フォトが登場するお話 全話リスト |
小説版「キノの旅」にてフォトが登場するお話の一覧
・第12巻十話「雲の前で」
・第15巻四話「フォトの日々」
・第16巻「見えない真実」
・第16巻「残されたもの」
・第17巻「渡す国」
・第18巻七話「復讐の国」
・第19巻七話「助けに来た国」
・第20巻六話「夫婦の話」
・第21巻「見える真実」
|
||||||||||||
〜 管理人コメント 〜 小説版キノの旅23巻が 2020年11月10日発売! 恒例のレビューは年末年始 頃からになると思います キノの旅データベース 作中言語解説記事 〜それぞれ公開中です 全話リストはこちら キノの旅 the Beautiful World Best Selection I
記事検索 全話リストはこちら
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
|
小説版「キノの旅」にてフォトが登場するお話の一覧
小説版「キノの旅」にて師匠が登場するお話の一覧。キノの言及のみの回は除く
・第2巻口絵「狙撃兵の話」 ・第8巻一話「歴史のある国」
・第10巻三話「保護の国」
・第20巻二話「仲の悪い国」
老婆時代
小説版「キノの旅」にてシズが登場するお話の一覧。一部回想のみの登場回も含む
・第4巻四話「伝統」 ・第4巻九話「たかられた話」 ・第11巻口絵「お花畑の国」 ・第12巻口絵「山賊達の話」 ・第12巻一話「正義の国」 ・第13巻一話「昔の話」 ・第14巻六話「亡国の国」 ・第18巻六話「遺産の国」
・第20巻二話「仲の悪い国」
●赤い霧の湖で -Soared-
bパートあらすじ
船に乗り自室に入った相棒の元に、給仕の女の子がやってきた。相棒にサービスのお湯を渡すと、魔法瓶が積まれたとても重そうなカートを押して次の部屋へと向かった。これくらい大人がやればいいのになと相棒は思った。次の日、起床した相棒はお湯を飲もうとして給油室へ行った。昨日の女の子はと聞くと、カチュアは体が動かずもうだめなんじゃないかと言われた。
相棒はそのカチュアを師匠の部屋に運び込んだ。ベットに横たわるカチュアは弱々しかった。なんとかしゃべったカチュアは、自分はもう死ぬだろうから最後に好きな男の子に会いたいと言った。その男の子とは命を救われたことがきっかけで仲良くなり、将来結婚まで約束したそうだ。赤い霧のエリアにて向こうから来る船と船同士を着け船員の交換をするそうで、男の子はそれに乗っているらしい。
船と船を着けるタイミングで、相棒はガスマスクを持って出ていった。10分ほどで帰ってきた相棒は、体格のいい男の子の手を繋ぎ引き連れてきた。相棒が自分と体格が同じくらいの男の子の手を引いていることに師匠は少し首を傾げた。男の子はカチュアに駆け寄り、感動の対面を果たすとカチュアは力尽きて亡くなった。カチュアの最後を見届けると、相棒は師匠に船員の大人の上司にカチュアが亡くなったと伝えてほしいと言った。師匠が部屋から出ていくと、部屋には一人の死んだ人間と、一人の生きた人間が残った。
とまあこのように解説を書いてみたのだが、自分が読んだときは文章のトリックに全く気付かず、例によって掲示板など他の読者の方の指摘で気付いた。相変わらず管理人に大したことをしておらず、凄いのは気付いた読者の方々だということを伝えたい。話は変わるが220ページに書かれているタイトル部分、-Soared・a-のところのaがなぜかフォントの種類が異なっている。これはミスなのか意図したものなのか? まあ次のページでは普通なのでおそらくミスである。
●始まりと終わりの国 -Starting Over-
登場人物:キノとエルメス
2021/3/27〜追記項目にてこれまでキノが経験したいわゆるゴーストカントリー数について加筆
「重要なのは場所じゃない。人さ。…」という台詞を聞くと、洋画「マイティーソー バトルロイヤル」を思い出す。あと、全くジャンルが異なるが美少女ゲーム「タユタマ2」の菜乃ルートも同様の展開があった。
追記 作中、エルメスが旅人人生何度目かのゴーストタウンならぬゴーストカントリーだと言い、これが何度目かと言いかけたところでキノが遮ぎる。その数を管理人が割り出したところ、この国を含めざっと14度目だった。この数は小説に出たものに限られており、それ以外のBD特典冊子話といったものは含まれていない。14度目か…多いような少ないような。ちなみにこれまでキノが滞在した国の数は約150。そう考えると多いように思える。
2021/3/6〜誤植について追記
●狙撃犯のいる国 -Trigger Control-
登場人物:キノとエルメス、ドクター・メンダ
あらすじ
翌日、ドクターが誘拐された。本人は行方不明となっており、誘拐の証拠として彼女の小指が送り付けられてきた。犯人の要求は警察署長に対し丘陵地帯のある場所に一人で来いとのこと。そこで警察署長を狙撃するつもりらしい。キノに犯人を返り討ちほしいと依頼がきた。なぜドクターと署長さんが狙われたのかを聞くと、一連の被害者はある金持ちの男と売春婦の事件の関係者らしい。金持ちの男が売春婦に襲われ反撃し売春婦が死亡、金持ちの男は正当防衛と判決が下されたが犯人はその判決を逆恨みしているそうだ。
犯人に指定された場所へ雪上用のトラックで進む。署長の身代わりを命じられた警官が運転し、キノは犯人に悟られないよう乗り込む。指定場所に到着、キノは身代わりの男に的確な指示を与え自身は周囲を警戒した。だが犯人は一向に見当たらない。そこでキノは罠だと気づいた。急いで近場で待機している署長の元へ引き返す。だが署長はすでに狙撃されていた。警備は他の者にまかせ一人だけ暖かい車内で休んでいたため狙われた。キノは犯人を発見、身代わりだった警官は逃げてしまったためキノがトラックを運転し追跡する。犯人が撃ってきたためキノは車外に身を投げ、犯人の銃を狙い撃ちした。狙い通り犯人の銃に命中、反動で銃が犯人の頭に当たり気絶させた。
オチ
真相を聞き出した直後、刑事が飛び込んできた。刑事はドクターが犯人であることを知らず、ドクターが人質から解放されたと誤解した。そのままドクターは口車を合わせ刑事を言いくるめたが、キノは特別追求しなかった。キノが出国した翌日、ラジオでは大抜擢された俳優の中継が行われていた。俳優が観客席に近づくと、松葉杖を持った女性がそれを彼に向けた。そして大音量の発砲音が鳴り響いた。
ただ残念だったのは犯人の目星をつけるのが容易かったこと。察しの悪い管理人でもドクター・メンダは明らかにサブキャラクターの範疇を超えており犯人としか思えなかった。一方で物語の元凶であるお金持ちの男は物語の最後で殺された大抜擢の俳優である。この俳優だがお話の中盤にラジオ中継で軽く触れられており、管理人は気に留めなかったが自身のニコ生放送の視聴者にお金持ちの男だと察した方がいた。その洞察力には敬服するばかりである。
追記 このお話には誤植が存在する。ツイッターにて知ったのだが、189ページの三行目に「帽子とゴールをした頭へと命中し、…」とあるが正しくは「ゴーグル」である。
キノの容姿と装備:防寒着・黒いレンズのゴーグル・冬用のグローブ・カノン・森の人・フルート・スコープ・サプレッサー
|