キノの旅を総括したい

"世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい"
そんな世界を余すことなく総括する、キノの旅まとめサイト。ネタバレ注意


    〜 管理人コメント 〜

毎週金曜25:00頃より
ニコ生放送をしています
放送コミュニティはこちら

全話リストはこちら

  完成! キノの旅
Excelデータベース





キノの旅 the Animated Series
上巻(多数決ドラマ特典Blu-ray付)


 
CATEGORIES
 


SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
         
 記事検索

全話リストはこちら












































2017年大晦日企画「管理人の旅」

   2017年は「キノの旅」の再アニメ化や2つ漫画化など、多くのメディア展開がなされた劇的な年となった。そして年の瀬を迎える。アニメ放映は終わってしまったが、いくつかの場所でキノの旅関連の催しがなされていた。こんなことが次にいつ起きるか分からない。そこで2017年を締めくくるべく、大晦日の東京一人旅キノツアーを考案した。今回の記事は、大晦日当日にツイッターで上げたレポートを改めてまとめたものである。


   キノツアーをする上で候補地となったのはとりあえず三ヶ所。
‖翹榲玄┐されているという「秋葉原ラジオ会館」
▲ノグッズが売られているという「池袋パルコ」
K槎燭箸い┐「新宿キノカフェ」

 

   まあこれらはツイッター上でも画像が結構出回っており、特別管理人が撮る必要がない。そこで目的地へ移動中の光景などを取り上げ、それを見て思ったことを長々と書き連ねていきたい。

 

 

 

1.出発
   まずは荷物と言う名の装備を確認する。旅のお供として2in1のタブレットを持っていく。というのも管理人はスマホを持っていない。ガラゲーはあるのだが、それだとツイッターにアクセスできない。なんでスマホ買わないの?と言われると、買い換えるのがめんどうだから。そんな考えで今のガラゲーを買ってから7年ぐらい経過している。まあ、今後劇的にスマホの魅力や必要性が上がったら買おうとは思う。

 

   基本的に自分は他の人に比べて物を買うペースが遅い。というのも興味がある程度では買わない。買う際は意味を強く求めてしまう。例えば、一般ゲームの新作が出たとすると、一部の定番ゲームを除き大抵のゲームすぐには買わない。別に中古や値下がりを待っているわけではない。本当に待つのは完全版である。これは通常版をすぐに買って、後から完全版が売られて買うか悩むのが嫌だからである。そんな感じで無双Orochi2は完全版だけを買ったり、現在は恋姫夢想の完全版を(公式が発売否定しているにも関わらず疑っており)待っている。

 

   まあこんな感じで随所で話を脱線させつつ語っていきたい。
   キノツアーな一人旅。相棒にしゃべるモトラドがいればよかったのだが、残念ながら不在。そこでこのしゃべらないタブレットを相棒としよう。現地でのWiFiポイントを駆使し、当日はツイッターで発信をする。スマホを持っていない自分としては、このタブレットがなければ情報のやりとりができない。今回の旅にはお互いが必要である。家を出る直前にツイッターで出発の旨と、目的地とは別に行ってきてほしい場所がないか募集をしておく。自分が知らないキノゆかりの場所があると面白い。

 

 

14:00
   大晦日の午後、遅めの時間に自宅を出る。管理人は東京住みでないが、過去に何度も東京へ足を運んでいる。目的地の場所は有名な場所付近なのであまり精査せず、ちゃんと調べたのは各目的地への電車移動時間程度だった。まあこの甘い考えにより後に多大な労力を支払うことになるのだが…当時はそんなこと知る由ないという、ありきたりな定例文を使うことになる。

 



2.東京へ
15:30
   JR上野駅に到着。秋葉原へは電車で一本で行けないので、ここで降り乗り換える。すぐに乗り換えの電車の元へ行ってもいいが、大晦日の上野ということもあり、軽く駅構内を歩いてからその辺の壁にもたれかかる。

続きを読む >>
[ おすすめ記事 ] 22:17 - | comments(0) | trackbacks(0) |2018.01.12 Friday
キノの旅アニメ二期第十二話 羊たちの草原 感想

●羊たちの草原 -Stray Army-
登場人物:キノとエルメス
本編約20分
小説版「羊たちの草原」ページ

小説版「旅の終わり」ページ

 

 

あらすじ


   キノはいつものようにエルメスを走らせていた。ふと目の前に、羊の群れがいることに気が付いた。邪魔しないように脇を通る抜けるつもりだったが、突然羊が鳴きはじめ、群れが一斉に突進してきた。あわててエルメスのスピードを上げるキノ。後方の羊たちと距離を距離を取ったかに思えたが、死角となっていた正面の窪地にも羊の群れがいた。やむなく道を外れるキノ。その後を羊たちはしっかり追いかけてきた。

 

   「ダメだ、止まって」。エルメスの台詞でキノは急停車した。目の前は崖となっており危うく落ちるところだった。大地の亀裂は左右におよび、どこまでも続いていた。向こう側には普通の草原だったが、このまま飛び越えるのは不可能だった。迫りくる羊の大群。一度逃げたほうがいいとエルメス。エルメスが指定した逃げる先は崖の下だった。「絶対に迎えに来る」。そう言いキノは崖を降りた。その際鞄も落とした。すぐに羊たちが寄ってきて、崖の上からキノを睨んだ。

 

