に延びるとても長い橋。これを渡れば隣の大陸に行ける。モトラドで2日かけないと渡れない距離。そんな記述がキノの世界の想像を膨らませる。

 


キノの容姿と装備:十代半ばか少し過ぎたくらい・黒いジャケット・銀色のフレームのゴーグル・大口径のリヴォルバー・ライフル
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:8)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:15)
国の技術レベルと特産物等:中世(鉄鋼技術なし)・橋
収穫:駄賃なしで隣の大陸に渡れた

[ 小説第4巻 ] 21:52 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻第十一話 塔の国 感想

●塔の国 -Free Lance-
一言でいうなら:ひたすら塔を建て続ける国
名言:(強いてあげるものはなし)

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ
備考:本文が縦読み三段

アニメ一期「塔の国」ページ

 


あらすじ
   訪れた国では塔をひたすら高く建てていた。昔からやっていて、なぜ建てているのかも知らないらしい。そしてついに塔の限界が訪れ、崩れた。住人達は塔の崩壊という歴史的瞬間に立ち会えた事を喜び、さらに新しい塔の建設に向け行動を始めた。だがそんな光景を嫌がり、キノに国外へ連れ出してくれと迫る男が現れた。

 

オチ
   塔を建てるのが嫌ならレンガに彫刻を掘ってみてはとキノが提案した。それはいいアイデアだとその男は嬉々として仲間の元へ戻っていった。

 

感想
   男が嫌だったのは国ではなく、仕事だったようだ。本作は通常の書式とは違い縦読み三段となっている。なぜこういった構成にしたのか。初版連載が別の雑誌でそこでの書式に合わせた? 高い塔ということで雰囲気的に段を組み立てる構成にした? さらに勘ぐれば、このお話は塔で彫刻を掘ると決めた男の作品なのでは? そんな可能性もあるかもしれない。

 


キノの容姿と装備:とっても若い人間・茶色のコート・カノン
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:8)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:1(累計数:16)
国の技術レベルと特産物等:近代・レンガ製の巨塔
収穫:ビュッフェスタイルの朝食

[ 小説第4巻 ] 21:57 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻エピローグ・プロローグ 紅い海の真ん中でb・a 感想

●紅い海の真ん中で -Bloomign Prairie-
一言でいうなら:花畑でキノが寝転がって歌う話
名言:「これからどうする?」「いつかと同じさ。どこかへ行こう」

 

登場人物:キノとエルメス
話の長さ:数ページ
備考:ひと気のない国・キノの故郷の可能性

アニメ一期「紅い海の真ん中で」ページ

アニメ二期「紅い海の真ん中で」ページ

 


bパートあらすじ

   歌を歌うキノ。これからどうするとエルメス。どこかへ行こうとキノ。

 

aパートあらすじ
   その国は廃墟で崩壊した建物と人骨があった。国を出て、丘の上に行くと、そこから一面の紅い花の世界が広がっていた。キノはエルメスとともにその花畑へ突っ込んだ。

 

感想
   崩壊した国を後にしたキノは、紅い海こと一面の花畑に思いっきり寝っころがった。今回のシチュエーションはキノが故郷から逃げ出す「大人の国」の終盤と似ている。紅い海の真ん中で、エルメスにこれからどうするのかと聞かれるところまでが同じである。だがその時のキノは答えようがなかった。しかし今回はしっかりと答えることができた。

 

追記

   小説ではまったく言及されないのだが、どうやら崩壊した国はキノの故郷のようだ。管理人がそれを強く意識したのはアニメ二期「大人の国」視聴後である。アニメでは少女キノが大人の国を脱出、一面の花畑が映される。その後画面は横移動し、少女キノが消えいつもの主人公キノが現れる。このことから2つの花畑は同じ場所であると確信したのである。

   小説における故郷の裏づけとしては、本エピソードと大人の国ラストでの台詞のやりとりが同じだったり、門から出てある程度走ってから花畑に着く事が共通していたり、「寄付の国」にてキノは故郷は滅んだと発言したりしている点が挙げられる。

 


キノの容姿と装備:茶色のコート・カノン・ゴーグル
エルメスの言い間違い:なし(累計言い間違い数:8)
殺害人数:0(キノの累計殺害人数:6)
キノが危害を加えられそうになった回数:0(累計数:16)
国の技術レベルと特産物等:現代(ビルあり)
収穫:なし

[ 小説第4巻 ] 23:16 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday
キノの旅四巻 あとがさ(あとがき) 感想

●あとがさ -Preface-
一言でいうなら:宇宙が舞台の「キノの旅」のあとがき

 

 

内容
   キノが宇宙へ旅立って四大魔王宇宙との戦ったり、エルメスが緑色の宇宙船に変形したり、陸が敵のスパイだったり、シズがクロロホルムによりさらわれた上に刀が五つに折れたり、師匠も手にできなかった伝説のパースエイダー『ビッグカノン 〜魔射滅鉄〜』を手にしたり、敵の特殊部隊”ザ・暗黒武官四十五色”の戦いが予定されていたり、「だって目薬は苦いから」が今後の展開に関わるヒントだったり、ここまでが第一部構想だったり。
   第二部では悪質な株取引に巻き込まれ証券ドラマになる予定だったり、第三部では学校に行く羽目になりそれまでの敵がどんどんクラスメイトになる予定だったり。第三十四部までのプロットが終わってのべ四百五十四巻を計画していたり。
 

感想
   第三部構想のキノが学校へのくだりは「学園キノ」を暗示していたのか。残念ながら管理人は「キノの旅」以外の著者の作品を読んでいないので詳細は分からず。それら想像爆発の作品群を語る著者だった。

[ 小説第4巻 ] 23:19 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.08.10 Thursday