   崖の底には小さな川が流れており、エルメスのアドバイスで水の流れる方へ進んだ。羊たちは崖の上からしっかりついてきた。キノは鞄に入れてあったフルートを組み立て背中にさげた。移動し夜になったのでキノは休んだが、夜空の背に羊たちはキノを睨んでいた。朝起きると羊たちの姿はなかった。崖を上りスコープを覗いてみると、羊たちは遠くにいた。周囲を観察すると、なにか光っていた。

 

   見つけたのは車だった。幸い羊たちは寄ってこなかったので、キノは崖の上を歩き車の元までやってきた。車は溝にはまっており、近くには運転手の骸骨があった。キノは車に装備されていた頑丈な板をタイヤの下に差し込み、溝から車を離脱させた。キノは車の運転を師匠に教わっていたことを喜んだ。運転手の遺体は埋葬し、あなたのパースエイダーと車を使わせてもらいますと言い黙とうした。

 

   動けないエルメスは2頭の羊に寄りかかられていた。すると音が聞こえ始めた。キノが運転する車だった。キノは車の前に立ちはだかる羊たちを次々と轢いて行った。キノは窓越しにエルメスと会話をすると、エルメスの周囲に燃料を撒き、銃で撃った。するとあたりが火の壁となった。キノは付近にいる羊たちを次々とフルートで撃ち、弾丸がなくなるとカノンと森の人を使った。

 

   とりあえず付近の羊は殺し、ほかの羊は火の壁の外にいた。キノは車から荷物を取り出し、さらに即席のジャンプ台を作った。エルメスは躊躇するが、キノはやる気だった。すると火の壁を越え一頭の羊が立ちはだかった。突進してくる羊。それをキノは車の持ち主の形見であるパースエイダーで倒した。そしてエルメスを加速。ジャンプ台へ走らせ、ついに崖を飛び越えた。着地に失敗し転んだが、それが幸いしエルメスの負傷を防ぐことができた。キノは向こう側の羊たちを見て君たちはなぜ戦うのか、ボクを食べるわけではないのにと言った。

 

   ようやく目的の国に着いた。入国審査官は久しぶりの旅人だと喜んだ。エルメスはどんな国だろうと期待するが、キノにとってはベットがあればなんでもよかった。入国審査官が羊たちを見なかったかと言った。その羊たちはかつてこの国で闘羊として飼われていたが、動物愛護の観点で自然に返されたのであった。キノから羊たちがいることを聞いた入国審査官はグッドニュースだと喜んだ。本当のことを伝えるか、エルメスはキノに聞いた。

 

 

「旅の終わり」
   なんて快適な場所だ、この世界で最高の場所な気がするとキノ。その発言通り、キノはハンモックを2つの木にくくり付け寝そべっていた。それを見てハンモックの子になっちゃいなさいとエルメス。それを聞きそれもいいかな、旅はおしまいとキノ。あわててこれからどうするのさとエルメス。今寝て、起きたら旅をする。ボクがここで旅が終わりだと思えばそこで終わり、昼寝から起きてすることがたまたま旅かもしれない。起きたら続きを始めるとキノ。エルメスはちゃんと起きてと念を押す。最後にエルメスは「キノ、ここまでの旅、楽しかったよ」と言った。

 

   「起きた?キノ」。うん起きたとキノは答えるとゴーグルをかけた。そして「旅をはじめるか」と言い、再びエルメスを走らせた。

 

 

感想


   ついに最終回を迎えたキノの旅。チョイスされたのは小説20巻より「羊たちの草原」。今までの旅の雰囲気とは一転、国に外で羊に襲われるという異色の回であった。エルメスに乗っているのであれば余裕かと思いきや、大量の羊と崖によりじわじわとキノは追い込まれ、ついにはエルメスを一時放置せざるを得なかった。しかしキノは絶対迎えに来るとエルメスに言い、運良く車を入手した後もエルメスを決して見捨てなかった。キノとエルメスの絆が見えるお話である。

 

   今回は久しぶりのOPED放映となった。最近なかったので見れて嬉しかった。最終回が「羊たちの草原」と聞いたとき、なぜこれをチョイスしたのか疑問で、本編を見れば納得のいく仕掛けがあることを期待していた。だがそういったものはなかった。しかし最後に「旅の終わり」が始まり、これはキノの旅が新聞掲載された際の最終話であり、とても最終話らしいものとなった。さらに、エンディング明けには再びエルメスを走らせるシーンとなり、これに関しては原作には存在しない新録のシーンであった。

 

   本編では羊が猛威を振るった。初遭遇時はのどかな風景と思っていたが一転、羊たちが大挙して向かってきた。アニメではどうやら羊たちは3DCGが使われていたが、違和感なくアニメになじんでいた。車に轢かれた羊がぽんぽん舞っていたのは、残虐性を軽減するための配慮か。また原作では羊の数は幾千ともあったので、すこし少ないかなと思った。さらに、一部の羊の鳴き声があからさまに人間っぽく違和感があった。あとで気付いたのだが、名のある声優陣が羊の声を務めたようだ。

 


   原作と違う思ったのは、序盤に羊から追われている際、原作では一回威嚇射撃するが全く羊は動じなかったこと。車を見つけた際に運転手の骸骨がでてくるが、原作では骨は散らばり頭蓋骨は最後まで見つからなかったこと。運転手の手記がありそれにより事の顛末を知るのだが、それがカットされていたこと。車を運転できた時キノが喜んだが原作にも増してキノが喜んでいることだった。


   そして気になったのがキノの声。今回は切迫した展開が続きキノが叫ぶシーンが多かった。それゆえに声優の素の声が印象に残った。これは前々から気になっていたことだったが今回は特に顕著で、本編中において声の振れ幅がとても大きく、違和感が残った。この違和感がどこから来るのか。男勝りな女性たちが出るといえば個人的に「恋姫シリーズ」が挙げられるのだが、そちらでは感じたことがない。そこから察するに、そこでの声優たちは素の声を基に凄みを加えているのかなと思う。それに対しキノの声優は、キノの普段の声が素から離れすぎており、叫び声をあげるとどうしても素の声に近くなり、そこから違和感が生まれるのかなと思う。

 

   その他こぼれ話。キノが見つけた車は現実で前に見たことがある気がし、おそらくモデルの車があること。火の壁を作るために燃料を投下するが、おもったより量が少なくてあの程度あそこまでの火の壁になるか疑問だったこと。そんなところである。

 

   小説版「羊たちの草原」ページ

   小説版「旅の終わり」ページ

 


   今回でアニメは最終回。無事完走を果たしました。アニメスタッフをはじめ、関係者から視聴者までお疲れ様でした。ありがとうございました。楽しかったです。

 

 

 

キノの容姿と装備:黒いジャケット・フルート・カノン・森の人
エルメスの言い間違い。ミラクルパン→正:三行半

 

 

 

 

[ アニメ2期 ] 19:30 - | comments(2) | trackbacks(0) |2017.12.25 Monday
キノの旅Excelデータベース公開!

12/22〜記事修正およびデータベース更新。今後のデータベース更新告知はデータベース上のみとなります

 

 

   キノの旅のアニメがいよいよ最終回です。アニメを機に本サイトに訪問してくれた方も多いかと思います。この場を持って感謝します。
   今回はおみやげと言ってはなんですが、原作小説のエピソードの情報をまとめたExcelデータベースを作成しました。これにより、いままでエピソード数はもちろん、どのエピソードでカノンが出たかといった細かいことまで分かります。個人的に知りたかったのは、第一にいわゆる「サザエさん」時空が発生しているかを知りたかった点。第二に時系列を考察してみたかった点です。時系列まとめについては余所様のページ、

 

・Cinematografo「キノの旅時系列を考えてみよう」

http://cinematografo.toypark.in/kino/time.html
・「キノの旅-旅の足跡-」

http://cat.s11.xrea.com/kino.html

 

…があり、同時に参考にさせてもらいました。偉大な先駆者の方々です。それらを見て自分も作りたいと思ったのですが、時系列は人によって解釈が異なり、自分ではとても自信のある統一見解を公開する勇気がありませんでした。そこで思いついたのが、リストに汎用性を持たせることです。時系列に並べる前までを作り、そこから皆さんに自由に改変してもらえれば、一つの答えだけではないそれぞれの時系列リストが生まれます。それを念頭に今回のデータベースを作りました。

 

   では公開します。ネット上にある「Excel Online」というサービスを使います。下のリンクをご覧ください。

 

https://1drv.ms/x/s!AklL8EjDzbachii4W_VY5pPNvdi5

 

   PCからの閲覧推奨となります(管理人はスマホを持っていないため、そちらでの確認ができておりません。今後知人のスマホから見て改善できそうならしたいと思います)。
   ウェブ上では書き込みといった編集はできませんが、データ数の把握等は可能です。データベースの先頭に書かれているメモを参考にしてください。編集したい場合は各自の表計算ソフトをご使用ください。
   まとめブログとの記述と祖語がある可能性がありますが、その場合はデータベースの方が正しいと思って下さい。また、完成して間もないため今後修正する可能性が十分あります。とりあえず今度の日曜までは変更が入る可能性が高いので、ご注意ください。

 

 

 

[ おすすめ記事 ] 22:25 - | comments(2) | trackbacks(0) |2017.12.21 Thursday
キノの旅アニメ二期第十一話 大人の国 感想

●大人の国 -Natural Rights-
登場人物:キノとエルメス、初代キノ
本編約25分

小説版「紅い海の真ん中で」ページ

小説版「大人の国」ページ

アニメ一期「紅い海の真ん中で」ページ
アニメ一期「大人の国」ページ

 

 


あらすじ

「紅い海の真ん中で・a」
   これからどうするのとエルメス。するとキノは歌おうかなと言った。一面が紅い花の世界だった。キノは乗っていたエルメスから身を投げ、花畑に大の字になった。エルメスが抗議したがキノは笑った。

 


「大人の国」
   噴水の近くで少女が青い鳥を眺めていた。すると男の子達にからかわれた。自分の名前をすこし変えると悪口になるせいであった。彼らがいなくなりふと前を見ると入国したばかりの旅人が、そのみすぼらしさから虫よけの白い粉をかけられていた。そして、その旅人が話しかけてきた。キノと名乗り安いホテルはないかと尋ねてきた。うちがそうだよと言った。

 

   次の日。少女こと私は起きた。窓の外を見るとキノが何かをしていた。モトラドを治すのだという。私はカレンダーをいじり着替えてキノの元へ行った。治しているモトラドはキノが昔乗っていたモトラドとそっくりらしい。モトラドが治り、契約をすることで一緒に旅ができるそうだ。名前を決めることになったので、キノが昔乗っていたモトラドの名前である「エルメス」をこのモトラドにも名付けることにした。

 

   お茶休憩の時に、私は「キノは何をしている人なの?」と聞いた。そして大人なのだから仕事をしているのでしょうと聞いた。キノはああ本当はねと答え、強いて言うなら旅をしていると答えた。嫌なことはあるかと聞くと、楽しいことの方が圧倒的に多いと言った。私は仕事はつらいもので楽しくない、楽しいのは仕事じゃないと言った。そうかなとキノ。私は大人になるための手術明後日受けると言った。

 

   子供は好き勝手に行動していていい。大人には自分勝手な行動は許されず、仕事をしなくてはならない。そこで12歳の誕生日に手術をして、頭の中の子供を取り出す。すると、嫌なことでもなんでもできる立派な大人になれる。12歳直前の一週間は「最後の一週間」と呼ばれ、大人から子供に話しかけてはいけない。また毎日特別なお菓子をくれるのであった。

 

   それを聞いたキノは、ずいぶんと乱暴な話だなと言った。なんで乱暴なの、手術でちゃんとした大人になれると私。するとキノは僕にはちゃんとした大人ってなんなのか分からない、嫌なことができるのが大人なのか、それで人生楽しいのかと言った。キノは大人なのと質問する私。「僕はキノさ」「そして旅をしている」、さらに旅をして好きなやりたいことをしているとキノは言った。

君の一番好きなことはなんだいとキノ。私は歌うことだと言った。キノは自分も好きだと言い、歌を披露してくれた。その後で私も歌を披露した。キノは拍手をしてくれて、歌手になるのはどうだいと言った。でも両親が歌手じゃないので歌手にはなれかった。

 


   朝、私は目覚めた。今日が子供でいる最後の一日だった。両親が大人達と話をしていた。子供を育てあげるという大人の仕事を立派に成し遂げたと称賛されていた。私は両親に近づき、大人になる手術は受けたくないと言った。すると父親は大人を馬鹿にするのか激昂した。母親も同様だった。まわりの大人達も非難した。

 

   父親は私の手を引きキノの元へ詰め寄った。だがキノは全く動じなかった。さきほどいた大人達が来て、どんな国にも独自のしきたりがあるとキノに言った。キノはそれを認めそろそろ出発すると言った。もう行っちゃうのという私が言うと、キノは一つの国に三日間と決めているんだと言った。そんなキノの目に包丁が映った。私を殺害するのだと言う。そして包丁を持った父親が刺しかかってきた。

 

   それをキノが身を挺して守った。キノは死んだ。大人達は不幸な事故だと言った。父親はキノに刺さった包丁を抜くのに手間取っていた。それを見ていると「自転車に乗ったことはあるかい?」という声がした。あるよと答えると、ここにいると君死ぬんだろ、死にたいのかい?と言われた。できることなら死にたくないと私。すると「じゃ、第三の選択だ」と声がし、モトラドの操作方法を言った。私の目に羽ばたく青い鳥が映った。「逃げるんだよ」と言う声を皮切りに私はモトラドに飛び乗り、モトラドを走りだした。城門を超えると青くて爽やかな世界が広がっていた。

 

   国からだいぶ離れ、一面が紅い花の世界にいた。慣れない操縦のせいかモトラドごと倒れてしまった。倒れた事に抗議する声を聴いて、ようやく声の主がモトラドであることに気付いた。モトラドは私のことをキノと呼んだ。ふと、自分のポケットの中にお菓子が入っていることに気付いた。私はそれを割り、モトラドに私はキノだと認めた。そしてモトラドの名前はエルメスだと教えてあげた。最後にモトラドは聞いて来た。「これからどうするの?」

 


「紅い海の真ん中で・b」
   一面が紅い花の世界で、歌声が響いていた。アンコールと声がした。じゃあもう少しと、再びキノが歌った。「これからどうするの?」とエルメス。その問いにキノは「いつかと同じさ。どこかへ行こう」と言った。

 


感想


   生まれた国であたりまえに子供から大人になると思っていた。でも旅人キノが来て自由に生きているという事を知った。それにより大きく運命が変わったといういつもの主人公キノの誕生のお話。アニメとしては前回の「優しい国」での少女と旅人の出会いをなぞるかに見えて、その結末は全く異なるものとなった。失敗作の子供は処分するというこの国の認識で殺されかけたが、旅人キノが身を挺して救ってくれた。それにより少女キノは青い鳥のように世界に羽ばたいたのである。

 

   青い鳥はOPでも特徴的であったが、今回のアニメを見て自由の象徴であると思った。作中至る所で登場し、旅人キノや国を脱出した少女キノに合わせるように自由に飛び回った。一方で、物語の前半には青い自転車が登場したのも気になった。少女キノは自転車に乗ったことがあると答えたが、本編中では乗っている姿は映されなかった。鳥のように飛ばず走り出すことのない、止まった存在だったのである。

 

   作中の台詞で大人がどんなところにも独自のしきたりがあると言っていたが、大人の国はなんとも怖い国である。少女キノはこの国で言う大人、嫌な仕事ができる大人に手術でなることが当たり前だと思っていた。しかし自由に生きる旅人キノのおかげで疑問を持つことができた。現実世界においても自分達が気付いていないだけで、外の人からすれば「なんじゃこりゃ」と思われる伝統があるのかもしれない。普段みなが抱えているストレスは、そういったものから来ているのかもしれない。原作者もそれを意図して今回のお話を作ったのだと思う。現実を非情だと思ったことがあるが、悪だと思う存在に従う必要もない。今回の少女キノのように、みなが美しい世界を発見できれば幸いである。

 

   今回のアニメは色の明るさが凝っていたと思う。Aパートが終わりCMが明けると明らかに色が暗かった。しかし国を脱出するとそこにはとても明るい世界が広がっていた。いままでパッとしていなかった世界が綺麗に色づいたことが視覚的に表現されていた。そして一面が紅い花の世界も、幻想的で精彩に富む素晴らしい映像であった。これは今回の二期アニメ化がなければ見ることが叶わなかった事である。

 


「大人の国」というエピソードは、前回の「優しい国」と同様キノの旅の鉄板エピソードであり、それだけに多くの媒体による「大人の国」が存在する。原作小説・一期アニメ・二期アニメ、さらには漫画化もなされており、そちらではそれに加え旅人キノの生存ルートまでもが存在する。

 

   今回のアニメと原作小説との違いとしては、大人のなる前の「最後に一週間」にもらえると言うお菓子が挙げられる。お菓子は原作にないアニメオリジナルでいろいろ意味がありそうである。大人の手術を受けるための薬という解釈や、個人的に思ったのが漫画「ドラゴンヘッド」に出てくる感情抑制剤?入り食糧という見方。最後に少女キノがお菓子を割ったのは、子供の象徴ともいえるお菓子を割ることで子供から決別したなどなど。だが、お菓子について気になる点がもうひとつある。アニメをよく見ていれば分かるがこのお菓子の出所、これは少女キノが朝起きて部屋のオブジェクトから取り出したのがお菓子の入った袋なのである。つまりこのオブジェクトは「お菓子の家」だったようだ。そのお菓子を食べてしまうと、悪い存在に取り入れられてしまうようである。

 

   その他に思った細かい事。最初と最後にキノが歌ったが、この音楽の元となったものはあるのか気になった事。漫画版「大人の国」では旅人キノと少女キノが恋愛対象内に見えたが、今回は背の差ゆえかそうには思えなかった事。大人の説明を受ける教室が赤い十字で印象的で、忘却の旋律やユリ熊嵐を思わせた事。これと関連し、提供会社表示の背景がこの赤い十字なのだが、慣例だと武器が表示されるはずでそうなったのは今回の武器と言えば包丁しかなく、ネタバレになるのでやむを得ない措置なのかなと思った事。「いつかと同じさ。どこかへ行こう」の台詞はこちらでも指摘しているが、過去のラジオCMがとても印象に残っており、また聞きたくてどこかに音源がないか探している事、といったところである。

 


   そして、いよいよ次回は最終回。今回の「大人の国」や「優しい国」を差し置いて、「羊たちの草原」というまさかの最終回チョイスとなった。なぜこれにしたのかという疑問が強いが、ここはぜひ最終回でそれを納得できるだけのものを見せてほしい。

  

   小説版「紅い海の真ん中で」ページ

   小説版「大人の国」ページ

   アニメ一期「紅い海の真ん中で」ページ
   アニメ一期「大人の国」ページ

 


キノの容姿と装備:十一歳
エルメスの言い間違い:なし

 

[ アニメ2期 ] 15:00 - | comments(5) | trackbacks(0) |2017.12.16 Saturday
キノの旅アニメ二期第十話 優しい国 感想

●優しい国 -Tomorrow Never Comes.-
登場人物:キノとエルメス
本編約25分
小説版「優しい国」ページ

アニメ一期「優しい国」ページ

 

 

 

あらすじ

 

   一面が紅葉の森の中。エルメスを走らせながらキノは言った。これから行く国は旅人の評判がかなり悪いらしい。道はいくらでもあるのだから行かなければいいのにとエルメス。そこまで言われているのだから興味があるとキノ。そして目の前に目的の国が見えた。「とっても思い出深い、一生忘れられない国になるかもよ」とエルメス。「だといいね」とキノ。

 

   城門の兵士に何日滞在するかと聞かれたので、キノは例よって三日と答えた。すると兵士たちは顔を綻ばせた後、すぐに敬礼し門を開けた。入国審査をしないのかと聞いたが、犯罪を起こさない限り失礼だと返された。門の向こうでは多くの住人達が出迎え、口々に歓迎してくれた。絶対に別の国だとエルメス。キノは歓迎に感謝すると、安いシャワー付きのホテルがないか聞いた。住人達がそれぞれしゃべる中、「うちがそうだよ」と声がした。現れたのは少女で、私はサクラだと自己紹介をした。キノはサクラの両親が経営しているというホテルに泊まることにした。

 

   多くに住人から声をかけられつつ、サクラに案内され道を歩くキノ。サクラが「キノ」と言う名前が響きが良く素敵だと言った。キノは一旦昔そう思ったと言い、今でもそう思っていると言った。そしてキノはサクラという名前も響きがいいと言った。サクラは自分の名前について話すと、キノが押し黙った。どうしたのとエルメスが言うと、キノは「なんでもない。説明できるようなものじゃないよ」と言った。

 

   ホテルに着くとサクラの両親が出迎えた。サクラは、エルメスを入れやすいようにと一階のドアが広い部屋を選び、そこへ案内した。さらに、この国を案内させてほしいとキノに言った。キノはそれを承諾した。どこに行きたいかと聞かれたキノは、パースエイダースミスの元へ案内してもらった。怖そうな老人がパースエイダースミスだった。キノはカノンを差し出した。一日ぐらいかかると老人は言った。明日来るとキノが去った後、老人は驚いた長生きするものだと言った。

 

   街の公園で、国の歴史を伝える劇をしていた。劇はある程度進んでいたが、キノが現れたことで席を譲られ、さらには最初から劇をやりなおすことになった。それを受け見てキノは照れた。改めて劇が始まった。祖先は迫害され放浪の身であったが実り豊かな森を見つけ、ここに国を作ることにした。そして今があるのだった。劇の後でキノはバーベキューに参加した。キノは焼く係りで、大した手際だと褒められた。エルメスからは焼くだけだからと念を入れられた。エプロンを渡されそれを着たキノは、ここでも照れた。それを見たエルメスは「なんか楽しそうじゃん」と言った。

 

   次の朝。キノはいつも通り起きてエルメスを起こした。そして昨日差し出したカノンを受け取りに行った。カノンを確認するキノは驚いた、初めて手にした時以上だと言った。老人は怖そうな顔のまま、そうかいと言った。お代はとキノがいうが、いらんと老人。そしてキノに、師匠と呼ばせる凄腕のパースエイダー使いを知らないかと聞いてきた。キノは知らないと答えた。老人はさらに、森の人というパースエイダーをキノに使ってほしいと言ってきた。キノは受け取ることにした。すると老人は調子をよくし、試し撃ちなどをするとキノを強引に連れていった。

 

   ようやく老人から解放されたキノ。するとサクラがお連れしたい場所があると言った。そこは城壁の上で、夕日がとても綺麗だった。ここが自分の一番好きな場所で、いつかお客さんが来たら絶対案内しようと思っていたとサクラ。そして、両親のあとをついで立派な観光案内人になりたいと言った。キノはなれるさ、いやもう立派な観光案内人だと言った。

 

   ホテルに帰ると、サクラがキノに旅をしていると辛いことはないか聞いてきた。たまにあるが、それでも旅を続けるとキノ。それはするべきことだと思っているからですかとサクラ。やりたいと思うことだからさとキノ。それを聞いてサクラは感激した。そこに両親が来て、サクラも旅にでてもいいのよと言った。サクラは少しの間考えたが、ここで勉強して一番の案内人になると言った。

 


   次の日。結婚式を見に行った。これから小さな袋をたくさん投げるそうだ。欲しい子供の数だけ木の種が入れられており、この種を持って明日を迎えられた人が次に幸せな花嫁になれるのだという。サクラは手にできなかったが、キノは木の種を引き当てサクラにあげた。

 

   ホテルに戻ると入り口に兵士がいた。出国の準備をと言われたキノは、もう一日二日滞在できないかと言った。驚くサクラとエルメス。だが兵士はルールですからと断った。城門にて、サクラの父から野宿の場所を教えてもらい、サクラの母親からはお弁当を貰った。多くの人に見守られたキノは感謝した。最後にサクラ歩み出てきた。キノはありがとうと言い握手をした。そしてみなに「またいつか」と言い、エルメスを走らせた。三日以上の滞在を望むなんて珍しいとエルメス。自分で驚いているとキノ。そして、噂と違ったことについて、最初は気にしていたが途中からどうでもよくなったと振り返った。

 

   夜。寝ていたキノが急に起きた。どうしたのとエルメス。キノはいつになく低い声で、嫌な感じがすると言った。その後、大きな音がした。火山が爆発し、火砕流が国を覆った。あそこへ行ってできることはあるかとキノ。全員死んでる、行っても死ぬだけだよとエルメス。

 

   夜が明けようとしていた。キノはサクラの母からもらったお弁当に、手紙が入っていることに気が付いた。そこには、一ヶ月前に火砕流が襲う事を察知していたこと、住人はそれでもこの場所にとどまることを決意したこと、これまで旅人に対する不遜な態度をとったゆえにその印象だけ残ってしまうということ、この国を素敵だと旅人に伝えたかっただが全く来なかったこと、そこへ来たのがキノだったことが書いてあった。また追伸としてサクラはそのことを知らず、キノに無理やりあずけようともしたが、サクラが望んだので連れて行くことにしたとあった。

 

   「今、ボクが何を考えているのか、当ててみようか」とキノ。「どうぞ」とエルメス。「ボクは、こう思っている」「サクラちゃんが、無理やりにでもお預けされなくて、助かったと、ほっとしている」とキノ。「だろうね」とエルメス。

 

   「エゴだよ、これはエゴだ」とキノ。どのみち二人乗りで旅は無理さとエルメス。さらに弁当を見てみると、サクラの手紙もあった。そこには私が持っていても仕方がありません、私達の事を忘れないでと書かれており、木の種が入っていた。

 

   完全に夜が明け明るくなった。森の人を装備したキノに、エルメスは似合うよと言った。いい国だったねとエルメス。キノはそれに同意し、エルメスを走らせた。

 

 

感想


   評判が悪い国に来たキノとエルメス。だが実際はその真逆で、あまりの心地良さにキノは三日以上の滞在を希望するほどだった。全く評判と異なる国に、最初こそ戸惑うキノとエルメスであったが、サクラの案内のもと国を回り住人達と交流した。だがこの国には悲しい運命があり、キノがそれ知ったのは国が失われてからであった。このエピソードは、キノの旅公式15周年スペシャル投票企画「人気の国」第一位であり、アニメ第一期でも取り上げられた鉄板エピソードである。悲劇的ながらも、人気投票一位とみなから支持されたエピソードが、今回再びアニメ化となった。

 

   今回のアニメ化において最も特筆すべき点は、手紙を読む際の追加されたキノの台詞。上記あらすじに書いた「今、ボクが何を〜」の段落部分は、原作小説や第一期アニメには存在しない台詞である。管理人はアニメを見ていてこれらをキノが急に喋りだしたので驚いた。この台詞だが、自身のニコ生放送で指摘された後、原作者ツイートにてようやく真意を知ることができた。この追加された台詞は原作者が本来意図したバージョンであり、別冊等で取り扱ったものであったのだ。内容は、サクラを引き取る展開にならなくて良かったというキノである。そしてそれが次の「エゴだ」と続く。管理人は追加台詞がない状態でこの「エゴだ」を読んだ際、母親がサクラを連れて行ってしまったことをエゴだと言ったのだと思っていた。しかしその真意は、こんな悲劇を目にしてもサクラを引き取る展開にならず、自分は今まで通り旅を続けることができるので良かったという感情を持っている、そんな自分に対する非難の言葉として「エゴだ」と言ったようである。旅人キノ。改めてキノの旅へ執着がうかがえた。

 


   今回のアニメは定例のOP・ED共々カットされ、最大限ストーリーに尺を割くように配慮してあった。背景美術に関しては冒頭の紅葉の森や、城壁から見渡す夕焼け、さらに暗くなり明かりが灯る国までとても細かく綺麗であった。また住人達に優しくされキノが照れるのは、なかなか見る機会のないレアな表情であった。

 

   一方でいくつかのシーンは気になった。カノンを受け取るパースエイダースミスだが、その際カノンが瞳に映る描写のみにとどまった。ここは原作にある通り表情の変化を見たかった。次に、国を出て夜目覚めた際のキノの声。いつになく低い声は尋常ならざるものを察知しているためだと思うが、あまりにも今まで聞いてきたキノの声と異なった。とても違和感が残る。そしてこれは確証がないのだが、どうもサクラの存在感が薄い気がし、最後の手紙があまり心に響かなかった。原作や第一期で見慣れてしまったせいかもしれないが、それとは別に今回のアニメはパースエイダースミスや劇に多めの尺が取られ、サクラ不在の時間が多かったせいとも思える。


   原作小説との違うと思ったことについて。小説ではエルメスのメンテナンスを優しくて腕のいい機械工がしてくれるのだがカットされていた。また、パースエイダースミスに銃を差し出した際、小説では半日でメンテナンスしてくれたのがアニメでは後日引き渡しになっていた。あと、バーベキューの際に味オンチなキノが手をださないようにとエルメスが注意した。これは小説にはないクスリとくるアレンジである。そして、重大だと思うのが三日目の朝にキノが寝坊するシーンがカットされていたこと。これはあまりにキノが滞在が心地良すぎて調子が狂ったことを表すシーンであり、カットすべきはなかったと思う。

 

   第一期アニメと違うと思ったことについて。一期の方では劇はカットされており、国の歴史は博物館ですまされた(劇をしている今回の方が原作小説準拠)。また国を出る際の野宿する場所について、一期の方では念を押すように強く場所を言っていた。あと、出国して目覚める際キノは銃を手にしながら起きたが、第一期アニメではうつ伏せで寝ていた。ちなみに小説は体の向きに関しては指定はない。しかし起きてからホルタ―のカノンを抜いたと記述されており、少なくとも第二期アニメのようにカノンを構えたまま寝ているわけではない。


   そして、次回は大人の国である。ここからの文章はアニメ二期がキノの旅初見の方はネタバレになるので見ないでいただきたい。
   今回のエピソードで、サクラという名前を聞いた際に説明できないとキノが言ったり、国を案内してくれるサクラを優しくキノが見守っていたのは、キノが自分の昔と重ねているためである。そして大人の国では今回のようなお話の展開となるが、その展開は狂気的なものとなる。順番的には「大人の国」→「優しい国」と見るのが気持ちいいのだが、第二期アニメでは逆の構成となった。この試みはいい方向に出るか否か。「優しい国」という良いお話を見て、「大人の国」も似ているなと思いきや狂気的な展開で、初見の視聴者が突き落とされた気分にならないか心配である。

 

   小説版「優しい国」ページ

   アニメ一期「優しい国」ページ

 

 

 

キノの容姿と装備:茶色のコート・カノン・森の人入手
エルメスの言い間違い:家財道具→正:火砕流

 

[ アニメ2期 ] 10:24 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.12.09 Saturday
作中言語「いろいろな国」の新聞を解読する

2017/12/9記事修正〜本文中で「AVKUSUIN」と訳していたが、正しくは「AVKUSHIN」

 

 

   以前、仮完成した作中言語アルファベット対応表。今回はそれを基にアニメ第9話「いろいろな国」の「徳を積む国」の新聞を解読していく。

 

 

まずは新聞名らしき文字が書いてある面より


最初に大きく書いてあるのは、
NEUES TUGEND
これらはドイツ語らしく「新しい」「徳」と翻訳結果が出た。

 

その下、写真の下の見出しはローマ字で
NIDAI BANK GAPPEI HE(二大バンク合併へ)
Rainendo tougou de goui(来年度統合で合意)

 

 

反対側の面は

右上より、
GEKKAN KOUROUSYOU(月間功労賞)
JUSYOUSYA HAPPYOU(受賞者発表)

 

問題なのがその左下で、
NANBYOU(難病)AVKUSHIN(?)
KAIHATSU NI SEIKOU(開発に成功)
Sekai(世界)manea(?)kuitome ni(食い止めに)
ookiku kiyo(大きく寄与)

 

と分からない言葉がある。「manea」はおそらく「manen(蔓延)」で、製作者のミス。
「AVKUSHIN」は固有名詞なのか。しかし難病を開発という文脈から固有名詞が来るとは考えづらい。そのことから「AVKUSHIN」ではなく「WAKUCHIN(ワクチン)」であればしっくりくる。

 

 

こちらは老人が見ている面

画面中央より、

RENZOKU YUKAIH-
AN(連続誘拐犯)TSUINI GOYOU(ついに御用)
Miseinen 6nin higai(未成年6人被害)

 

画像右上は
KEIHANZAI TASUU HASSEI(軽犯罪多数発生)
とある。この国は徳ポイントがあれば減刑される国。それにより軽犯罪を誘発していることをうかがわせる文章である。

 

画像右下は
GIINOSYOKU(議員汚職)
NO YAMI(の闇)

 

その左下は残念ながら文章を見いだせず。おもな新聞の見出し解読はここまで。

 

[ アニメ2期 ] 19:41 - | comments(2) | trackbacks(0) |2017.12.08 Friday
アニメ「キノの旅」の作中言語を解読する

   アニメ「キノの旅 Animated Series」では、タイトルをはじめ作中の記念碑や新聞等に固有文字が使われている。タイトルを見れば察することができるが、これら固有文字はアルファベットの大文字小文字に対応している。そのためタイトルはそのままローマ字で読むことができ、ほかにも「徳を積む国」の新聞の見出しに関しても同様である。だが「歴史のある国」の記念碑や「電波の国」の犯人報告書については英文で書かれており、適時切替がなされている。

 

   まずは結論から。アニメ第9話「いろいろな国」放映を終え、判明した言語は以下の画像のようになっている。まだ完全に確定したわけでなく、今後変更・修正する可能性があるのでご注意願いたい。

 


   解読の経緯について。アニメをみて作中に固有言語が登場。少し頑張れば読めそうという考えで、解読を試みた。タイトルは確実に対応しているので、各文字とアルファベットの対応を記録。ここまでは簡単だが、これだけではアルファベットを網羅することはできない。そんな折、「歴史のある国」のアニメ放映を迎えた。終盤、師匠達の所業を伝える記念碑が登場し、大量の文章が描かれていた。これがどうやら英語のよう。管理人は英語が苦手なので放置していたのだが、「623様」がツイッターにて、解読した情報を持ち込んでくれた。それが以下の画像である。

 

 


   貴重な情報で大変感謝している。この文章およびアニメで各所に登場する作中言語をまとめ、アルファベットとの対応をまとめたのが先の画像である。ではこれを基に、これまでアニメで登場した作中言語の解説をしてみたい。

 

 

5話「旅人の話」にて。展示されたモトラド。脇のパネルに書いてあるのは
The First President's Motorrad
つまり「初代大統領のモトラド」となる。

 

 


8話「電波の国」にて、シズ達が泊まる直前のカット。左上より、
MOTEL(モーテル。街道沿いにある自動車旅行者用のホテルらしい)
Cable TV(ケーブルテレビ)
Queen Bads(クイーンベッド。よくダブルベッドとか言うが、その区分でクイーンベッドというのがあるらしい)
Coin Laundry(コインランドリー)

 

ENTRANCE(エントランス。入り口)
Daily Weekly(日刊・週刊。ようは1日から短期間滞在可ということのよう)
Vacancy(空室ありということ)

 

英訳参考:「英辞郎 on the WEB:アルク」https://eow.alc.co.jp/

 

 

3話「迷惑な国」に出てくる公務員の名札。字がつぶれていて全く分からないように思えるが、対応表があれば察することができる。書いてあるのは
UGOKUKUNI KOUMUIN
つまり「動く国 公務員」という、まさかの国名判明である。原作小説では稀に国名が登場するが、ヴェルデルヴァル(平和な国)や長すぎるアジンの国といったもので、今回のような名前の国は登場しない。

 

 

9話「徳を積む国」の老人の身分証。

 

TOKUWOTSUMU KUNI  ID card
Otto Normalverbraucher
Tokuno caoital
09440816 00160816
abrh-179
point
n017801435629401439423564014

 

こちらも「徳を積む国」という国名。次に名前が書いてあるが、これはドイツ語で「オットー 一般消費者」。これは日本でいう「山田太郎」で、そのドイツ版らしい。(参考URL:イーコムドイツ語ネット「ドイツのことわざ:一般消費者のオットー」http://ja.myecom.net/german/blog/2016/024071/

次に「Tokuno」は「徳の」のローマ字読み、「caoital」が英訳で「資本」。以後は数字となる。管理人には思いつかなかったが、数字にはなにか当て字があるかもしれない。

 

 

「徳を積む国」の新聞については次回の記事にて。

 

 

 

 

 

[ アニメ2期 ] 21:32 - | comments(0) | trackbacks(0) |2017.12.07 Thursday